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サフィヤに馬場に連れてきてもらったわたしは、
馬具を締めて鞍を乗せた馬たちのうちから、栗毛色でやさしい目をした雌馬を馬丁さんに見立ててもらって乗馬訓練をすることになって――
たどたどしく馬に乗ったわたしのかたわらで、サフィヤがやすやすと大型のランスを操りながら寄り添うように馬を並べてくれた。
サフィヤは、少しでも上手く馬を操れたら上達が早いと手放しで褒めてくれたり、ときおり冗談を交えながらおもしろおかしく指導してくれたり、サフィヤ先生との乗馬訓練はとても楽しかったし、落ち込んでいる気持ちも忘れることができた。
彼のひとつひとつの言動から、
彼がわたしを元気づけようとしてくれているやさしさが伝わってくるようで、わたしがありがとうの気持ちをこめて彼に笑いかけると、彼もうれしそうに笑い返してくれるのだった。
そうして、
しばらくサフィヤに乗馬をならってから、もうすぐ昼どきをむかえよ********
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