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ATTENTION
❀これは某実況者グループ様のお名前をお借りしたものですご本人様には一切関係ございません
❀ご本人様関係者様等にご迷惑の掛かる様な行為はお止め下さい
❀登場する実況者様の性格等は作者の捏造に捏造を重ねたものになっています
❀軍の知識はミジンコ以下ですので多少雑なところがあってもスルーしてください
❀作者は東北民です関西弁が非常にガバガバです (エセ関 西弁)
❀あくまで作者の自己満ノベルです
❀オリジナルの概念が登場しますが実際には存在しません あくまでフィクションです。
❀誹謗中傷や批判コメはやめましょう 作者が単純に悲しくなります
❀誤字脱字は友達、語彙力は帰ってきません。
微えちです、まじちょっと
#11 ガンコウジクジ
〜自室
[…..]
目覚めの良い朝を迎え、体を起こす、 時計の針は6時を指していて、時間に余裕があることに気づく。
[…ふわぁ…..]
何気に、ここに来てもう4日は経っているのか…早いな
[…..]
部屋のカーテンを開け、窓を開け換気する、朝の心地のいい風が部屋に入ってきて、気分が良くなる。
今日は、何人祓えるかな。
顔を洗って、メイクを済ませる、服を着替えて髪を結べば、完成、そろそろトントンさんが来る頃だろうか。
[……….]
コンコンコン
噂をすれば
[はーい]
ドアに近づいた瞬間、不思議な気配を感じる
[…..トントンさん?]
いつもの彼の気配もするが、それ以上に、別の気配が強く、警戒心が解けない
「…..すまん、攻撃はせんよ」
ガチャ
[…]
ゆっくり扉を開けるが、彼が襲いかかってくることは無かった、ただ彼の姿に異変があった。
[…堕天使…..]
上級S+ランク 堕天使 取り憑いた人間の生気を奪う
トントンさんの背には白く美しい大きな翼があった、それも実体化していて、彼にも見えるようだった
「…驚かせてしもたな、気配嫌やろ」
[…ええ、とても]
[食事の後祓おっか]
「…頼む」
[この姿は、他の人達に見せてる?]
「…せやね、雅が来る少し前に、全員に見せとるから、大丈夫やと思うわ」
[…それなら良かった、行こ〜]
「行こか」
〜食堂
食堂に入ると、数名がトントンさんの元へ駆け寄り、体調は悪くないか、今日は書類任して、休んどってや、などなど、彼らは本当に仲間思いで親切なんだなぁと思う、それをええよ別に体調悪ないしと交わすトントンさんは少し休んだ方がいい。
普段と変わらない朝食を終え、トントンさんの元に行く。
[ご飯ちゃんと食べれた?]
「…w…大丈夫やで、オカンみたいやな…」
[さすがに少し心配になるの、攻撃的になるのが全てじゃ無いから]
「…せやな」
[それじゃ、どっか広いとこ行こ]
「おう」
〜屋外
「…ここなら…人もおらんし…ええやろ」
[…うん]
やっぱり、徐々に生気を吸われている、ほんとに少しづつではあるが、羽が大きくなっている
[…..トントンさんは…接吻の相手は…恋人がいいよね]
「え…なんで急に…ま、まぁ恋人がええんちゃう…か?」
[…じゃあさ]
「…..」
[今私としないとトントンさん数日後に死ぬかもって言ったら…どうする?]
「は…?!」
「それは…な、なんでや…?」
[…羽、大きくなってるんだよね]
「そ、そうなんや…」
[堕天使の羽って、取り憑いた人間の生気を吸い取って大きくなるわけ]
[…何となく言いたいことは…わかる?]
「…お前に移すの?」
[そゆこと、私に移して…変換して…返すみたいな、うん…..]
[すぐには…終わんないけど…ちょっと深めのじゃないとダメなんだ…]
「……..」
[…嫌、だよね]
[ごめん…]
「…だ、大丈夫や、…死ぬのと、天秤にかけるほどのことちゃう」
[…なら、よかった…]
「ゲホッゲホ…はやいこと覚悟決めなかもな…」
[とりあえず…そこに座ってて、立ってるの辛いだろうし]
「…ありがと」
地面に座ると、ふー…と溜息を吐き、壁によりかかる、相当なスピードで吸われていっているな、早く覚悟を決めないと
[…..]
