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『――おまえが、好きだ』
……――ついに言ってしまった、と思った。
彼女へのこの気持ちは、自分のなかに秘めておくべきだと……生涯自分のなかに大切にしまいこんで、それを底力にしてふたりのことを――レインと海春のことを彼らの一番近くで守って、支えていこうと思っていたのだ。
なぜなら海春は……――親友の、愛したひとだから。
俺には、ふたりのあいだに割って入ろうなんて気持ちは、微塵もなかったんだ。
そう思っていたのに、レインと別れてひとりぼっちになって、さびしげにしている海春を見ているうちに、おまえにはまだ俺がいると、おまえが心細いときはいつだって俺が近くにいて励ましてやるとわかってほしくて、とうとう……言ってしまった……。
(これでもう、後戻りはできねぇな……)
海春といままでと同じ関係でいることはできなくなってしまっただろう。
海春を困らせることだけはしたくなかったんだが、俺が***********************
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