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ラブベロ 照れさせ大作戦
⚠同一CP R15ぐらい 百合
スキンは別の世界線の彼等、だと勝手に思っています。
ラブニカ▶LOVEBUG スキンのこと
初手から付き合っている
ベロニカ(Normal)視点
コテージの鏡の前で、考えに耽る。
考えるのはいつも、私の恋人の彼女の事。
自分と同じ形で、同じような見た目。
それで、話し方だって一緒。
1つ違うのは……
「ベロ〜!今日も可愛いね〜!」
「My honey〜!!ハグしよ〜!!」
「私、ベロが思ってるよりベロのことすきなんだよ〜?」
ちょっと、いや、凄く愛情表現が激しい。
ラブは恋人ならこれぐらいって普通、とか言ってたけど…
流石にちょっとはずかしい。
ラブと話すとき、毎回バッテリーが爆発しそうになるのも、液晶がいつもより赤くなりやすいのも、きっとラブのせいだもん!
ラウンド中、ラウンド外でも関わらずいつもあんな感じなせいで、こっちは頭が爆発しそうになっちゃうし!
だから今回こそは……
私がラブのこと、爆発しそうになるぐらい照れさせちゃうんだから!
決心とともに、洗面所から歩き出す。
実を言うと、もういくつか作戦は考えてある。きっと全て試せばラブも…!
彼女の反応を想像して、ケーブルの尾が揺れた。
ふとタイマーを確認すれば、もう少しでラウンド開始の時間。彼女に会える。
スプレーやスケボーをしっかり用意して、準備完了!
きっと今回も上手くいくはず。
そう、私だからね!
ゲームが始まった。
ステージはブランドンワークスで、
今回のキラーはジョン・ドゥらしい。
いつも通り、スプレーを壁に吹きかける。
1つ目が完成した所で、突然後ろから衝撃を感じた。振り向けば、
「My cutie♪調子はどう?」
ラブにバックハグをされたらしい。
ここで第1の作戦!
私もラブみたいに恋人っぽいあだ名で呼んでみる作戦!
元は同じだしきっと照れるところは同じなはず……!
「元気だよ!ま…my love!」
口に出した瞬間、ピタ、とラブの動きが止まる。嫌だったかと声を出そうとした時、
「ベロ!それ、もう一回言って!!」
「え?えっと…my love?」
「わ〜っ!かわいい〜!!!」
嬉しそうに私の肩を掴んでぴょんぴょんと飛びはねる。
その様子が凄く可愛く見えて、
「ラ、ラブの方がかわいいよ!」
なんて口に出す。
照れるかな、と彼女の表情を見れば、
「えへ、ありがと〜!!」
「大好きだよ、ベロ!」
そう言ってハグをしてから、
「…後でもっと可愛いとこ見せてね♡」
と、にんまりしてから去っていった。
残されたのは、照れマークと共に、画面の色がほんのり赤くなった私と、半分だけやられたジェネレーターだった。
第1の作戦はカウンターされて終わった。
悶々としながらジェネレーターを終わらせ、バッテリーを貯める。
「ラブのやつ…いっつもずるいんだから…でも次の作戦ならきっと…」
なんてぶつぶつと呟く。
近くを通る他サバイバーの視線を感じた気がするが、そんな事は知らない。
彼女のことが頭から離れない。
ずっと考えていたせいで、スケボーしてた時壁にぶつかってヌーブ君に心配されたし…
とにかくぜーんぶラブのせいだ!
そんなことより、私はしっかり生きて、次の作戦を遂行することを考えないと!
ジェネレーターを終わらせ、拳を握ってみんなの方へと向かう。
出来ることなら私もキラーを妨害しないと!と奮起してスケボーを抱える。
周りを見渡し、歩いていれば山の坂辺りで誰かが逃げ回っているのが見える。
あれは…
「ラブ?」
ハッとした。こうしちゃいられない、今すぐ彼女を守りに行かないと!
そう、私の第2の作戦は……
ラブをかっこよく救出すること!
急いで走って、山の方へと向かう。小さい坂の方から登れば、あそこにはペイントがあったはず。
チャンネルをバンパー_キラーを吹きとばせる効果があるよ!_に変えて、坂を昇る。
「ラブ!!!!!」
頂上に着いた時見えたのは、
「んー?」
「どうかしたの?ベロ」
元気な顔をこちらに向ける、恐らくキラーを突き飛ばしたあとのラブがいた。
先を越されてしまった、とか彼女が無事でよかった、とか色んな考えが頭を少しの間邪魔した。
でもよく見ると、腕に汚染が着いていることに気がついた。
「ラブ…!怪我してるじゃん!」
「あ、気づかれちゃった?」
「気づくに決まってるよ!バッテリー、まだ残ってる?」
「勿論!さっき吹き飛ばした分もあるし」
「今の吹き飛ばしのおかげでキラーも諦めてどこか行ったと思うし、もう大丈夫__
彼女の言葉が遮られるようなけたたましい咆哮が聞こえた。
何事かと思って下を見れば、棘に刺されてだらりとしている死体と、それでスピードを貰ったであろうジョン・ドゥが、凄い速さでこちらに向かってきていた。
「…ベロ、せめて君だけでも逃げ「ぜっっったいに嫌!!!」
「でも私スタミナないし…」
「関係ないよ!こっち来て!」
ラブの手を引っ張って、チャンネルをブロードキャスト_スピードが貰えるもの_に変える。そして、狭い坂のギリギリにたって、キラーが来るのを待つ。
予想通り、彼は坂を登り、私達を追い詰めようとしてくる。
私は覚悟を決めて、スケートボードに乗った。
「ベロ…!?」
腕に抱えた彼女と共に。
私たちがキラーに衝突した…かと思えば、通り抜け、スピードが付与される。
そして、こちらを追おうとしてくるキラーと何とか距離を離した。
2人分乗せているから少し遅いけど、速くなっているからギリギリで彼も追いつけない。ジョン・ドゥはちょっと足が遅い。
スタミナが切れたのか、彼は動きを止める。
私達はトリックを何回かした後、なんとか距離を離すことができた。
「ふぅ…危なかった…」
「ラブ、怪我ない?」
「怪我は、無いんだけど……」
「ちょっと、下ろして欲しいかな〜って」
「えっ……? あっ」
数秒ほどフリーズする。
急いでいて気づかなかったけど、私がラブを姫抱きしている状態で移動していたらしい_
少しだけ働いた頭がそう告げる。
それをちゃんと理解した瞬間、私の頭がバン、と音を立てた。
「べ、ベロ!エラーが…!!」
「あ、あば、あばばば…」
「落ち着いて…って言っても落ち着けないよね…取り敢えず降りちゃうね!」
腕の重みが無くなった後も、そのまま試合が終わりキャビンに戻された後も、私は手をわたわたさせながらそこに立つことしか出来なかった。
第2の作戦も私が照れて終わった_
夜。
自室のベッドでくつろいでいる間、私は次の作戦を考えていた。
早急に第3の作戦を考えて、今度こそ彼女を…
そうでもしないと私の気がすまないし!
