今日も、学校に行って帰っての繰り返し
その、短いようで長くしか感じられることの出来ない退屈なループの中で
ちょっとしたイベントが起こるだけ
またそのイベントの中にもいいものと悪いものがあって
sm「…ぁー、だる」
もう頭がこんがらがっちゃいそう
てかもうなってる
手遅れだって分かってる
自分が他人の劣化版だってことも
このままじゃ永遠に置いてかれたまんまだって事も
分かってるけどそこに手を翳して見ないようにしているだけ
無かったことに、正解を無理やり不正解にしてるようなもの。
sm「もう正解は分かってんのに…」
家に帰ってきた
そして塾に行って
また帰ってきた。
ソファに向かいたがる身体を言い聞かせ、勉強机へと向き合う。
どうにかして集中しようと文字の羅列をじっくり追う…が
何かが足りない頭は、今日あった”嫌な事”を思い返すばかり
例えば…………あれ、思いつかない。
それほど俺は楽しい生活を送っているということか?
いや、この日常に対して心から”楽しい”とは思ったことは無い。
それなら、やはり自身の日常には不満と自己嫌悪が…
、、、考えれば考えるほど手は止まり思考は沈んで行って
sm「…もーいいや」
いつものように投げ出した。
また、家に帰ってきた。
今日は金曜日。俺の生涯の唯一の心の支え…”休日”がやってくる。
そう思うだけで身体は元気を取り戻した。
珍しく早寝早起きをしたときとは段違いなほど
さて、何しようか
その行為だけでも幸せ者になれた気がした。
月曜のことなんか知らない。
辛くなったら”死”に逃げるだけ
sm「この2日間だけは楽しみだ。」
学校なんて行かなくて良いようになればいいのに。
あれから3度目の朝
幸せを噛み締めた…噛み締めすぎた代償かのように重い身体を起こす。
あぁ、今日から学校か
その苦しみも以前よりは軽くなった。
決して、娯楽ができた訳では無い。ただ、ただただ慣れてしまえただけ。
sm「いきたくないな」
無意味に零れた言の葉は誰にもすくえなかった。
帰宅
登校
帰宅
登校
帰宅
登校
………帰宅
先に有り得る嫌な事を想像してるだけで息ができなくなって
このままでは何も変われないと思った
そろそろ…この生活に終止符を……と体全体が叫んでいた。
sm「ならば、答えてあげよう」
鍵の無い自室で1人、明日には自分が居ない…そんな未来を実現させるために、それだけのために
自身の首を絞め続ける少年がいた。
その少年は、心の中の感情が表に出さない、否、出ない少年であった。
日に日にその当たり前が苦しくなって…そして
いきをとめた
目が覚める
自分を守ってくれるかのように覆いかぶさってくれていた布団を退かして
地に足を着く。
そして、誰にも救えないSOSの言の葉を零した。
sm「予知夢だといいな。 」
実体験でもなんでもないただの想像なので色々おかしいのは気にしないでいただけると…🙏
表紙の背景のぐにゃぐにゃは、 だんだん止まってく心電図?を表したかったのですが
流石に無理でした
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