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2話【わらわの名は…】
真琴「………….」
アルマ(最初っから気絶させればよかった…💧)
真琴「………….」
『真琴!!起きて!!』
姉…さん…..?
『寝てる場合じゃない!!!』
真琴「!!!」
「このっ、離せ!!」
アルマ「ヤバっ、起きた!?」
真琴「離せ!離して私を解放しろ!!!」
(その前に道のりをみんなに知らせないと)
(そうだ…)
「っ!!」
真琴が腕を振り上げる
アルマ「!!!!」
(この構え…攻撃しようとしてる…!?)
「大人しくしてろ!!」
ドッ(気絶させる)
真琴「くっ…….」
アルマ「あ、危なかった…💧」
(でも…..変な構え方だったな…)
真琴「…………」
お願い…….とどいて……..
〜ハーツラビュル寮〜
〜談話室〜
エーデュース「はぁ!?!?」
「マコトが敵に連れ去られた!?」
監督生「うん…」
ケイト「マコトが、この事をみんなに伝えてって言ってたから…」
『この事を学園に知らせて!!!』
『絶対だよ!!!!』
ケイト「……..」
リドル「それでわざわざ走ってまでここに来たんだね」
グリム「アイツ…黒いフードを被ったヤツがマコトを抱えて逃げてったんだゾ」
監督生「あの真琴ちゃんが連れてかれるなんて…そんなに強いのかな…」
トレイ「とりあえず、学園長に…」
リドル「いや、だめだ」
『!?!?』
トレイ「リ、リドル?」
リドル「学園長に知らせてもどうにもならない」
「ボクたちがマコトを助けに行く」
監督生「え!?」
グリム「リドルどうしたんだゾ!?オマエらしくもない…」
ケイト「それに、学園長に怒られるかもしれないじゃん!」
リドル「確かにそうだね…でも」
「だからといって、学園長に知らせても、警備隊に任せるかもしれない」
「マコトにも被害が…」
ケイト「っ…」
監督生「だ、だからって、私たちだけじゃ…」
???「ならば他の寮長とやらに知らせればよいではないか」
『!?!?』
ケイト「え、マコトのリボンが…!?」
🎀「………」
監督生「え…….リボンが…」
「人間体になった!?!?」
「しかも小学生サイズ!?ちょー可愛い〜!!」
🎀「ユウ、お主ちとうるさいぞ💧」
ケイト「………」
トレイ「君、名前とかあるのか?」
🎀「もちろんあるぞ!」
お琴🎀「わらわの名は”お琴,,じゃ!」
「琴でもお琴でも好きに呼べばよい!」
監督生「お琴ちゃんの口調…江戸時代…?」
お琴🎀「む、そ、その生まれ代わりじゃよ…」
ケイト「そんなことより!!」
「なんでマコトのリボンが人間体になったわけ!?」
お琴🎀「簡単な話じゃ」
リドル「マコトの魔法か、ケッキジュツ…という力なのかい?」
お琴🎀「いかにも」
「ただの紐(ひも)であるわらわに、真琴が血鬼術で命を吹き込んでくださったのじゃ」
「命だけではなく、他の情報もくれたぞ」
デュース「他の情報?」
リドル「どんな情報だい?」
お琴🎀「ここから真琴がいる場所までの道のりじゃよ」
〜???〜
真琴「………..」
「…….!!」
(ここは….?)
真琴「!!」
(拘束されてる…)
アルマ「やっと起きた〜」
真琴「!!」
スズ「アルマ、力強くやりすぎ。」
「ここに着いて目覚めるまで、1時間半もたってた。」
アルマ「だってコイツ暴れるんだもん!」
真琴「っ!!コレを外せ!!!」
「外して私を寮に帰せ!!!」
アルマ「まだ言ってるの?」
「もう諦めたら?」
スズ「諦めた方が身のためだよ。」
真琴「…..諦めるはずないだろ…」
「何度でも言う。私はお前たちの仲間にならない。」
アルマ「コイツ…本っ当にムカつく…っ💢」
真琴「……….」(アルマを睨む)
アニ「ならばお前を洗脳するだけだ」
真琴「!!」
アルマ・スズ「アニ様!」
真琴「……洗脳するだって…?」
「……..ふっ…ははは…」
アニ「何がおかしい?」
真琴「いや…バカだなぁって思って」
「アンタ、私が強いってわかってるんだろ?」
「強い人を洗脳するなんて、できる訳ないじゃん」
アニ「それはどうかな?」
真琴「…..は?」
アニ「スズのユニーク魔法、電気人形(サンダー・シグナル)の力は凄まじいんだ」
真琴「…何が…言いたいの?」
アニ「簡単に言えば、どんな者でも操ることができる。」
「人だけではない。虫、動物、生きているものはなんでも操れる」
「以前スズは熊を操ったぞ」
真琴「!?」
(熊!?!?)
