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理系とは、世界を記述するものを指す。
それは、マルコ=ポーロみたいに、日本を黄金の島(ジパング)というようなものではない。
それは、事実を最も現在時点で、みなが客観的だと考えているものを基礎として考える。
実はそれが一番難しいのかもしれない。
いや、私ごとで言えば、最も難しいであろう。
なぜなら、それは、理由もなく受け入れろと言われているようなものだ。この後の長い具体例は読まないで、数字がうってあるあたりから読んでもらっても構わない。
例えば、それは貴公が、計り知ることのできない美を持っている者としよう。貴公が仮に、性格が非常に良かったとしよう。
それなら、貴公は、おそらくだが、相手が苦しんでいたら、受け入れて、慰めてあげるであろう。それは私情だが、素敵だ。
しかし、正直なところ、それを、いまめかしく言うなれば、相手にも自分とそれ相応の扱いを求めてしまうというのが一般的であろう。
ここで言えば、イケメンや美人への方が潜在的に甘くなってしまうだろう。逆にあまり良い言い方とは言えないが、相手があまり好みでなければ、少し嫌だと潜在的に思うかもしれない。
今の具体例では、正直何を言っているのかわからなかったかもしれない。
つまりはこういうことである。
人によって感じ方は違う。
そのことから、次のようなことがいえる。
1.誰にとってもの常識がない(好みは分かれる)
2.何かを信じなければならない(美でも性格でも良い)
ここらからこうもまとめられる。
理系というのは、みなが思ってるように、頭の堅い生真面目なやつばっかではなく、ましては、少し変わった人というばかりではない。確かにそういう人は少なからずいる。だが、それでも、みな、1、2のことは、なんとなくは理解しているはずだ。
よって、皆で大胆な仮説を信じる。それは非常に難しいことではないか。そこからがスタート地点なのだ。そこからストーリーが生まれる。
コメント
1件
第2話、読みました。ガラッと趣向が変わって、哲学エッセイみたいなスタイルにちょっと驚きました(笑)。「人によって感じ方は違う」という前提を置いたうえで、理系の姿勢として「それでも何かを信じなければならない」と整理していく流れ、なるほどと思わされました。客観的であろうとするほど、かえって主観的な“信じる”という行為が浮かび上がる——そのジレンマを軽やかに描いているのが面白かったです。ただ、物語としては次でどう展開するのか、もう少し世界観の手がかりが欲しかったかも。続きが気になります。
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#死ネタ、流血表現、暴力表現
穏霞 乃矢
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