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大和「おう。そんじゃあ俺が記者になった頃から遡る。編集長が俺のSNSのアカウントにDMを送ってきたんだ。「とある投稿を見つけた。ぜひ会って話をしたい白澤さん」とね。俺はアカウントでは大和(ひろかず)で活動しているからバレることはほとんどない。だからもちろん最初は断った。怖いからね。でも彼女は妙に会いたい会いたいと言ってくる。だから、遂に俺は彼女と話すこととなった。彼女はその際、とある投稿を俺に見せた。「預言:白に澤の苗字に恵の名前。80歳のばあさんが亡くなる」という」
涼夏・陽翔「はっ…!」
康介「…!」
大和「知っての通り、おばあちゃんが亡くなりました。それから俺は記者になったのです。その編集長の元で。そして、記者になり編集長が俺に言ったのです。とある考察を。それは白澤家内で予言者。言ってしまえば、殺人鬼。そして、最後の投稿である実写の俺を見つけてくれ。これは白澤家に言っているのではないかと。そして、今日は10月31日。彼は来年のハロウィン行こうという予言を残している。もし予言どおりであればきっと彼は我らの元へ姿を現すでしょう。この中にいるんじゃないですか?」
全員「……」
この場の全員が自分以外の目を見て怪しむ。
大和「話を変えますね。おじいちゃんが亡くなるその日の午前。俺はさっき言った通り、スーパー院長の取材へ行きました。取材が終わった後、俺は話をまとめるため、待合室に座ってたんです。そして、午後7時。俺はおじいちゃんの病室に行ったんです。その時に俺はとある声を聞きました。おじいちゃんともう一人、”女性と思われる声”を。そしてその声は聞いたことがありました。姉ちゃん」
陽翔「涼夏。どういうことだ?」
大和「話を続けます。そして、おじいちゃんはこう言いました。「これを書くのかい?”涼夏”」と。そしてその返答は「そうだよ。おじいちゃん」と」
陽翔「涼夏!」
涼夏「……。ごめんなさい。私が殺しました」
大和「それから、おじいちゃんの声がしなくなると姉ちゃんは出てきて鉢合わせた俺と他愛のない話をしてそのまま帰りました」
陽翔「まさか…お前が…」
涼夏「認知症を利用したんです」
大和「動機は?」
涼夏「憎かった。ケチケチと愚痴をつけ女の私を早くに結婚させようとした。病気をしたときにこれはチャンスって思って自殺と思わせ殺した」
大和「ふう…やっぱり…」
涼夏「本当にごめんなさい…」
大和「…」
陽翔「警察には?」
涼夏「言うつもりはなかった。でもこれから自首する」
そして、私は葬式の後自首することを決めた。
葬式が終わり、それぞれが散り散りになった。その時だった。今まで黙っていた母が口を開いたのだ。
由紀子「ちょっと話をいい?」
その言葉に皆が足を止めた。
大和「うん。いいよ〜俺はね〜」
陽翔「ああ」
涼夏「……」
そして、母が話し始めた。
由紀子「母(恵)が亡くなる予言をしたときに投稿者は予言を預言と言った。神の言葉を人々へ伝えることを預言と言うらしいですがなぜ彼は預言と言ったのでしょうね」
大和「確かに…でもなぜ…というか投稿者の正体って分かってないですよね…姉ちゃんとは別らしいし」
由紀子「…」
陽翔「そんなことはどうでもいいだろ?もう事件は解決したんだ」
大和「そう…だな」
そしてこの事件の幕は閉じたのだった。
その謎は分からずのまま……一体正体は……?