(それはすごいな…)
(ってそうじゃなくて、なんでも操れるって…)
(どおりで魔力がすごい訳だ)
(スズの魔力…とてつもなく高い…….マレウスさんやリリアさんの魔力にちょっと近いくらいだ…)
(アルマ…..魔力はちょっと低めだけど、体力や筋力は結構ある。恐らく反射速度も凄まじい)
(私の速度にも対応できてたし、あの時はびっくりしたな…)
(そしてボスのアニ…コイツは魔力を読み取ることができない…魔法か何かで防御(ぼうぎょ)してるな…)
(スズの洗脳魔法に耐えられるか…..っ)
真琴「ん?待てよ…」
アニ「こ、今度はなんだ…?💧」
真琴「洗脳魔法……」
ジャミル「お前はちょっとした魔法に耐性があるらしいな」
真琴「はい。ラギーさんのユニーク魔法でも、持ち堪(こた)えることができました。」
ジャミル「なら、俺の目を見ろ」
真琴「??はい。」
ジャミル「蛇のいざない(スネーク・ウィスパー)」
真琴「………」
ジャミル「マコト、お前の主(あるじ)は誰だ?」
真琴「………」
「え?私に主なんていませんけど……?」
ジャミル「!?!?」
「へぇ…面白いな」
真琴「え?何がですか?」
真琴「洗脳魔法…….」
アニ「お、おい!何を考えてるんだ!?💧」
真琴「うるさい黙ってて」
「今ちょっと考え事をしてるんだから」
アルマ「ちょっと!アニ様になんてことを…」
真琴「ちょっとマジでうるさい」
アルマ「こいつ….っ💢」
スズ「アルマ、落ち着いて。」
アニ「スズ、もう洗脳しろ」
スズ「はい。」
真琴「ちょっと!今考え事をしてるって何度も…」
スズ「電気人形(サンダー・シグナル)」
真琴「っ!!」
真琴「………..」
スズ「貴女のマスターは誰?」
真琴「私のマスターは………」
監督生「真琴ちゃんがいる場所がわかるの…!?」
お琴🎀「うむ。」
ケイト「だったら今すぐに…!」
お琴🎀「待てケイト、早まるでない」
「まずはみな準備が必要じゃ」
「ちと休め」
リドル「コトの言う通りだ」
「睡眠時間をとらなければ戦いは不便になる」
トレイ「そうだな。焦りは禁物だぞ」
ケイト「………わかった」
リドル「じゃあ今回の件はここまでにしよう」
監督生「はい。おやすみなさい」
お琴🎀「わらわはどこで眠ればよいのだ?」
監督生「好きな所で寝てもいいんじゃない?」
お琴🎀「好きにすればよいって事か?」
監督生「うん。」
お琴🎀「ふむ…….」
監督生「ケイト先輩はどうします?」
「ご自分の部屋で寝ますか?」
ケイト「…..今日もオンボロ寮で泊まってもいい?」
監督生「構いませんよ!」
ケイト「ありがとう」
〜オンボロ寮〜
〜外〜
ケイト「………」
(寒っ…)
誰かが後ろから肩掛けを掛ける
ケイト「!!」
お琴🎀「外は冷えておるから、何か掛けないと風邪ひくぞ」
ケイト「……….」
お琴🎀「心配か?真琴のこと」
ケイト「え…」
お琴🎀「お主、真琴が攫われてからずっと無心になっておる」
「話の内容も頭に入って来ないようにも感じるぞ」
ケイト「………そうだよ。マコトのことが心配で心配で仕方ない…」
「できればすぐに助けに行きたい」
「休めって言われても、心配で眠れないんだよ…」
お琴🎀「真琴はこんなことでくじける者ではない」
ケイト「!」
お琴🎀「お主もわかっておるのだろう?」
「あやつは強い」
「だから心配するな」
ケイト「コトちゃん…」
「ありがとう…!」
お琴🎀「あ、やっと名前呼んでくれたのう!」
「それに笑顔になっておるぞ!」
ケイト「コトちゃん…もしかして心配してくれてたとか?」