トントンさんの前にしゃがみこみ、体を近づける、辺りを見渡し、誰もいないことを確認する。
[….失礼します]
やばい、心拍数が
「…..」
「…ん、…//」
柔らかな感触が重なり合い、顔と体が一気に火照る、それは彼も同じのようで、目をつぶっているものの、全身に力が入り、震えていた。
「…ん…っ…..///」
[…..//]
「っ…ふ..//」
体の力を抜くように、肩をそっと撫でると、力が抜けたようで、震えも少し治まっていた。
[……..]
少しだけ舌を入れれば、彼は苦しそうに少しだけ息を吐き、小さく声を漏らす、 数秒、口を重ねれば、次第に翼は小さくなっていく、と、同時に疲労を感じる。
[……ふー…]
ゆっくり顔を離す、やはり人間の性欲というものには逆らえないようで、少しだけ彼もその気になってしまったようだ、彼は私の後頭部にそっと手を添えると、近づけるよう促す。
もう一度口を重ねれば、さっきよりも深く、濃い接吻をする
[…ん..っ…ぅ…///…とんと..っん…]
[は..っ…]
思わずとろけそうになるような気持ちの良い感覚に、体が次第に密着していく、ぎゅっと強く抱きしめられ心臓がドクンと跳ねる、耳を優しく触られ、思わず体がビクッと反応する
[…..っ….//..]
「…んッ…」
心臓が早く、大きく脈動する
[んっ…も…だいじょぶ…っ…///]
「は…っ…」
「す…すまん」
「だ…大丈夫か…?」
呼吸を整えて、気持ちを落ち着かせる
[ん、大丈夫…]
[は…祓っちゃうね…]
「頼んだ…」
[”…此処にて命ずる、神よ、我を導きたまえ”]
[“解”]
「……..」
パタ…..
彼はそのまま意識を手放し、地面に倒れる。
[“会者定離”]
[…成仏してください]
「……..」
彼の隣に座り、そのまま寝転がる、ちらりと横を見れば、まだ頬の火照ったトントンさんが、安らかな顔で目を閉じていた。
[……..]
安心して彼の顔をじっと見つめるが、改めてやはりここの軍の幹部は皆例外なく顔が良い、凄く。
トントンさんに関しては、背も高いし体格もいいし、でも威圧感はなくて、雰囲気からして優しいし、…..なんかモテそうだな。
「…ん……」
[お、起きた]
「…..終わった感じ?」
[うん、もう大丈夫だよ]
「…..たしかに、物理的にも精神的にも体軽なったわ」
[…良かった、今日はなるべく激しい運動とかはしないようにね、よろしく]
「わかったわ、ありがとうな」
「….先戻るな?」
[うん、私はしばらくここにいるから、なんかあったら呼んで]
「了解、ほな」
[あっ、待って]
「ん?」
[葉っぱ…ついてる]
「お、ありがと」
そう言って去っていく彼を見ていると、片手で軽く唇に触れているのに気づく、その行動のひとつで、自身の顔がまた火照っていくのを感じる。
[…ふー..//]
[……はっず…]
[………….]
[ちょっと休むか….]
また地面に寝転がり、目を瞑る。
心地の良い風と、暖かな日差し、ちょうど木の木陰になっているところだから、涼しくて気持ちがいい。
[…..すー…すー…..]
目を瞑ればそれまで、意識はすーっと薄れていく。
[…..]
いくらか経った頃、少し離れから声が聞こえてくる
「…起こしてもええかな…?」
「…疲れとるんやろなぁ…」
「…かもな…」
「でも…な、」
[…どうかしましたか?]
目を開けて顔を上げれば、そこにはチーノさんと、もう1人、空港に迎えに来てくれた時、トントンさんと一緒にいた人がたっていた
「あっ…ごめんなさい、起こしてもうて」
体を起こして、少し目を擦る
[…大丈夫ですよ、疲れてる訳では無いので]
「それなら、良かったわ」
[…あの、そちらの方…お名前は]
「あ、そういえば話すのは初めましてっすね、ショッピです」
「俺…って話したことありましたっけ?」
[妖の症状が酷い時に話しました、チーノさんですよね]
「そうです、…その節はありがとうございました」
[いいえ、これが私の仕事なので]
[そういえば…何か御用でしたか?]
