「朱里……っ」
尊さんは熱でかすれた声で私の名前を呼び、口内で乳首を転がし、ちゅぱっと吸いながら、内腿をなぞり、秘唇に触れてきた。
「ぁ……っ、~~~~っ!」
小さく声を上げた時、彼は私にキスをし、ぬぷりと蜜孔に指を入れてきた。
「ん! んぅうううっ!」
露天風呂での愛撫で、蜜孔はすでにたっぷりと潤っていた。
数回指を出し入れされただけで、そこはすぐにくっぷくっぷと音を立て、私は顔を真っ赤にして口内に侵入した尊さんの舌を吸う。
上も下も彼に犯され、頭がおかしくなりそうだ。
恥ずかしくて脚を閉じたいのに、尊さんの体があって叶わない。
尊さんの腰を太腿で挟み、膝頭を震わせていると、彼は私を宥めるように太腿を撫でてきた。
「朱里の中、熱くてトロトロだ」
「ん……、やぁ……っ」
恥ずかしい事を言われて顔を背けると、じゅうっと音を立てて首筋にキスをされた。
「……キスマークつけてぇな。神に見せてやりたい。他の男にも、『俺のもんだ』って印をつけて男避けにしてやるんだ」
耳元で暗い所有欲を囁かれ、私はゾクゾクと身を震わせる。
そんな事を言われて、断る理由はなかった。
「…………ぃ、……よ……。……ここ……っ」
私は淫芽の裏側辺りを執拗に擦られ、腰をビクビク跳ねさせながら、自ら髪を掻き上げて首筋を晒す。
まるで吸血鬼に「どうぞ血を吸ってください」と言っているみたいだ。
「……会社の奴に見つかったら、うるさく言われるぞ」
確認しながらも、尊さんは興奮していた。
「……いいよ。四月になれば環境が変わるもん」
まだ完全な覚悟はできていない。
でも彼と結婚すると決めたなら、今の部署を離れる事も、新しい仕事を始める事だってやってのけないと。
挑むように尊さんを見つめ返すと、彼は優しい顔で笑った。
「…………公認、か」
その笑顔を見た途端、彼の想いが伝わってきてズキンと胸が痛くなった。
――尊さんは本当は、私との交際を皆に知らせたかったんだ。
――なのに、私は皆に見つかるのが怖いってだけで……。
こんな時まで、私は彼に守られ、甘えさせてもらっていたのだと思い知る。
理解した瞬間、私はポロッと涙を零し、彼に両手を差しだした。
「……我慢させててごめんね……っ。…………好きにしていいよ……っ」
涙ぐんだ私の顔を見て、言葉を聞いた瞬間、尊さんの表情がクシャッと歪む。
泣きそうな――、嬉しそうな、なんとも言えない顔。
尊さんは一瞬何か言いかけたのを呑み込み、私の耳元で熱く囁いてきた。
「お前は全部、俺のもんだ」
「~~~~っ」
私はその言葉を聞いただけで、あっけなく達ってしまいそうになる。
けれど言葉以上のものが襲ってきた。
尊さんは私の首筋に前歯を当て、きつく吸ってくる。
同時に蜜孔に入れる指を二本に増やし、親指で淫芽をヌルヌルと転がしてきた。
「っんぁあああぁっ!」
精神と肉体、双つの快楽に揉まれて私は甲高い声を上げ、頭の中を真っ白に染め上げて絶頂を味わう。
昨日の夜も感じたけれど、ちょっと痛くされて感じてしまう自分がいる。
そんな新しい面を知る事ができたのも、尊さんがいたからだ。
「~~~~っ、好き……っ、尊さん、好き……っ」
尊さんは私の首筋に濃いキスマークをつけたあと、「痛くしてごめんな」と囁いてうっ血痕を舐めた。
ちょっとした事で優しくしてくれる所も好きで、尊さんが好きすぎて何もかもフニャフニャになってしまう。
「~~~~っ、好きなの……っ」
私は子供のようにむずかり、蜜孔を長い指でほじられて腰をビクンッと跳ね上げる。
「俺も好きだよ。何よりも大切な宝物だ」
凶悪なまでの快楽を与え続けているのに、尊さんはとても優しい顔で笑いかけてくる。
「んっ、ぁっ、あぁっ、あー……っ、――――んぁああっ」
尊さんはぶちゅくちゅと泡立った音を立てて蜜壷を掻き混ぜ、愛蜜でたっぷりと濡れた親指で、さやからはみ出した淫玉を撫で続けた。
世界で一番格好いいと思っている人が、嬉しそうに微笑んで私の嬌態を見守っている。
そんな彼の前で、私はシーツの上で足を滑らせ、腰をくねらせ、ハァハァと呼吸を乱して口端から涎を零す。
尊さんが上目遣いに私を見ながら乳首を舐め、もう片方のそれもカリカリと引っ掻いてきた時――。
コメント
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好きと言い合い、身体にしるしを付けて....😘💋 二月の北海道で ひと足早めのバレンタイン💝 最後の夜は 思う存分愛し合ってね💏💕💕
好きって何回も何万回も聞きたいよね💕(*´ω`*)
尊さん、朱里ちゃんの気持ちわかってるはずなのに心の奥底には不安があるのかな…。 2人は話しをして、身体を交わせるたびに深く深く信愛に堕ちていくね✨💖