フラッシュバック
 あらすじ必読です!!
 【アメ日か日アメ】
 ・初カンヒュ小説
 ・史実あり
 ・原爆描写、パニック障害、PTSD、暴力あり
 ・政治的意図&戦争賛美なし
 ・アメさんが今回悪寄りかもしれない
 ・歴史はお勉強中なので間違ってるとこあってもご了承ください
 ・ちょい死ネタ入ってます
 ・日アメっぽいアメ日です(曖昧ですいません)
 ・日帝→日本🇯🇵に転生した感じです
 (記憶持ってるけど、アメリカには正体がバレてない)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 〈side…???〉
 空から輝きが見えた瞬間、先ほどのような
 のどかで人が賑わいを見せている背景が一瞬にして
 
 地獄へと化した。
 大きな音が爆ぜる、朝が地獄を介した夜になる。
 息がむせ返るような暑苦しさ、蒸発で出来た人影、爛れた皮膚。
 野垂れ死ぬ人の大群。
 日帝「ッ…!?…なんなんだよこれ…。」
 父上、母上は…?
 日帝「みんな…どこに行ったんだッ…!?」
 探しても探しても、見つからない。
 帰ってくるのは断末魔と爆撃機の音。
 そして木材が焦げた匂い。
 日帝「おい…海…?空…?」
 お前たちまで俺を置いていくのかッ…?
 
 こ ん な 地 獄 に ?
 日帝「ッなら待ってくれッ…!」
 日帝「俺はッ…死ぬならお前たちと一緒にッ…」
 ???「そんなことはもう叶わない。」
 日帝「!?」
 誰の声だ?海、空はこんな声なんかじゃ…
 ???「仲間ではない。」
 日帝「ッ……」
 日帝「お前なのかッ…」
 日帝「米帝ッ…!!」
 米国「まさか、お前がそんなとこにいるとはな?」
 日帝「……え…のか…」
 米国「…?」
 日帝「お前が全部やったのかッ!?」
 米国「…それ以外に何がある?」
 日帝「ッ…この野郎ッ!!(胸ぐら掴む)」
 米国「…もう無駄だ。」
 日帝「どこが無駄なんだ!!」
 日帝「罪のない民間人を殺し!、尊き祖国様の尊き場所を…」
 日帝「残虐なる爆弾で、滅ばせたッ…。」
 米国「悪いが、日帝には……」
 米国「負けてもらう必要がある。」
 バサッ…ガンッ…(日帝を転ばせた後踏んづける)
 日帝「グハッ“ッ…!ゴホッゴホッ…」
 ああ、くるしい。
 俺は一体なんのために、祖国様に…
 米国「申し訳ない、こちらにも私情があるのだ。」
 日帝「ッ”…!何が私情d…」
 バンッ!!(銃声)
 頭がぐらつく。
 日帝「ッ…この…ッ」
 日帝「…鬼畜ッ…べいてッ…い…」
 バサッ(日帝が倒れる)
 米国「…すまん。」
 米国「これはお前の未来のため、世界の未来のためでも__
 あ る ん だ____。」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 ッ…はっ…。
 気持ち悪いッ…。
 私は震える足取りと手でトイレに向かった。
 
 
 〈side 日🇯🇵〉
 私は気付けば、会社で寝落ちしてしまったようだ。
 残業の仕事を終わらせていた最中だった。
 暗闇のオフィス内で1つの電子機器の光が示す。
 まだ少し、仕事が残ってるみたいだ。
 今の時刻は23:30。あと30分で日をまたぐ。
 日🇯🇵「30分後には終わらせないといけませんね…」
 今は8月4日。真夏で蒸し暑いところだが、時間帯の影響もあって
 涼しい。だがどちらかというと、冷や汗が全身に流れ出てくる感じがして
 それが気持ち悪いのだ。
 この時期は私の…いや、
 “俺”の家族の命日だからだ…。
 8月6日、8月9日、原爆が落とされた日。
 日が近づいてくると目を閉じるだけで悪夢が再生される。
 その時はとてつもない不快感と吐き気、過呼吸に襲われ、
 時には存在価値を疑うことだってあったりする。
 病院でPTSDと診断されて、その日から薬とか安定剤を飲んでる。
 とりあえず“俺”にはやらなきゃいけないことがある。
 そのためにここ、現代に立っている。
 “俺”が“私の役目“を果たすまで、存在意義を否定することなど、出来ない。
 日🇯🇵「これも全部……」
 日🇯🇵「アメリカさんのため………。」
 私はいつもより恐ろしい頭の回転で仕事を終わらせた。
 
