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幸せに満ち溢れすぎていて口角上がりっぱなしでした✨✨✨ いやぁもうひと安心ですね、本当に。。。
お話の続きをありがとうございます🥰🙌若様かっこいいし泣いちゃうりょちゃんの可愛い💗とっても幸せな気持ちになりました☺️✨
現実も平和なお知らせでよかったー😭 本作も幸せで感謝……どうか彼らが自分らしくあれる日々が続きますように🙂↕️ 書いてくださったはるかぜさんに幸あれ🪄
「俺と···メンバーの藤澤は恋人としてお付き合いしています」
その言葉に涼ちゃんの手に力が入ったのを感じる。
大丈夫、というように俺も強く握った。
「このような発表は本来するべきではないかもしれません。聞きたくなかった、知りたくなかった···いろんな意見があることは重々承知しております。
ただ、仲間と自分と愛する人を守る為に公表しました」
そして雑誌に写真が掲載されることやプライベートが脅かされている、ということを司会者から説明してもらう。
「自分たちはバンドマンであり、メディアに出る人であり···けれどその前に1人の人です。認めてほしいとは言いませんが···少しでも理解してくださると、嬉しいです」
深々と3人でお辞儀をする。
藤澤さんからなにか伝えておきたいことはありますか?と司会者が問いかけられて、涼ちゃんはゆっくりマイクを握って真剣な顔で前を向いた。
「このお知らせを見てくださってる皆様、ありがとうございます···驚かせてしまって申し訳ございません。でも、大森が伝えたことが僕の気持ちでもあります。···そして、心から僕はこのミセスというバンドを、若井を、元貴を···愛しています。その愛のカタチは様々ですが、この気持ちに嘘も後悔もありません」
瞳は潤んでいるが、その言葉はきっぱりと強い。
涼ちゃんが逃げずに堂々と宣言してくれたことが俺は嬉しかった。
「人を愛することはとても尊いことだと思います···きっと、大森は経験した、感じた全てをまた楽曲に反映させてくれて素敵な音楽を作ってくれると信じています。だからどうか2人を愛を持って見守ってください」
若井がそう締めくくって配信は終了した。
会見の舞台から降りて配信が終わった俺たちはふぅ、と息をついた。
「なんか若井かっこよかった、それに嬉しかった」
「ほんとにありがとう···若井ってこういう時すごいちゃんとしてる···確かにかっこよかった」
「普段からカッコいいでしょ?···それな大切な2人には幸せになってほしいから」
俺は若井をハグする。
こんな素敵な友人とめちゃくちゃ可愛い恋人がいるなんて幸せすぎないか?
配信のあと、様々な反応をSNSで確認する。
もちろん否定的なコメントもあったけど想像以上に祝福のコメントが多くて涼ちゃんと顔を見合わせた。
『おめでとう!嬉しい』
『お似合いすぎる』
『ちゃんと伝えてくれてありがとう』
そして『若井さんカッコよすぎない?めちゃくちゃいいコメントしてた』など···本当に嬉しい言葉ばかりだった。
「もときぃ···僕嬉しくてもう泣きそうなんだけど···」
「ってもう泣いてるじゃん···」
涼ちゃんを抱きしめて泣いてもいいんだよって背中を撫でた。
「大好き···ずっと一緒にいてね?」
「当たり前でしょ」
俺は何があっても離さない、腕の中の大切な人を···そして大切な友である仲間も。
End.
お知らせが悪いお知らせでなくて良かった!ってことで続きを書きました···
こちらも幸せな終わり方になりました···!