コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
フラッシュバック
あらすじ必読です!!
【アメ日か日アメ】
・初カンヒュ小説
・史実あり
・原爆描写、パニック障害、PTSD、暴力あり
・政治的意図&戦争賛美なし
・アメさんが今回悪寄りかもしれない
・歴史はお勉強中なので間違ってるとこあってもご了承ください
・ちょい死ネタ入ってます
・日アメっぽいアメ日です(曖昧ですいません)
・日帝→日本🇯🇵に転生した感じです
(記憶持ってるけど、アメリカには正体がバレてない)
〈side…???〉
空から輝きが見えた瞬間、先ほどのような
のどかで人が賑わいを見せている背景が一瞬にして
地獄へと化した。
大きな音が爆ぜる、朝が地獄を介した夜になる。
息がむせ返るような暑苦しさ、蒸発で出来た人影、爛れた皮膚。
野垂れ死ぬ人の大群。
日帝「ッ…!?…なんなんだよこれ…。」
父上、母上は…?
日帝「みんな…どこに行ったんだッ…!?」
探しても探しても、見つからない。
帰ってくるのは断末魔と爆撃機の音。
そして木材が焦げた匂い。
日帝「おい…海…?空…?」
お前たちまで俺を置いていくのかッ…?
こ ん な 地 獄 に ?
日帝「ッなら待ってくれッ…!」
日帝「俺はッ…死ぬならお前たちと一緒にッ…」
???「そんなことはもう叶わない。」
日帝「!?」
誰の声だ?海、空はこんな声なんかじゃ…
???「仲間ではない。」
日帝「ッ……」
日帝「お前なのかッ…」
日帝「米帝ッ…!!」
米国「まさか、お前がそんなとこにいるとはな?」
日帝「……え…のか…」
米国「…?」
日帝「お前が全部やったのかッ!?」
米国「…それ以外に何がある?」
日帝「ッ…この野郎ッ!!(胸ぐら掴む)」
米国「…もう無駄だ。」
日帝「どこが無駄なんだ!!」
日帝「罪のない民間人を殺し!、尊き祖国様の尊き場所を…」
日帝「残虐なる爆弾で、滅ばせたッ…。」
米国「悪いが、日帝には……」
米国「負けてもらう必要がある。」
バサッ…ガンッ…(日帝を転ばせた後踏んづける)
日帝「グハッ“ッ…!ゴホッゴホッ…」
ああ、くるしい。
俺は一体なんのために、祖国様に…
米国「申し訳ない、こちらにも私情があるのだ。」
日帝「ッ”…!何が私情d…」
バンッ!!(銃声)
頭がぐらつく。
日帝「ッ…この…ッ」
日帝「…鬼畜ッ…べいてッ…い…」
バサッ(日帝が倒れる)
米国「…すまん。」
米国「これはお前の未来のため、世界の未来のためでも__
あ る ん だ____。」
ッ…はっ…。
気持ち悪いッ…。
私は震える足取りと手でトイレに向かった。
〈side 日🇯🇵〉
私は気付けば、会社で寝落ちしてしまったようだ。
残業の仕事を終わらせていた最中だった。
暗闇のオフィス内で1つの電子機器の光が示す。
まだ少し、仕事が残ってるみたいだ。
今の時刻は23:30。あと30分で日をまたぐ。
日🇯🇵「30分後には終わらせないといけませんね…」
今は8月4日。真夏で蒸し暑いところだが、時間帯の影響もあって
涼しい。だがどちらかというと、冷や汗が全身に流れ出てくる感じがして
それが気持ち悪いのだ。
この時期は私の…いや、
“俺”の家族の命日だからだ…。
8月6日、8月9日、原爆が落とされた日。
日が近づいてくると目を閉じるだけで悪夢が再生される。
その時はとてつもない不快感と吐き気、過呼吸に襲われ、
時には存在価値を疑うことだってあったりする。
病院でPTSDと診断されて、その日から薬とか安定剤を飲んでる。
とりあえず“俺”にはやらなきゃいけないことがある。
そのためにここ、現代に立っている。
“俺”が“私の役目“を果たすまで、存在意義を否定することなど、出来ない。
日🇯🇵「これも全部……」
日🇯🇵「アメリカさんのため………。」
私はいつもより恐ろしい頭の回転で仕事を終わらせた。
時刻が0時を指した。
日🇯🇵「これでやっと帰れますね…」
今日5日と6日は休暇をとった。
これで自分の時間に費やせそうだ………
日🇯🇵「ん…?アメリカさんから…?」
[LINE]
アメリカ🇺🇸
アメリカ🇺🇸日、空いてるか?