お琴🎀「当たり前じゃ!お主がしゅんとした顔をしておると、真琴も悲しむぞ!」
「真琴がいなくても笑顔で過ごすのじゃ」
「真琴と再会しても笑顔でいられるように」
ケイト「!!」
「コトちゃん、かっこいいこと言うね」
お琴🎀「そうかの?」
ケイト「うん。かっこいい」
「マコトに似てるよ」
お琴🎀「それは嬉しいことじゃのう!」
「それより、お主もう寝ろ」
「明日の準備に備えるのじゃ」
ケイト「うん。そうだね。」
「おやすみ。コトちゃん」
お琴🎀「うむ。おやすみなのじゃ」
〜メインストリート〜
カリム「え!?マコトが攫われた!?」
ジャミル「カリム!声が大きい!💦」
カリム「あ、ああ、悪い💦」
アズール「あのマコトさんが攫われるなんて、相当強い奴なのでは…!?」
ジェイド「えぇ。これは大問題ですね…」
フロイド「……..」
エペル「マコトサン…」
ヴィル「あの子が負けるなんて…美しくないわね…」
ルーク「それで、マコトくんを助けるために、私たちに伝えたんだね」
監督生「はい。」
「どうか、真琴救出作戦にご協力をお願いいたします。」
フロイド「小エビちゃん改まりすぎじゃね?」
監督生「え…?」
ヴィル「協力するに決まっているでしょ」
ルーク「私も協力するよ!」
「ようやくマコトくんと仲良くなれたところなのに、これでお別れになったら、悲しくなる」
カリム「おう!オレも協力するぜ!」
ジャミル「はぁ…またお前は…💧」
「まぁでも、ケイト先輩も心配してるだろうし、俺も協力する」
監督生「みなさん…..!」
「ありがとうございます!」
オクタヴィネル
スカラビア
ポムフィオーレ
作戦に参加
〜ディアソムニア寮〜
〜談話室〜
お琴🎀「ということなのじゃ!」
リリア「ふむ…マコト救出作戦か…面白い」
「わしも協力しよう」
シルバー「親…リリア先輩が行くなら俺も」
お琴🎀「本当か!助かるぞ!」
リリア「マレウス、お主はどうする?」
マレウス「僕も行くとしよう」
「鬼の子とはまだ話したいことがたくさんあるからな」
セベク「なら僕も行きます!!」
お琴🎀「みな、感謝する!」
ディアソムニア
作戦に参加
〜植物園〜
レオナ「お断りだ」
「めんどうな事に首を突っ込むもんじゃねぇ」
ラギー「俺もその件はパスするっス」
「痛いのは嫌だし」
お琴🎀「…….ユウ」
監督生「ん?」
お琴🎀「ゴニョゴニョ…」
監督生「うんうん…」
お琴🎀「ラギーよ!真琴救出作戦に協力してくれたら、ユウと真琴がドーナツを奢ってくれるそうだぞ!」
ラギー「え…」
監督生「まぁ、私と真琴ちゃんの割り勘ですけど」
「奢ります。」
ラギー「マ、マジっスか…?」
監督生「マジです✧」
ラギー「協力するっス」
監督生(つ、つれた…💧)
ジャック「俺も行く」
監督生「ありがとう!」
サバナクロー
ラギー、ジャック
作戦に参加
監督生「報告は以上です。」
お琴🎀「イグニハイドはどうするのだ?」
監督生「イデア先輩は、もう少しで推しのイベが開催するから走らないといけないんだって」
お琴🎀「真琴じゃなくゲームを取ったか…」
監督生「あはは…💧」
リドル「全く、あの人は…」
トレイ「まぁまぁ、結構集まったんだからいいじゃないか💧」
ケイト「トレイくんの言う通り!」
「これくらい入れば百人力だね!」
お琴🎀「ケイト、やる気に満ちてるのう」
ケイト「おかげさまでね!」
監督生「これで明日の準備は完璧ですね」
「!?!?!?」
監督生「な、何事!?」
お琴🎀「まさか…っ」
𝓽𝓸 𝓫𝓮 𝓬𝓸𝓷𝓽𝓲𝓷𝓾𝓮𝓭 (続く)