中原の執務室にて
中原「なァ太宰…」
太宰「ん?なぁに?」
中原「俺に何か隠し事してねェか?」
太宰はビクリと瞳を揺らし中原から目を背ける。
中原「…信用できねェのか?」
太宰「そんな訳ないッッ…あの…ね…」
太宰は森に言った国木田に付いてのことを伝えた。
中原「…成る程なァ…ハァ」
太宰は肩を震わせながら中原に抱きついた。
その行動に驚きつつも抱きしめ返し中原は問いかけた。
中原「何に怯えてンだ…?」
太宰「…怖いの…国木田君が…あの目が…僕を…」
言葉にならないほど怯えている太宰を安心させるように背中を撫で太宰に見えぬように黒い笑みを浮かべた。
中原(…計画通り…国木田の執着心等を利用してみたが、ここ迄とはなァ…太宰には悪いが、もう少しで完全に俺に堕ちてくる…それ迄は怯えてもらわないとな)
中原「俺が居るから大丈夫だ、な?ちゃんと御主人様の言う事を聞いてりゃ大丈夫だ」
太宰「中也の…御主人様の言う事…聞けば…大丈夫なの?」
太宰は不安そうな声で聞いた。
中原「あァそうだな…首輪付けるか」
中原は言うと机の引き出しから紅色の首輪を取り出した。
中原「ほら、四つん這いで来い」
太宰「ビクン♡わん♡」
太宰はソファから降りると中原の元へ這い這いをしながら行った。
中原「よしよし良い子だなぁ太宰は」
太宰「わん♡♡」
中原「ほら…之で誰の犬か分かるな」
中原は太宰の細い首に首輪をつけて独占欲の含んだ笑みで言った。
太宰は光のない中原しか映していない瞳を向けてただわん、といった。
夜はお互いの体温をむさぼり食べたのだった。
後日…中原のセーフハウスにて
太宰「んんぅ…痛ぁ…」
中原「あんだけ腰振ってりゃぁな」
太宰「…だって…ちゅうやが…気持ち良くしてくるのが悪い…」
中原「…それ国木田に言ってねェだろうな?」
太宰「ハァ?言うわけないじゃん」
太宰は何をあり得ないことをと言うように言い放った。
すると、突然中原はベッドの近くにある小さなシェルフ棚から紺色の小さな箱を取り出した。
姿勢を正し真剣な瞳を太宰に向ける。
中原「…この先絶対離さないし…守り抜く事を誓うだから…俺と結婚してくれないか?」
太宰「ッッ///!?…はいっ…喜んで…」
太宰は頬を伝う涙を拭いながら微笑んだ。
中原は太宰の薬指に小さなダイヤモンドが嵌め込められた指輪を嵌めた。
中原「まァ断ったら…既成事実を作ってたけどな…」
小さく呟かれた中原の言葉を偶々聞いてしまい太宰は身震いをしたのであった。
その後、この事を森と尾崎に伝えた所、親同然のように泣きながら祝福してくれたそうだ。
それと同時に国木田は野生の勘なのか思い切りポートマフィアを睨み付けて社の皆に怪訝そうな顔で見られたという。
国木田「太宰…待ってろ…すぐに助けに行くからな」
江戸川(…社長…いや福沢さん…安全な所に避難させなきゃな…)
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作者より
遂に無理矢理結婚させました✨️
御祝儀は100000000円くらい持ってけばいいかな?
てか、結婚式呼んでください(切実)
イヤぁ伽羅崩壊止まりませんね☆
ネタがない…
波乱万丈な結婚式編にしようかな〜次回から
続きは♡×2000とコメント×2
(之で暫くは休めるべ(๑¯﹀¯๑)ニヤリ)
コメントは…その…マジで欲しいです…
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