テラーノベル
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青水♀
水「いた、ぃッ…!((ポロポロ」
いじめっ子「こんなんで痛がるとかキモすぎwww」
いじめっ子「そうよ?wせっかく怒られたくないから傷が残らないくらいでやってあげてるのにwww」
水「ッッ……((ポロポロ」
いじめっ子「というか、そんな泣いている状態で教室に戻ろうとか考えてないわよね?」
水「考えて、ないです…ッ」
いじめっ子「なら良いわwwwこれでいつかは単位が足りなくて退学になるわねwww」
いじめっ子「あははっwwwじゃーね!www」
水「ッ…((ポロポロ」
この世界に僕の味方なんていない
学校に行けば虐められ、今みたいに教室に入れなくて授業を受けられない事なんてしょっちゅうある
そのせいで理由を知らない先生達に問題児扱いされ保護者にも連絡が行く
そうすると、親からの虐待も一層激しくなる
いじめっ子達からされてるのは水をかけられたり軽く殴られたり…お金を取られたりすること
親からは殴られないけどご飯やお金、服などを買ってもらえない
でもいじめっ子達から…腐りかけた食べ物とかを貰えるから…それで食いつないでいる
そこだけはいじめっ子に感謝している
結局戻れたのは最後の授業だけだったからすぐ下校時間になった
水「ぁ…短冊……」
もうすぐ七夕だからだろう
街には笹の葉っぱと短冊が置いてあった
こんなのに書いたところで叶わないのは分かっている
それでも僕は、蜘蛛の糸にすがるような気持ちで短冊に願いを書いた
『_________たい』
なんとなく希望が見えた気がして少しだけ気分が軽くなった
水「ただいま…、」
親「はぁ…なんで生きてんだよ…(((ボソッ」
水「ッ……」
僕は泣かないように必死にこらえて自分の部屋に行った
部屋と言ってもそこは押し入れくらい狭いところ
帰ってきたところでやることはない
水「七夕…か」
天の川…七夕の日だろうが関係なく毎年泣いて過ごして居たから、せっかくここは田舎で綺麗に見えるのにあまり見たことがない
でもこんな場所で見たところで普段の嫌な記憶が蘇ってくるだけ
なら…
水「ちょっと遠いけど…ギリ歩ける距離か…」
そう思い、七夕当日にこの辺りで有名な天の川スポットに行こうと考えた
別に帰りが遅い程度で親が僕に話しかける訳が無い
それに、なんとなくその場所に行けば良いことがある気がした
僕はこの日、人生で初めて楽しみと思えた
コメント
2件
相っ変わらず神〜 不穏な空気が流れとりますよ!? いじめっ子も親も教師の方々もぜーんぶ私が殺っとこ やっぱ七夕は青水だよね〜!逆に他ペアあんま見ない