「服に……。刺繍で雲雀(ひばり)って書いてあるけど、
あなた…いったい誰?」
「親父を殺した奴と裁判で何度か顔を合わせたけど、
こいつは別人…だよな?」
被害者家族の表情に戸惑いの色が広がり、
雲雀はにぃっと笑う。
「うーん…そっか、そっか。
なるほど…こういうケースは想定していなかったなぁ。
でも、いいスパイスになったかも♪」
加害者に復讐するため集結した復讐者達。
その中には、微笑み爆弾魔と呼ばれた連続殺人鬼に、
親を殺された遺族の姿もあった。
だが、凶器を手にした彼等の目の前に立つ仇は、
まるで人事のように振る舞い、春風に髪をなびかせていた。
(雲雀だけど雲雀じゃない?
じゃあ、俺の隣にいるこの男は…)
違和感――。
これまで蓄積されてきた違和感が、
ひとつの答えを形成しようとしている。
累(るい)は爆弾魔である雲雀が死体を見て喜んだこと、
腹***************
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