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「あのっ、すみません」

私は目の前にいる女性に声をかける。

女性は一瞬驚いた表情を見せたが、すぐに笑顔になった。

「あら、こんにちわ。どうしました?」

女性の優しい声を聞いて安心し、思わず涙が出そうになる。

「ちょっと、道を聞きたいんですけど……」

「えっとですね、この道をまっすぐ行くと交番があるので、そこで訊いたほうがいいですよ」

「ありがとうございます!」

私は深々と頭を下げてから走り出した。

後ろを振り向かずに走ったせいで、女性がどんな顔をしていたのか分からなかった。

息を切らしながら走っていると、交差点に差し掛かった。

信号は赤だったのだが、今は緊急事態なので無視して渡った。

「うおっ!?危ねぇじゃねえか!!」

運悪く横断歩道を渡っている最中に車と接触してしまった。

ぶつかった衝撃で道路に投げ出されたが幸いにも怪我はなく、むしろ車に乗っていたドライバーの方が心配になるほどだった。

しかし私の方は無事では済まなかった。

持っていた鞄が車のタイヤに巻き込まれてしまい、中の書類や筆記具などを駄目にしてしまってからというもの、俺は仕事に対する意欲を失っていた。あの時はまだ新しい環境に慣れておらず、つい焦り過ぎてしまったのだ。

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