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RanJam
透明になった感情の残響
五月雨になって落ちていく
「平気だよ」って使い古した声で
今日を飾り付けていた
眠れぬ夜の街を飛び出して
黒い孤独を飲み干して
あの自由な世界へ飛び込みたい
痛みの理由を探すのは期待をしたからだと
壊してしまいしそうな景色ほど
僕の胸を刺す理由は何?
諦めきれない そんな想いが
夜の隅で光ってる
愛されたい 救われたいと
謳う度に 僕は知る
女神の遠さに
擦り切れそうな感情の中に
何を夢見る?
正義を並べたって心はまだ濡れている
それでも手を伸ばすのは
あの日僕を刺す光が
あまりにも眩しすぎるから
まだ光っているんだ
響いて 胸の奥底が
動くようなメロディを
僕は今日を生きていた
笑って、泣いて
耐えては吐いて
壊れて、繋いで
記憶は褪せて
昨日にない この僕の世界
消せない光を
今日も僕は謡う
コメント
1件
読了しました。第22話、とても美しくて切ない詩でしたね。「平気だよ」って使い古した声で飾り付ける、その表現がもう胸に刺さりました。黒い孤独を飲み干して飛び込みたい衝動と、それでも諦めきれない光。擦り切れそうな感情の中でも手を伸ばす、その矛盾が生々しくて、読みながら息を詰めました。女神の遠さに気づきながら、それでも謡い続ける覚悟が、本当に詩情豊かで好きです。