日🇯🇵「6日…?空いてますけど…。」
日本🇯🇵<空いてますよ。
アメリカ🇺🇸<ならOKだ。近くで祭やってるらしくてな、
アメリカ🇺🇸<行ってみたいんだ。日本も一緒に行くか?
6日…8月…………
『これはお前の未来、世界の未来のためでも… あるんだ___。』
バンッ!!!
日🇯🇵「ッハッ…ヒュッ…」
日🇯🇵「はッ…はっ…。」
落ち着け…これは“米帝”じゃなくて、“アメリカさん”だ。
ッ…待って…。
“あの日”に“アメリカさん”と一緒に……
行けば…………
“ついに果たせる”んじゃないのか…?
ならば………“米帝”の誘いに乗るしかない。
これは絶好のチャンスだ。
日本🇯🇵<いいですね。行きましょう。
アメリカ🇺🇸<どうする?他のやつも連れてくるか?
日🇯🇵「……その日はドイツさんは仕事で忙しいでしょうし、イタリアさんは
ピザパーティーに参加するって言ってましたし…」
日🇯🇵「イギリスさんとフランスさんもお料理教室…」
日🇯🇵「中国さんはロシアさんの家に遊びに…」
日🇯🇵「韓国さんは北朝鮮さんの家でお泊まりで……」
スケジュール的にも、祭に行けそうなのは“アメリカさん”と私ぐらい…。
日本🇯🇵<スケジュール確認しましたけど、他のみなさん、
日本🇯🇵<予定あるみたいです。
アメリカ🇺🇸人だけってことか!?
日本🇯🇵<そうみたいですね。
アメリカ🇺🇸<夏祭りデートってわけだなw
日本🇯🇵<アメリカ🇺🇸さん!?デートってなんですか!?w
アメリカ🇺🇸
アメリカ🇺🇸<アメリカンジョークだw
日本🇯🇵<びっくりさせないでくださいよ〜w
アメリカ🇺🇸<じゃあ6日、楽しみにしてるぜ〜!
デート…これは建前の理由。
本当の目的は…
“米国”…いや『米帝』の首を刈るための、接触に過ぎない。
[前日:8月5日]
日🇯🇵「ははっ…楽しみですねぇ〜…。」
私の行い、“俺”の行いがようやく報われる。
これで仇を討てる。
日🇯🇵「楽しみすぎて眠れなさそうだ…笑」
もう寝る準備はしてしまったが、最後に“あるもの”を
確かめに来た。
ガチャ…
日🇯🇵「毒ガス部屋、睡眠薬……拳銃…」
日🇯🇵「全部欠けなく揃ってますね♪」
私が社畜の給料を全て使ってでもここまでする理由…
それは“俺”が『米帝』への復讐を果たすためだ…。
[8月6日]
〈side…🇯🇵〉
午前中は家族の墓参りをして、“あのこと”を報告した。
“俺”は地獄に堕ちようともやめる意思はない。
祖国様のための、家族のためだけに、“仇を討つ”のだ。
そして今現在は夕方。『米帝』のLINEが来ていることを確認した。
[LINE]
アメリカ🇺🇸<公園前な。
日本🇯🇵<分かりました!
日🇯🇵「ふふ…ふはははは…w」
”私“がこの”俺“「日帝」であることを気づかない愚かな『米帝』よ。
そこで待っているがよい。
日🇯🇵「そろそろ、行くか。」
ルートも計算している。
“俺”は“精神安定剤”と『睡眠薬』を握りしめて、公園前へ向かった。
日🇯🇵「アメリカさ〜ん!」
米🇺🇸「よーし。じゃあ行くか」
日🇯🇵「わぁ〜広いですね!!✨」
米🇺🇸「日本の祭ってこんな感じなんだな。」
日🇯🇵「最後に花火大会ありますからね〜」
花火大会………“俺”はあまり好きではないな…。
花火の音で、…あいつらとピカドンが…
フラッシュバックするんだ。
思い出したら、気持ち悪くなってきたな。
なのに“俺”はなんで『米帝』と夏祭りに行ってるのだろう。
あいつらのことを裏切っているみたいで…
もう、…死んでもいいよな。
国のために死ぬ、そのためなら『米帝』と“無理心中”したっていい。
“俺”は確実に『米帝』を殺すッ…。この手でな。
日🇯🇵「りんご飴ありますよ!」
米🇺🇸「ラムネもあったぜ。」
日🇯🇵「じゃあ食べましょうか。」
チャリーン(買いました💰)
2人「いただきまーす。」
日🇯🇵「久しぶりの甘いものだ…美味しいぃ…」
米🇺🇸「暑い日に冷えたラムネは最高だな!!」
“そろそろ仕掛けるか”
日🇯🇵「私も喉乾きましたね〜…」
米🇺🇸「ん…良かったら飲むか?」
日🇯🇵「良いんですか!?ちょっと…間接キスになってしまいますけどッ//」
米🇺🇸「…//」
ふっ…笑『米帝』よ、お前はいつそんなに丸くなったんだ…?
