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事務所に戻ると応接室で貴洋親子が交わっているようであった。僕がピ虎4Fにいた時からこうだ。ドアの隙間から覗くと親子の肉だるまが交わっていた。
最初は父洋に嫉妬していたが、僕が溢れる嫉妬心を紛らわすためにハッテン場通いを繰り返して見ず知らずの男を抱いて性欲を発散していると、そんな気持ちも薄れてしまっていた。
貴洋を誰かに取られるくらいなら僕が殺害予告を繰り返して怯えさせ、こうして父洋と引きこもらせた方がいい。
「たったかひろ!でりゅ!でりゅよ!」
父洋の雄叫びとともに精が放たれたのか、静寂が訪れる。ねっとりとした音、デブ特有の汗と体臭で湿った生温い空気、事を終えた二人の息遣い、事務所は淀んだ空気で満ちていた。
気づかれぬようその場を離れ、デスクからタバコを静かに取り出す。
「………ナリ」
「たったかひろぉ…」
「あああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!(ブリブリブリブリュリュリュリュリュリュ!!!!!!ブツチチブブブチチチチブリリイリブブブブゥゥゥゥッッッ!!!!!!! )」
父洋の精が放たれた貴洋の尻からモノが噴き出したようだ。父洋の体には貴洋の放ったニラ混じりの糞尿と体液が勲章のように吹きかけられていた。
僕は気付かれぬよう事務所を出た。駅へ向かう道中タバコを吸いながら痰をアスファルトに吐き出す。