【真琴誘拐事件】
第1話【絶対だよ】
監督生「____」
真琴「……」
「…私、眠いから先に寮に戻ってるよ」
監督生「あ、うん。わかった」
真琴「…….( - - *)ウトウト」
「………..」
(…さてと)
???「……..」
真琴(私の後ろにいるやつをどうするか…)
(ストーカー?いやでも私を狙う理由が全くわからないのですが?💧)
(でも……やるしかないな)
真琴が曲がり角へと走り出す
???「!!」
(しまった…気づかれたか…!?)
真琴のことを追いかける
???「!?(いない…どこだ…!?)」
真琴「!!」
???「!?!?」
???「くっ…」
真琴(!!)
(へぇ…..私の速さに対応できるんだ…やるな)
???(こいつ…速…)
真琴(なら、これはどうするのかな?)
かかと落としする寸前
???「!!」
(まずい…このままじゃ…)
真琴「!?」
「っ!!」
真琴「……..」
(今まで見た刃物より鋭い…)
(….近くに、もうひとりいるな)
真琴「っ!!(来る!!)」
真琴がその刃物を拾い上げる
ガキンッ!!
真琴「!?!?」
(た…たくさん来た!?!?)
ガキンガキンッ!!
真琴(跳ね返すのに精一杯だ……っ!)
??「………」
真琴「!?」
(待って……これ…頸を狙って…)
「っ!!」
??「!?」
真琴「あっぶな……」
??(小さくなった…!?)
真琴「………」(??を睨みつける)
??(っ…すごい殺気…っ)
真琴「っ!!!」
??「!?!?」
真琴「あんたたち誰?私を狙った理由は?」
「というか、何人で来たの?」
??「言うはずがないでしょう」
真琴「そーだよね。まぁそーなるよね」
「じゃあせめて名前ぐらいは教えてくれてもいいんじゃない?」
??「………あっちは”アルマ,,」
スズ「私は”スズ,,」
真琴「アルマにスズね…わかった」
「それで?私を狙う理由は?」
スズ「”あのお方,,にお前を連れて来いとの命令で…」
真琴「あ〜出たよ”あのお方,,!1番嫌いなワード!」
スズ「へ?」
真琴「元の世界でも”あのお方,,、ゴーストの世界でも”あのお方,,、そして今度はここで出るか〜」
スズ「えっと…」
真琴「せめて”ボス,,とか、男性だったら”兄様,,とかさ…」
アルマ「そんな事言ったら、アニ様に失礼でしょうよ!!」
真琴「え?適当に言ったつもりなんだけど…💧」
スズ「その…名前自体が”アニ,,というので…」
真琴「あ〜なるほど…💧」
「どうして私を連れて行く話になった訳?」
アルマ「私たちの仲間になれって事」
真琴「は?私が?」
スズ「私たちは見たのです。貴女の戦いを」
真琴「え?私の…?」
スズ「そう。あの青い炎をまとったモンスターを、貴女は倒した」
真琴「!!」
(青い炎をまとったモンスターって…グリムのこと…?)
(でもアレはオーバーブロットしたグリムを助けるために……..)
スズ「その戦いっぷりを見て、アニ様は貴女に興味を示したのです」
真琴「…..は?」
「だから…あんたたちの仲間になれって事…?」
アルマ「最初っからそう言ってるじゃない!」
真琴「……お断りだね」
「私の事を殺す気で来ておいて、『仲間になれ』って?」
「願い下げだね!!」
アルマ「アンタ…っ!」
スズ「アルマ、感情的にならないの」
??「だったら無理矢理連れてくまでだ」
真琴「!?」
ヒュンッ
真琴「っ……」
(危なかった…っ)
(髪が切れただけで済んだみたいだけど…)
??「ほう…今のをよけるか」
真琴「…………」
真琴の髪が伸びる
??「ふむ…面白い…..新たに髪をはやすとは…」真琴「…あんたが、アルマやスズが言ってたアニ…かな?」
アニ「いかにも。オレがアニだ」
真琴「……….ん?待てよ…」
アニ「む…….なんだ…..?💧」
真琴(スズやアルマは柔らかい声からして女…だよね?)
(フード被ってて顔見えないけど)
(で、ボスのアニは男……部下は女性だけ…?)
(つまり…….)
「はっ…..!」
アニ「お、おい待て。なぜオレを謎の生き物を見るような目で見るのだ!!」
真琴「ま、まさか…女の事をただの物としか見ていない….!?」
アニ「ち、違うわい!!」
スズ「え…アニ様、そうなのですか……?」
アルマ「ひ、酷いです…….っ!」
アニ「おい2人とも真に受けるな!!!」
真琴(まず、この事を誰かに知らせないと…)
(リボンを送るか…それで伝達を…)
真琴(よし、リボンは飛ばした…)
アニ「ええい!!調子狂うような事を言いおって!!」
「タダじゃおかないからな!!」
真琴「っ…….血鬼術……」
アニ「??」
真琴「雷神⚡」
監督生「いや〜まさかあそこで話が盛り上がるとは…💦」
グリム「ユウ、テンション高すぎだったんだゾ💧」
監督生「し、仕方ないでしょ!💧」
「女の子はおしゃべり好きなんです〜!」
ケイト「あははっw確かにそうだね〜」
「マコトだって結構おしゃべりだしw」
監督生「でも、楽しいのでしょう?」
ケイト「うん。まぁね♪」
監督生「!?」
ケイト「!?」
グリム「な、なんだ!?今のは…!?」
監督生「か、雷…?」
「いや違う……今のは…」
「真琴ちゃんの…..雷神……!?」
グリム「でも、マコトは先にオンボロ寮に帰ってたはずじゃ…..!?」
ケイト「マコト…….っ!」
監督生「あ、ケイト先輩!!」
ケイト「はぁ…はぁ……」
「!!」
🎀
ケイト(マコトのリボンだ…!)
