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影山は俺の感謝の言葉を聞き

最初はポカーンとしていたが突然

「はっ?!」

と声を上げ

俺の頭をガシガシと撫で

「おう!」

とにこやかに笑った

嗚呼、この生活が永遠に続くなんて最高すぎないか?!










この時には気づきもしなかった

徐々に徐々に

幸せが崩れていっている事に










バレーをし、みんなで食事中

こんな大勢で食べ物を食べるのは初めて




「食事だ」

渡されたのは栄養剤

水は少し濁っているようにも見えるほど薄汚れたカップに注がれていた

そして硬く冷たいパン

スープ皿に入れられた真っ白なスープ

味は微かに塩味

俺たちは牢でそれを受け取りスープや皿にいる死んだ虫を取り除き、食後に飲む薬剤が少しでも投与を遅くするためにゆっくりとゆっくりと手を動かし、いつものように食事をした




今日のご飯は

豆腐ハンバーグにトマトときゅうりの冷やしサラダにわかめとネギの味噌汁

栄養バランスが考えられるているうえにとても美味い。こんな食事ができるなんてと初めて普通の食事をした時は驚き無我夢中で手を動かし口に物を詰めた。あそこにいた頃はこんなにも素早く食事をしたら薬剤の時間がやってくるから今の自分が、こんなにも楽しく食卓を囲えることに驚いている


西谷(うっめぇッッッッッッ!!!)

田中(女子が作った料理…最高だ)

田中さんの顔が菩薩顔になる


治(ほんまこのハンバーグめっちゃ美味いわ)

侑(このサラダも美味いで~!)

北(食事中に喋んなや)

治&侑(すんません)

北さんに怒られ謝ってみる宮兄弟を後ろで

カシャッ


スマホで撮る角名さん


とても笑いに溢れている


俺たちは時間を遅らせてもらいみんなが寝静まった頃に風呂に入った



日向(なぁ、影山)

影山(?なんだよ、)

俺は影山の顔をみて

「普通暮らしっていいもんだな」

と言うと影山は笑いながら

「あぁ、そうだな」

といった



次の日

第一の事件が起こる

俺は谷地さんのスポドリづくりの手伝いで外にいて体育館に戻ると




影山が泣きながら傷だらけの体を晒しており

バレー部の人がその影山を見て

顔を顰めていた





過去が辛い俺たちは

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