 
 
 
 時刻が0時を指した。
 日🇯🇵「これでやっと帰れますね…」
 今日5日と6日は休暇をとった。
 これで自分の時間に費やせそうだ………
 
 
 
 日🇯🇵「ん…?アメリカさんから…?」
 
 
 [LINE]
 アメリカ🇺🇸
 アメリカ🇺🇸日、空いてるか?
 
 
 
 
 日🇯🇵「6日…?空いてますけど…。」
 
 
 日本🇯🇵<空いてますよ。
 アメリカ🇺🇸<ならOKだ。近くで祭やってるらしくてな、
 アメリカ🇺🇸<行ってみたいんだ。日本も一緒に行くか?
 
 
 6日…8月…………
 
 
 
 
 
 
 『これはお前の未来、世界の未来のためでも… あるんだ___。』
 
 
 
 
 
 バンッ!!!
 
 
 
 日🇯🇵「ッハッ…ヒュッ…」
 日🇯🇵「はッ…はっ…。」
 落ち着け…これは“米帝”じゃなくて、“アメリカさん”だ。
 
 
 
 ッ…待って…。
 “あの日”に“アメリカさん”と一緒に……
 行けば…………
 
 
 “ついに果たせる”んじゃないのか…?
 
 
 
 ならば………“米帝”の誘いに乗るしかない。
 これは絶好のチャンスだ。
 
 日本🇯🇵<いいですね。行きましょう。
 アメリカ🇺🇸<どうする?他のやつも連れてくるか?
 
 
 日🇯🇵「……その日はドイツさんは仕事で忙しいでしょうし、イタリアさんは
 ピザパーティーに参加するって言ってましたし…」
 日🇯🇵「イギリスさんとフランスさんもお料理教室…」
 日🇯🇵「中国さんはロシアさんの家に遊びに…」
 日🇯🇵「韓国さんは北朝鮮さんの家でお泊まりで……」
 
 スケジュール的にも、祭に行けそうなのは“アメリカさん”と私ぐらい…。
 
 日本🇯🇵<スケジュール確認しましたけど、他のみなさん、
 日本🇯🇵<予定あるみたいです。
 アメリカ🇺🇸人だけってことか!?
 日本🇯🇵<そうみたいですね。
 アメリカ🇺🇸<夏祭りデートってわけだなw
 日本🇯🇵<アメリカ🇺🇸さん!?デートってなんですか!?w
 アメリカ🇺🇸
 アメリカ🇺🇸<アメリカンジョークだw
 日本🇯🇵<びっくりさせないでくださいよ〜w
 アメリカ🇺🇸<じゃあ6日、楽しみにしてるぜ〜!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 デート…これは建前の理由。
 本当の目的は…
 “米国”…いや『米帝』の首を刈るための、接触に過ぎない。
 
 
 
 
 
 
 
 
 [前日:8月5日]
 日🇯🇵「ははっ…楽しみですねぇ〜…。」
 私の行い、“俺”の行いがようやく報われる。
 これで仇を討てる。
 日🇯🇵「楽しみすぎて眠れなさそうだ…笑」
 もう寝る準備はしてしまったが、最後に“あるもの”を
 確かめに来た。
 ガチャ…
 
