車内┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
『おいお前らは取り敢えず
自分の安全を最優先に考えろ!!
お前らは俺になんかの思入れがあんだろ?
でも俺には記憶なんかありゃしねーし、
一般人じゃねぇから俺の事は考えるな!!』
と早川アキ達が降りて行く時に遠くに避難させるように言われた三途が言っている。
ご最もだ。前のような対等な関係の『仲間』では無く、もう一般的に見たら『守ってもらっている側と守る側』の関係だ。今の俺らに三途に干渉する理由は無いし、三途は自分の仕事を全うしなけりゃいけない。
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少し遠くに来た所で少し落ち着いたので、マイキーが好奇心で聞きまくった、自分の能力等について三途は話しだした。
『まず、俺が契約してるのは“薬物の悪魔だ。”』
『すげぇ!三途っぽいな!!』
なんてマイキーが言うと三途は不思議そうな顔をするがまぁいいか、と話を続ける。
『この悪魔の能力は掛け声の内容に則って能力が発動する。まぁ…魔法、みたいな。』
『…いまいちわかんねぇな。』
『…例えばよ、ハリ〇タなら“アバタケダブラ”って呪文を言ったら、その呪文は死ぬ効果があるから相手は死ぬだろ?それと同じで、…例えばヘロインって言う薬物は精神に異常をきたす効果がある、だから俺が戦闘態勢に入った時にヘロイン、って呪文を言えば相手は精神がおかしくなって戦闘不能になるわけだ。』
『でもそれだけじゃ死なねぇんじゃないのか?例えばの物だが、それは死にはしねぇんだから。』
『…とどめを刺すために刀で殺す。コカインとか効果が強くて最悪死ぬヤツは勿論死ぬが、大半は精神系だからな。精神がおかしくなって戦闘不能のヤツは刀でとどめを刺せるからな。』
『へぇ…、物騒〜!!』
『仕事柄しょうがねぇだろ。』
『じゃぁさ、なんで三途は公安に入ったんだ?』
『…昔兄貴と喧嘩した時に家を飛び出して…数日くらい経ったのかな。雨が降ってて、雨宿り出来そうな空き家を見つけたからそこに入ったら…薬物の悪魔が居たんだ。』
『こっわ!!それでそれで?』
『…色々あって契約したんだ。そん時は悪魔に興味があったし…な。そん時に代償として“顔の皮膚”を渡して“1部の記憶”を“預けた”んだ。』
『…それで三途は今の状態に…、』
『その後に…お偉いさんに捕まって、行くあてもねェからデビルハンターとして働くことになったんた。金に困ってたし。』
『家に帰りゃよかっただろ…、なんでデビルハンターに…、』
『知らねーよ。そんときの好奇心。』
『今の三途は好奇心旺盛なんだな笑』
『…つかお前らも、俺の話聞かせろよ。なんか思い出とかねーの?』
『思い出…か。』
『…梵天では特にねぇな。毎日忙しかったし。』
『マイキーにはあるんじゃないか?幼馴染らしいしな。』
『…俺幼馴染の事まで忘れちまったのか…、ごめんな。』
『いいぜ!それに俺は覚えてるからな!』
『じゃぁボスと三途の思い出話聞かせて〜?』
『よし!語るぞ!』
コメント
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...(lll-ω-)チーン(神を見た。。)
最高なんで死んどきます(?)