灼熱の地獄の中、國の為と世界の為と、焼き尽くし、撃ち殺したあの
『鬼畜米帝』の姿はどこに行った…?笑
日🇯🇵「ぷはぁ…美味しいです。」
米🇺🇸「だろ?」
こっそりバレないように『睡眠薬』を入れ、『米帝』に返す。
そしてそれを『米帝』が飲んだのを“俺”は真剣に見つめた。
なんやかんや金魚すくいとか射的とかいろいろやって………
ついに花火大会の時間が迫ってきた。
日🇯🇵「そろそろですね〜」
米🇺🇸「日本の花火大会がどういうやつなのか見ものだな〜!」
人混みとはやや後ろの方に移動する。
失敗したら長年の計画が破綻してしまう。
だが、睡眠薬を盛ったはずなのになぜ……。
米🇺🇸「んぁ〜…なんか眠くねぇか?」
日🇯🇵「そうですか?今は19時半ですけど…」
日🇯🇵「花火で目覚ましましょ。」
米🇺🇸「そ〜だな!」
ようやく回ってきたみたいだな…
体質と体格で作用するのが遅かっただけだったみたいだ。
米🇺🇸「おっ!来るぞ!」
ヒュ~…
父上、母上…
こんな“俺”を育ててくれたことに感謝する。
海、空…
こんな“俺”を「陸」として、共に戦い、
「兄」として、 みてくれて…ありがとうなッ…。
“俺“は………
もう少し、お前たちと
「「生きた”かった“…。」」
ドンッ!!🎆
米🇺🇸「綺麗だよなぁ…」
米🇺🇸「にほ………ん…」
バキッ!!
米🇺🇸「ッ…!?バタンッ(倒れる)」
日🇯🇵「ッ…笑すこし、待っててくださいね?…」
日🇯🇵「『アメリカさん(ニコッ』」
〈side…🇺🇸〉
最後の記憶は白い拳が目の前に映る瞬間だった。
最初は不審者に襲われたのかと思って、反抗しようと思ったが…
体が強烈な眠気に襲われて動けなかった…。
米🇺🇸「ッあ…ここはどこなんだよ…」
確か俺は…”日本“と夏祭りに行ってた気が……
???「正解だな。『米帝』」
米🇺🇸「ッ…!?JAPAN…?」
???「違う…な。」
なんでだ…?姿は白の肌と日の丸…日本そのものだ…。
???「俺は…日帝だ。」
米🇺🇸「ッ…!!確かに俺を『米帝』と呼ぶのはお前だけだ…”日帝“!!」
日帝「やっと気付いたのか。」
だが姿は旭日旗ではなく、日章旗。
米🇺🇸「どうして日本の中に日帝chanが…???」
日帝「それは俺でもわからないな。」
日帝「だけど俺は”報い“を受けたんだ。」
米🇺🇸「報い…?それはなんだ。」
日帝「お前を…………
『殺す』ことだ。」
米🇺🇸「ッ…もしかして「原爆」のことか…」
日帝「…覚えてるなんて話が早いな」
米🇺🇸「それよりも、ここはどこなんだ…!」
日帝「毒ガス室だ。」
日帝「俺と毒ガスの籠った部屋に入って、俺はこの拳銃でお前を撃たせてもらう。」
シュゥゥゥゥゥ(毒ガス入ってくる)
米🇺🇸「ッ…!?ゴホゴホッ…!!」
日帝「安心しろ、決してお前の大切な家族は殺さないし、街も焼かない。」
日帝「ただ……………」
『立場が変わった』
日帝「それだけだッ…。」
バンッ!!(🇺🇸を撃つ)
米🇺🇸「ッハ…因果応報っていうわけか…ッ」
米🇺🇸「なら…日帝chanはッ…ここからなぜ逃げないッ…」
日帝「言っただろうッ…俺と毒ガスの籠った部屋に入れとッ…。」
日帝「日本男児としてッ…責任を取るのは…俺だッ…。」
米🇺🇸「日帝chanはッ…最期まで忠誠心が強いなッ…はは…ゴホゴホッ!」
シュゥゥゥゥゥ!!(毒ガスがさらに強くなる)
俺ら……来世は平和で幸せになれると……
いいな…。
2人のことを知った各国は、その場で泣き崩れた。
2人はとても幸せそうに眠っていた。
END
初カンヒュ投稿これでいいのかな…。