 
 日🇯🇵「毒ガス部屋、睡眠薬……拳銃…」
 日🇯🇵「全部欠けなく揃ってますね♪」
 私が社畜の給料を全て使ってでもここまでする理由…
 それは“俺”が『米帝』への復讐を果たすためだ…。
 
 
 [8月6日]
 〈side…🇯🇵〉
 午前中は家族の墓参りをして、“あのこと”を報告した。
 “俺”は地獄に堕ちようともやめる意思はない。
 祖国様のための、家族のためだけに、“仇を討つ”のだ。
 そして今現在は夕方。『米帝』のLINEが来ていることを確認した。
 [LINE]
 アメリカ🇺🇸<公園前な。
 日本🇯🇵<分かりました!
 
 
 
 
 
 日🇯🇵「ふふ…ふはははは…w」
 ”私“がこの”俺“「日帝」であることを気づかない愚かな『米帝』よ。
 そこで待っているがよい。
 
 日🇯🇵「そろそろ、行くか。」
 ルートも計算している。
 “俺”は“精神安定剤”と『睡眠薬』を握りしめて、公園前へ向かった。
 
 
 
 
 
 
 
 日🇯🇵「アメリカさ〜ん!」
 米🇺🇸「よーし。じゃあ行くか」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 日🇯🇵「わぁ〜広いですね!!✨」
 米🇺🇸「日本の祭ってこんな感じなんだな。」
 日🇯🇵「最後に花火大会ありますからね〜」
 
 
 花火大会………“俺”はあまり好きではないな…。
 
 
 花火の音で、…あいつらとピカドンが…
 
 
 フラッシュバックするんだ。
 
 思い出したら、気持ち悪くなってきたな。
 なのに“俺”はなんで『米帝』と夏祭りに行ってるのだろう。
 あいつらのことを裏切っているみたいで…
 もう、…死んでもいいよな。
 国のために死ぬ、そのためなら『米帝』と“無理心中”したっていい。
 “俺”は確実に『米帝』を殺すッ…。この手でな。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 日🇯🇵「りんご飴ありますよ!」
 米🇺🇸「ラムネもあったぜ。」
 日🇯🇵「じゃあ食べましょうか。」
 
 チャリーン(買いました💰)
 
 
 2人「いただきまーす。」
 
 日🇯🇵「久しぶりの甘いものだ…美味しいぃ…」
 米🇺🇸「暑い日に冷えたラムネは最高だな!!」
 
 
 
 “そろそろ仕掛けるか”
 
 
 日🇯🇵「私も喉乾きましたね〜…」
 米🇺🇸「ん…良かったら飲むか?」
 日🇯🇵「良いんですか!?ちょっと…間接キスになってしまいますけどッ//」
 米🇺🇸「…//」
 
 ふっ…笑『米帝』よ、お前はいつそんなに丸くなったんだ…?
 灼熱の地獄の中、國の為と世界の為と、焼き尽くし、撃ち殺したあの
 『鬼畜米帝』の姿はどこに行った…?笑
 
 
 
 日🇯🇵「ぷはぁ…美味しいです。」
 米🇺🇸「だろ?」
 
 こっそりバレないように『睡眠薬』を入れ、『米帝』に返す。
 そしてそれを『米帝』が飲んだのを“俺”は真剣に見つめた。
 
 
 
 
 
 
 なんやかんや金魚すくいとか射的とかいろいろやって………
 ついに花火大会の時間が迫ってきた。
 日🇯🇵「そろそろですね〜」
 米🇺🇸「日本の花火大会がどういうやつなのか見ものだな〜!」
 
 
 人混みとはやや後ろの方に移動する。
 失敗したら長年の計画が破綻してしまう。
 だが、睡眠薬を盛ったはずなのになぜ……。
 米🇺🇸「んぁ〜…なんか眠くねぇか?」
 日🇯🇵「そうですか?今は19時半ですけど…」
 日🇯🇵「花火で目覚ましましょ。」
 米🇺🇸「そ〜だな!」
 
