第3章 2度目の人生 第2節
ついに美羽はタイムリープする。大切な人が死んだのも、自分が撃たれたのも計画殺人だった。それでも、美羽はみんなを救うため、覚悟を決めて、2度目の人生を歩き始める。その人生を楽しいものにし、みんなを救うという目標を掲げて、行動する。これは最悪な未来がおこる「運命」を変える再挑戦のストーリー
「それで、美羽ちゃんを占ったら……………………これから次々にあなたの周りの大切な人が死んでいくっていう占いが出たの。」
「だよね…」
一回目はほんとに驚いた。
「そんなわけないでしょ!どうせハッタリでしょ!……って、最初は思ったけど間違ってないもんね。」
「?私が見た占いは一度も外れたことがないの。例えば〇〇くんが帰り道に不審者に襲われるとか、△△ちゃんのお父さんが事故に会うとか、□□ちゃんがアレルギーで倒れるとか。私はその人にとって悪い未来が見える。良い未来の時もあるけど、だいたいは見えないか悪い未来か。あなたに悪い未来が見えたから教えただけ。普段は言わないんだけどね。あまり変えないほうが良いから。」
「そうだよね…この後の理科もそうだったもんね…」
「理科?あぁ、あれね。ん?言ったことあったっけ?それで、今回のはさすがに酷かったから…。信じるも信じないもあなた次第だから。もし、信じるんだったら今日は一人で帰るのが良いよ。誰かと帰るとその一緒に帰った人が死ぬ。一人で帰ったらあなたも死なない。良いことだと思うけど。じゃあ。私は伝えたから。」
鈴ちゃんは去っていった。
「そうだよね。断ってよかった。よかったんだ。」
そんな事を考えていると、チャイムが鳴った。
「やっぱりあと5分。」
私は急ぎめに理科室に向かった。この後起きることを知っていながら。
5時間目。今日は理科。
「ガスバーナーをつけるぞ。気をつけてやるように。それじゃあはじめ。」
先生がそう言うとみんなが自由にやり始めた。特に自由すぎるのが、心珠だ。ここみというらしい。
「みんな!これからガスを出しまくってから火をつけるぞ!見てろ!」
そう言うと大量にガスを出し始めた。その後マッチをつけた。
「ちょっと!嫌な未来があるからやめたほうが…」
「言わないで、」
鈴ちゃんに止められる。
「そんなのどうでもいいのさ!」
数人の男子たちが一緒になって楽しんでる。心珠はガスバーナーに火を近づけた。その瞬間、とてつもない速度で火が燃え始め、爆発音とともに、心珠に燃え移った。
「うわぁぁぁkるfjくぃcぁぁ!!!熱いぃぃぃ!!!!いやぁぁぁぁぁ!!」
クラスは、鈴ちゃんと私を除いて、固まっている。そんな中、鈴ちゃんが話し始めた。
「今日の5時間目に理科を受けたら死ぬって昨日言ったじゃん。信じなかったんだね。」
「そんな事になるとおもったわけないdhgゔぇ!熱いぃぃぃ!!!」
発狂している心珠ちゃんに鈴ちゃんは言い放った。
「あーーーーー!うるさい。占いを信じなかった運の尽きだね。後もう一人死者が出るよ。」
鈴ちゃんのその言葉で教室が凍り付く。
「熱い!!!!」
「こいつだ。心珠の火が燃え移った。他人の道連れに殺すなんてやばいやつだな。」
燃え尽きた2つの死体を囲みみんなが固まっていた。また、何もできなかったな…
つづく
コメント
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あら、まあ…心珠さんは自業自得()だから仕方ないよ((((( やべっ主人公の名前忘れちった☆(( とりま主人公タイムリープ頑張れ〜ー!!!! …穂乃果ちゃん◯なないといいな〜