リボンが飛んでいく
風も吹いていないのに
ケイト「!?」
(そっちに行けばマコトがいるってことかな…)
監督生「グリム、落ちないでね!」
グリム「ふなっ!?ユ、ユウ!!もう少しスピードを落とすんだゾ!!💦」
監督生「急がないといけないから無理!!」
「あと、しゃべってると舌噛むよ」
グリム「ふ、ふなぁ…💧」
真琴「はぁ…….はぁ…」
(こいつ、速い…)
(柱よりも速い……まるで雷のように一瞬で…)
(…….雷……..)
(足に力をためて…..雷のように…速く!!)
アニ「!?」
「ほう….やはり面白い!!」
「お前が仲間になれば百人力だ!!」
真琴「だ〜か〜ら〜!!」
真琴「”ならない,,っつってんだよ!!!」
スズ「!!」
真琴「っ!!」
(挟み撃ちは卑怯すぎんだろ…っ!!)
(上手く避けきれるか…っ)
「っ!!」
左腕を切り落とされる
真琴「ぐっ!!!!」
(やっぱり殺す気で来てんじゃん…)
(あんまり使いたくないんだけど…)
ギュルッ
左腕が再生する
アルマ・スズ「!?!?」
アルマ「あ、新しくはえた!?」
スズ「あの時の…足が治っていたのと同じように…」
真琴「………..いい加減にしろよ…」
「なんなんだよお前ら…」
「”仲間になれ,,って言っておきながら、殺しにかかって…」
桜の痣が浮き出る
真琴「死んだら仲間になれないと思うんだけど?」
アニ「ふむ…..あの時と変わらない紋様は浮き出たが……白髪にならないな…..」
真琴「!!(誰か来る…!!)」
真琴が煙玉を投げる
スズ「っ!?何…!?」
真琴「…….??💧」
真琴A「私ちゃん大丈夫!?」
B「怪我はない!?」
C「服血まみれじゃん!!💦」
真琴(これは……ケイトのユニーク魔法…!!)
「ふっ…そう来たか…」
「ならこっちも…!!」
スズ「!?!?」
アルマ「ぶ、分身!?!?」
真琴「こっちの分身は服に血が染み付いてるから、誰が私かわからないよ!!」
また煙玉を投げる
スズ「っ!!」
アニ「ほう、なるほど…本物を探し出せということか」
〜オンボロ寮〜
〜談話室〜
真琴「はぁっ…..はぁっ…」
ケイト「マ、マコト、大丈夫…?💧」
真琴「うん…..なんとか…っ」
監督生「よかったぁ、間に合って💧」
グリム「本当に焦ったんだゾ…💧」
真琴「リボン、届いてよかった…」
「…ケイト、ユウちゃん、グリム」
「助けに来てくれて、ありがとう…」
ケイト「今日は休んだ方がいいよ」
監督生「そうそう!今のうちに力をためた方がいいよ!」
真琴「うん…..そうする…」
〜真琴の部屋〜
真琴「…….はぁ…」
真琴がベットに倒れ込む
真琴「……….」
(めんどうな事になったな…)
「…ピアス外そう…」
ドレッサーに向かう
椅子に座り、右側のピアスを外し、
そして鏡を見る
真琴「……..?」
「!?!?」
アルマ「み〜つけた♡」
真琴「っ!!!!!」
監督生・グリム・ケイト「!?」
監督生「今の大きな物音は…!?」
グリム「マコトの部屋からじゃねーのか!?」
ケイト「急ごう!!」
真琴「離して!!離せ!!」
アルマ「ちょ、暴れないで!!💦」
真琴「離せ….」
「離せ!!!!!!!」
アルマ「ぐぅっ!!」
(ものすごい電圧…っ!!)
ケイト「マコト!!!」
真琴「!!」
アルマ「チッ!!」
グリム「待つんだゾ!!!」
監督生「真琴ちゃん!!!」
真琴「みんなお願い!!この事を学園中に知らせて!!!」
「絶対だよ!!!!」
ケイト「!!」
ケイト「………」
監督生「……..そんな…」
グリム「マコトが、アイツらに攫われたんだゾ…」ケイト「……..」
監督生「ケイト先輩…?」
ケイト「行こう」
監督生「行くってどこに…」
ケイト「リドルくんたちにこの事を伝えるんだよ」
グリム「え?」
ケイト「マコトが言ってたでしょ」
『この事を学園に知らせて!!!』
『絶対だよ!!!!』
監督生「……….」
グリム「……….」
ケイト「行こう」
監督生「……はい!」
𝓉ℴ 𝒷ℯ 𝒸ℴ𝓃𝓉𝒾𝓃𝓊ℯ𝒹(続く)
【あとがき】
どうも、主のマコトです!
初めてノベルバージョンでストーリーを作りました!最初はチャットノベルでやろうと思ったんですけど、前回のストーリー「スケアリー・モンスターズ(特別編)」のようにまたタップ数が大変なことになりそうだと思い、ノベルにしました。
まぁ、コレも文字がびっしりで読みにくいかも知れませんが、許してください。
ソレでも読みずらいと思った方はコメンド💬でお伝えください。
できる限りチャットノベルバージョンも考えておきます。
それではまたいつか
ばいばいハニー!
コメント
1件
うん。良すぎ。 俺も作らなきゃ……。