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大樹のふもとでした。
近隣諸国から集った妖精のひな鳥たちは、「今年こそ、ベーカリーパイをこんがり焼くよ❗」
と、息巻いて
セラなどは、かまどにエンチャントの上位術をしこたま仕掛けたものでした。
お祭りはボルテージを上げ、鉱石とハーブがやみくもに売れていき、冒険者はダンジョンの下層へ到達し、また、ギルドでは麦酒が降って湧くのでした。
「ユウイ。今年は一緒に来れて良かったね。」
「去年も、一緒に来たやん。」
「そうだっけ❓」
ドワーフのダンサーが斧を振り回し、客から小銭が投げ込まれる。
ユウイは、お祭りが好きだった。毎年、ウザいくらい毎年。誘ってくれる友人がいるから。
今年も、妖精のお祭りは大盛況なのでした。