 ようやく回ってきたみたいだな…
 体質と体格で作用するのが遅かっただけだったみたいだ。
 米🇺🇸「おっ!来るぞ!」
 ヒュ~…
 
 
 
 
 
 父上、母上…
 こんな“俺”を育ててくれたことに感謝する。
 海、空…
 こんな“俺”を「陸」として、共に戦い、
 「兄」として、 みてくれて…ありがとうなッ…。
 
 
 “俺“は………
 
 
 
 
 もう少し、お前たちと
 
 
 
 
 
 
 「「生きた”かった“…。」」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 ドンッ!!🎆
 
 
 
 米🇺🇸「綺麗だよなぁ…」
 米🇺🇸「にほ………ん…」
 
 
 バキッ!!
 
 米🇺🇸「ッ…!?バタンッ(倒れる)」
 
 日🇯🇵「ッ…笑すこし、待っててくださいね?…」
 
 日🇯🇵「『アメリカさん(ニコッ』」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 〈side…🇺🇸〉
 
 最後の記憶は白い拳が目の前に映る瞬間だった。
 最初は不審者に襲われたのかと思って、反抗しようと思ったが…
 体が強烈な眠気に襲われて動けなかった…。
 
 
 
 米🇺🇸「ッあ…ここはどこなんだよ…」
 確か俺は…”日本“と夏祭りに行ってた気が……
 
 ???「正解だな。『米帝』」
 
 米🇺🇸「ッ…!?JAPAN…?」
 ???「違う…な。」
 なんでだ…?姿は白の肌と日の丸…日本そのものだ…。
 ???「俺は…日帝だ。」
 米🇺🇸「ッ…!!確かに俺を『米帝』と呼ぶのはお前だけだ…”日帝“!!」
 日帝「やっと気付いたのか。」
 だが姿は旭日旗ではなく、日章旗。
 米🇺🇸「どうして日本の中に日帝chanが…???」
 日帝「それは俺でもわからないな。」
 日帝「だけど俺は”報い“を受けたんだ。」
 米🇺🇸「報い…?それはなんだ。」
 日帝「お前を…………
 
 
 
 『殺す』ことだ。」
 
 
 米🇺🇸「ッ…もしかして「原爆」のことか…」
 日帝「…覚えてるなんて話が早いな」
 米🇺🇸「それよりも、ここはどこなんだ…!」
 日帝「毒ガス室だ。」
 日帝「俺と毒ガスの籠った部屋に入って、俺はこの拳銃でお前を撃たせてもらう。」
 シュゥゥゥゥゥ(毒ガス入ってくる)
 米🇺🇸「ッ…!?ゴホゴホッ…!!」
 日帝「安心しろ、決してお前の大切な家族は殺さないし、街も焼かない。」
 日帝「ただ……………」
 
 
 
 『立場が変わった』
 
 日帝「それだけだッ…。」
 
 バンッ!!(🇺🇸を撃つ)
 
 米🇺🇸「ッハ…因果応報っていうわけか…ッ」
 米🇺🇸「なら…日帝chanはッ…ここからなぜ逃げないッ…」
 日帝「言っただろうッ…俺と毒ガスの籠った部屋に入れとッ…。」
 日帝「日本男児としてッ…責任を取るのは…俺だッ…。」
 米🇺🇸「日帝chanはッ…最期まで忠誠心が強いなッ…はは…ゴホゴホッ!」
 シュゥゥゥゥゥ!!(毒ガスがさらに強くなる)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 俺ら……来世は平和で幸せになれると……
 いいな…。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 2人のことを知った各国は、その場で泣き崩れた。
 
 2人はとても幸せそうに眠っていた。
 
 
 
 
 
 
 
 
 END
 初カンヒュ投稿これでいいのかな…。
 
 
 
 
 
 
コメント
5件
面白かった! 本音→元の話が分かんないからよく分からんかった...