『短冊に込めた想い』
注意書きは第一話をご覧下さい。
数年前
水「ねねあおくん!おねがいごと、なにかいたの?」
青「ん〜?みずとずっといっしょにいられますように〜ってかいた!」
水「わっいっしょだね!ぼくもあおくんとずーっといっしょにいられますようにってかいた!」
青「おそろい、やな!」
水「うんっ!!」
水「へ、転校…?」
青「おん……親の仕事が海外になってもうて…」
水「っ……そっか…」
青「ごめんな、ずっと一緒にいようって約束したのに」
水「ううん、いいの。仕方がないことだし…」
水「あ、そうだ。明日七夕でしょ?お願い事書こうよ!あの時みたいに!」
青「それもそうやな」
水「青くんなんて書いた?」
青「へへっ、教えてやんない!」
水「え〜っ!?なんでよ〜」
青「叶ったら教えてやるよ」
水「じゃあ僕も叶ったら教える」
青「お、なんやろな〜♪」
水「…なんかロマンチックだね♪」
青「せやろ?♪」
水「……海外でも頑張ってね」
青「…うん…」
水「……懐かしいな、あの思い出」
水「元気かな〜青くん」
水(今だに短冊持ってるとか…僕神の力信じすぎでしょ…笑)
水「……もうすぐで七夕か」
コンコン…ガチャ
母「ねえ水、昔仲良かった青くん覚えてる?」
水「え?もちろん覚えてるけど……それがどうかした?」
母「噂なんだけどね……最近日本に帰ってきたらしいのよ」
水「えっ!?」
母「昔のママ友から聞いたの。青くんらしき人を見たって」
水「っ…どこで?」
母「えぇーっとたしか……」
ピーンポーン
母「あら、誰かしら。ちょっと出てくるわね」
水「うん」
水(青くんが帰ってきた…?)
水(もしそれが本当なら…会いたいなぁ…)
ドタドタ…!!
バンッ!!!
水「ちょっとお母さん!?またドア壊す気!?」
母「水ッ!!あの噂本当だったわ!!」
水「……へッッ!?」
母「取り敢えず玄関に行きなさい。ドアは私がなんとかしとくから」
水「わ、わかった」
青「……あ、水。久しぶり」
水「え、青くん…?」
青「せやで。元気にしてた?」
水「元気だけど……昔と変わりすぎじゃない??」
青「そうか?」
水「知らない間に身長バカ伸びてるし、イケボになりすぎだし、前よりイケメンだし、かっこよくなってるし……」
青「おーおー、めっちゃ褒めてくれるやん笑」
水「……いや別にッッ?!////」←無意識で言ってた
青「それよりせっかく感動の再会を果たしたわけやし、ちょっと着いてこいよ」
水「自分で感動の再会って言うのね」
青「だってそうやん」
水「( ‘-’ )スゥゥゥ⤴︎︎︎」
水「お母さーん!!!今からちょっと散歩してくるー!!!!」
母<行ってらっしゃーい!!!
水「よし、行こっか!」
青「お前ん家みんな元気よなw」
水「それが取り柄なんで!( ˶ー̀֊ー́˶)」
水「……って公園?!」
青「なんかあるんか?」
水「いやなんか…着いてきてって言うからてっきり、お店とかかな〜と……」
青「言いたいことがあるんや」
水「?」
青「俺の目見て」
水「う、うん……」ジッ…
水 ドクッドクッ
水(さっきから心臓の音がうるさいな…////)
水(青くんのこと……見ると恥ずかしくなっちゃう…///)
水 フイッ…
青「ダメ。ちゃんと見て」グイッ
水「へぁっ…!?///」
青「へへっ、顔真っ赤w」
水「う、うるさいっ…/////」
青「…好きだよ」
水「……え?」
水「今…なんて… 」
青「水のことが好き」
青「俺でよかったら付き合って?」
水「…////」
青「……なんか言ってや//」
水「えっと……僕も…好き…////」
青「!ほんま…?」
水「嘘つくわけないじゃん…///」
青「〜〜〜✨」ギュッ
水「わっ///」
青「嬉しい……!!」
水「!」
水「へへっ///」ギュッ
青「そういえばあの時書いたお願い事、教えてやるよ」
水「叶ったの?奇遇だね。僕もさっき叶ったところ!」
水「さき教えて?」
青「俺は『次水に会ったら告白できますように』やで」
水「…そ////」
青(照れてる♪)
青「じゃあ水は?」
水「僕は…『また青くんに会えますように』」
青「水らしいな」
水「ね、またお願い事書こ?もうすぐ七夕だし!!」
青「せやな」
水「じゃあ僕ん家行こ!」
ガチャ
水「ただいま〜」
母「おかえり水。ごめんね〜、またドア壊しちゃった〜」
水「も〜何回目?そろそろ気をつけてよね!」
母「ごめんっ!すぐ修理するから!」
水「でさお母さん。笹と紙ある?七夕のお願い事青くんと書きたいの!」
母「あると思うわよ。探してくるわね」
母「どうぞ上がって!」
青「お邪魔します」
母「はい、見つけたわ!」
水「おっ、ありがとうお母さん!」
水「はいっ!青くんの紙ね!」
青「サンキュー」
水「なに書こっかな〜」
青「俺はもう書けたで」
水「早くない!?僕まだ考えてるんだけど!」
青「早く早く〜!!」
水「ええーっと……よし、これにしよう!」
青「なんて書いたん?」
水「せーので見せ合う?」
青「ええな」
水青「せーのっ!」
『水/青くんとずっと一緒にいられますように』
水「あははっw全く一緒だね」
青「やっぱ、あの頃の願いをもう1回書くよな」
水「うん、次こそはずっと一緒だよ?」
青「もちろん」
コメント
1件
あっ…神だわ…もう、神…