「あっ、せやったちょっと妖の症状悪化してもうた人がおって、来てもらいたくて…」
[すぐに行きます、案内してください]
「分かりました」
「…..」
解けた髪を結び直しつつ彼らの後ろをついて行く
〜屋内
「…エーミールって人が今症状悪化してるんですけど」
[…どう言った症状ですか?]
「妖に…乗っ取られとる?って言うんですかね…別人みたいで」
[なるほど…]
「もうすぐ着きますよ」
[…..]
「ここです」
[…図書館?]
「はい、いつもここにいるんです 」
「悪化すると、ここに篭って、話しかけると先生みたいなんすよ」
[…分かりました、案内してくださってありがとうございます、ショッピさん、チーノさん]
[なるべく図書館から離れるようにお願いします]
「分かりました、気をつけて」
「頑張ってくださいっす」
[…..]
2人が去っていったのを確認し、扉を見る、不思議で怪しい光が扉の隙間から煌々と差していた、それと同時に、扉に着いている小さめの窓から、蝶のようなものがちらりと見えた。
コンコンコン
[失礼します]
〜図書館
「…..見ない顔ですね」
[初めまして、如月雅です]
中に入ると、不思議としか言いようのない光が、窓から差していた、エーミール、と呼ばれているのは彼のことだろう、先生と言うより、教授に近い。
ランクなし 教授 取り憑かれた人物は、性格構わず教授のような振る舞いになる。基本無害
「如月さん…聞いたことがありますね、日本の…生徒でしたかな」
[…存じて下さっているとは、光栄です]
「いえ、ご要件は?」
[…貴方のことを、祓いに参りました]
「そうでしたか…ここはかなり気に入っていたのですがね、残念です」
[…未練は、ありませんか?]
「未練…ですか、如月さんは優しいですね」
「貴方のような生徒がいると、嬉しくなります」
[…..]
「ですが…そうですね…特にありません、私がずっと夢見ていた授業をすることも、彼らが叶えてくれましたし」
「激しい討論をすることも、彼らが叶えてくださりました」
「…本体が、そういう方だったようで」
[それなら良かった、…では、ゆっくりお休み下さい]
「………」
私がそういえば、彼は椅子に座り目を閉じる
[“解”]
「…最後に、話が出来て良かったです」
蝶の形をした幾千もの細かな光が、彼の体から放たれる、次第にその光が、エーミールさんを包み込み、容姿を変えていく、黄褐色の髪は亜麻色へと、ジャケットとベストだった服は、白のシャツ、髪に似た色のベストに、緑色のネクタイをつけた姿に変わっていった。
「…」
[“会者定離”]
[…成仏してください]
彼が目を覚ますのを待つ間、少し図書館を練り歩く、室内全体に光の蝶が飛び交っていて、静かで、美しい空間だった、かなりの冊数の本が本棚にぎっしりと詰まっていて、圧巻される。
しばらく歩くが、彼が起きる気配が中々ない、少し心配になり彼の元に行くと、すやすやと気持ちよさそうに眠っていた。
[…]
窓際に近づき、よくみると図書館の1辺のガラスの扉から漏れ出す光は、全て人口的に作られているものだと気づく、書物に日光は禁物だからな…と思うと同時に、随分金がかかっているなとも思う。
「…誰かいますか?」
耳に残る心地よい低音が、静かな図書館に響く
[…お邪魔してます、如月雅です]
[おはようございます、エーミールさん]
彼の方を見れば、真っ先に彼の目に視線がいく、色素が薄く、アルビノのような神聖さを感じる、美しい。
「あぁっ、あなたがグルッペンさんの言っていた雅さんですか、お会いできて光栄です」
[こちらこそ、お会いできて光栄だ]
[今気分の方いかがですか?痛みや不快感などは….]
「いえ、特にありません…ありがとうございました、祓って下さって」
[それならよかったです]
[…用事は済みましたので、私はこれで…]
「あっ、あの、お待ちください」
[どうなされました?]
「ご迷惑でなければなんですが…もう少しこちらでゆっくりなされてはいかがでしょう?」
[…いいのですか?]
「もちろんです、是非」
[……では、お言葉に甘えて]
「顔厚併促」
非常に恥じ入ることの謙称
To Be Continued