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毎日のように電話をしていたある日
h「私、彼氏と別れよっかな。」
初めてその子が、別れを口にした。
確かにこれまで、彼氏に放置されて電話で泣いているhちゃんを見たことはあったけれど、別れを口にすることはなかった。
R「なんで?」
私はただ疑問だったけれど納得する部分もあった。
hちゃんの彼氏は、最初の頃は溺愛してくれていた。
ものすごく、愛が伝わるストーリーも私は見た。
それに何度も嫉妬、嫌悪を抱いていた。
でもhちゃんが悩んでいたことは。
彼氏がいつしか次第に、hちゃん優先ではなく、友達優先になっていったことがきっかけだった。
私は、その話を聞いた時、腹の底が煮えたぎるような怒りを覚えた。
あの日言った「絶対幸せにするから。」って何?
幸せにするって口だけだったの?
そんなことばかりが頭に浮かんだ。
でも私が今すべきことは目の前で別れるか選択を迷っているhちゃんを支えてあげることだけだ。
R「hちゃんが後悔しないならいいと思うよ。私は。」
そう口にした。
心のどこかでは密かに喜ぶ自分もいたのだろう。
“愛しているから”
hちゃんには溺愛してくれるお姉ちゃんとしか感じて貰えなかった。
でも私は愛してる。それは友達以上の関係を示すものだと自分がいちばん理解していた。
その次の日、hちゃんは彼氏と別れていた。