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「神崎コラァ!!」


「つぼ浦てめぇ!!」


つぼ浦と救急隊の神崎が病院前で毎度恒例職権乱用バトルを繰り広げている。仲が良いのか悪いのか、日常茶飯事の事なので誰もが咎めず見守っていた。


「すいませんねぇうるさくして。」


たまたま怪我の治療に来ていた青井が他隊員と話していた。悪意が無いのは重々承知だが「相変わらず仲良いですねあの2人は」なんて言われると少しイラッとしてしまった。


「つぼ浦ーそろそろ終わりにして帰るぞー。」


「まだ道交法切ってないんすよ!待て神崎ー!」


「ほらつぼ浦上官命令だぞ帰れー!」


「俺が1番上官だぞ!…あ!?ちょっとアオセン!?」


あと少しで追いつきそうだったのに急に近付いて来た青井に手錠をかけられた。


「はい、おしまい。今日はここまで。」


「なんですか!?手錠解いてください!」


「らだおありがとう!じゃあなーつぼ浦!」


「クソッ覚えてろよ神崎ー!!…アオセンなんで。」


「なんでって、神崎困ってたから。お前足は?」


「いつもは放っておくのになんで…あそこにあるっすよ。」


「チャリかwまぁあるなら良いか、はい。」


「もう邪魔しないでくださいよ!」


警察署に戻る途中、レギオン駐車場でズズを見つけ話しかける。


「よぉキングスター!何してるんだ?」


「お前なんでチャリなん?」


「あ?良いじゃねぇか、お前も乗りたいのか?ちょっとだけなら貸すぞ。」


「いや別にいらんわw」


談笑しつつ手荷物検査をしようとしていると青井が声をかけてきた。


「つぼ浦ー署長が探してたよ。」


「え?無線で言ってたすか?」


「…いや無線では言ってなかったかな。」


「そっすか、すまんキングまた今度だ!」


署長が探してたというのは嘘だ。今日は何故だかつぼ浦が誰かと話しているのを見る度、胸がチクチク痛むしイラついてしまう。この感情が嫉妬だと認めたくなかった。


「…はぁ、俺ガキかよ。」


今度は他署員達とテーザー銃で撃ち合っている所を見て顔を歪ませた。良くない感情がふつふつと湧き上がってくる。


「ほらこっちだ当ててみろ!お、アオセンもやるっすか?」


「……」


「あれアオセン?どうしたんすか?おわっ!?」


いてもたっても居られなくなり、無言でつぼ浦の手を掴み歩き始めた。


「ちょっとアオセン!?離せっ!」


手を振り払おうとするが力が強くびくともしない。怒っているのか不安になりながらついて行った。




「えっ…と…?」


「ごめん、ちょっと暫くこうさせて。」


宿直室に入った瞬間抱き締められた。戸惑いながらも青井の背中に手を回して力を込める。


「どうしたんすか、なんかあった?」


「なんかあった…訳じゃないんだけど、今日の俺ダメだ。嫉妬してる。」


「嫉妬?何に?」


「つぼ浦と話してる皆に。俺のつぼ浦なのにって。お前がそういうの嫌なの分かってるし、行動制限されるの嫌なのも分かってるのに邪魔もした。ごめん。」


「いやそれは別に気にしてないけど…そんだけ好きって事でしょ?嬉しいすよ。だから安心してほしいっつぅか…上手く言えねぇけど。」


「ありがと。つぼ浦の気持ちはいつも伝わってるからね。これは俺の問題、俺が子供なだけ。」


「…俺になんかできる事あるすか?」


「ううん、つぼ浦は今のまま、ありのまま変わらないで。好きだから。」


「じゃあまたこういう事があったら言ってくれ。なんもできねぇかもしれないけど…」


「うん、ありがと。」


言葉を交わさず抱き合う。お互いの心臓の音が心地良く思えた。


「…してほしい事あった。」


「お?なんすか?」


「キスしたいな。」


「えっ……と、そういうんじゃなくて…」


「ダメなの?」


「ダメじゃない…けどここ家じゃねぇし…」


「大丈夫だよ、誰も入って来ないって。」


逃げようとするが壁に追い込まれて身動きが取れない。両手の指を絡めて繋ぎ壁に押し付けられ、唇を重ねた。


「ちょっとまって…///」


「ごめんもう無理。」


今までとは違い、欲望のまま貪るように口内を犯される。唾液が口の端から垂れるほど激しく絡まり、吸われる。口を離すと腰が抜けて座り込みそうなつぼ浦を支えた。


「…んはぁっはっはぁ…あお、せん♡」


「その顔ずるいって…もう退勤しよっか。」

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