足をばたつかせていると、ノックの音がする。
「ベロ、私!」
ラブの元気な声が聞こえた。
「ラブ!どうかしたの?」
「特に何も!強いて言うならベロと話したかっただけ!」
「そっかぁ!」
ラブを部屋に招いて、他愛ない話をする。
この時間がただただ幸せで、作戦の事なんて頭から段々離れていった。
「あ、そういえば…ベロ。」
「ん?どうしたの?ラブ。」
「今日の試合のお礼しようかなって!」
「えっ、あぁ!別に大丈夫だよ?あれぐらいして当然だからね!」
「愛する恋人の為なら私はなんでもして見せるよ!なーんてね、えへ…」
照れ隠しに軽くテレビの横側(人で言うと頬みたいな感じ)をかく。
好き同士でもこういう言葉を言うのは流石に照れちゃう。
照れやすいの、なんとかしたいけれど、ラブが可愛いって言うから中々直せてない。
そもそも直せるかもわかんないし。
ぼんやり考える。そういえば、さっきからラブが静かなような。
なんだろうと彼女の方を見れば、ただただこちらを見つめていた。
「…ラブ?」
「あぁごめん!その、可愛すぎてさ。」
「あ、そ、そっかぁ…えへへ…」
「だから…」
「我慢、できなくなっちゃったんだ。」
どさ、と体が押されベッドに倒される。
彼女が被さってきて、必然的に近づく。
顔が近くて逸らそうとしても、頭を掴まれて逸らすことも出来ない。
抵抗をやめれば、それが伝わったのか手を離されて、
「えらいね。」
と撫でられる。
何が起こっているのか分からない自分は、
それを受け入れることしか出来なかった。
そして、彼女の空いた手は下へといって、私の腰ぐらいに生えているケーブルの尾へと伸ばされた。
優しく掴まれれば、
「ん、う♡」
なんて甘い声が漏れ出た。
ラブのしたい事が、言わずともわかった。
私の事を見つめながら、彼女は話し続ける。
「ね、ベロ。私そういう気分になっちゃってさ…♡」
「今日の試合、ずーっとベロ可愛かった。最初から最後まで、助けてくれた時も。」
「でもあの時はちょっと照れちゃったなぁ、真剣な表情のベロかっこよかったし」
「う、んん…♡」
「だから…」
「今日、いい?♡」
尾を触るのをやめてから、
にやり、といつもの可愛らしい笑顔とは一変して、悪い笑いを浮かべた。
あぁ、私はこういう時弱い。
いつも優しい彼女がこうやって、私にだけずるい顔を向けてくることも、甘い声で私に囁いてくることも、全部が全部私を弱くしてしまった。
「い、いよ…」
「もういっかい、言って♡」
「…いい、よ。」
「私の事、ラブが好きなようにめちゃくちゃにして!♡」
ばっと手を広げてラブを抱きしめる。
彼女の顔は見えないけれど、腰にあった手の力が強まるのを感じた。
そして、数秒固まる。
大丈夫かと抱きしめるのをやめようとすれば、彼女の口が開かれる。
「ベロ…それはずるいって!」
「私そんなこと言われたら抑え効かなくなっちゃうし…」
「ラブ。」
「うぇ?」
「私、ラブだから言ってるんだよ。」
「ラブのこと、好きだから許してるんだよ。」
「ラブは…こんな私、嫌?」
「…全然。」
「すごく可愛くて、素敵で、世界で1番可愛い子にしか見えない。」
「えへへ、良かった。」
「愛してるよ、my love♡」
そのまま押し倒されて、長い夜の続きへと戻る。
彼女の顔は、いつもよりすごく真っ赤に見えた。
どうやら、急遽始まった第3の作戦は大成功だったみたい。
計画通りではないけど…こんなのも、悪くはないかも。
結局は見れたし、幸せだし!
そんなことを考えながら、ベッドに体を預けた。
その次の日の試合、部屋から出ることができなかったのはまた別の話。
_
これは身内にあげたものだったりする
リクエストはいつでも待ち受けています👍