テラーノベル
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大学3年・7月。
高円寺のカレー屋。
ハル「おっ美人!また来てくれたんや!」
仁義「美人て。」「直弥くんだよ。」
ハル「直弥くんな!」
「こないだ『色々』ありすぎたきん
聞きそびれじょったわ!」
仁義「ごめんって」
ハル「ところで君ら筆下ろしいつしたん?」仁義「ハルちゃん!!!」
直弥「筆下ろし…?」「何?」
仁義「…………。(え。)(直弥くん知らんの。)(待って。)(説明できん。)」
ハル「え。」「マジ?」
仁義「教えんでええ!!!」
ハル「なんで俺が怒られるん。」
席に座る。
仁義はメニュー開いた瞬間、
「これ美味しそう。」
「あ、でもこっちもええな。」
「季節限定あるやん!」
って楽しく悩む。
直弥はずっとページを見てる。
「……。」
仁義「直弥くん?」「決まらん?」
直弥は少し笑って、「何でもいい。」
仁義は「じゃあ、」
「また僕がふたつ頼んでええ?」
直弥「うん。」「お願い。」
直弥「…ハルさんも、香川の人?」
仁義「うん!中学のときからずっと一緒やったけん」「東京でも近くにいるのってなんか不思議な感じ。」笑いながら言う。
直弥「⋯方言。」「ちょっと違うけど」
仁義「ああ、」「ハルちゃん坂出の子やけん」直弥「さかいで?」
仁義「西讃のほう。」
直弥「⋯西讃。」「言葉、違うんだ。」
仁義「うん。」「ちょっとちゃう。」
ハルが料理を運んでくる。頼んだのは、
・タンドリーチキンカレー。
・季節限定 夏野菜キーマカレー。
「はい、どっち食べる?」
仁義は自然に皿を寄せる。
直弥は一口ずつ食べて、
「……こっち?」
と夏野菜キーマカレーを指す。
仁義は嬉しそうに、「季節限定のほうやん」
「食べれてよかったねぇ。」と言う。
帰り道。
仁義「おいしかったね。」「お腹おきた?」
直弥「?」
仁義「あ、」「お腹いっぱい?って」
直弥「…うん。おいしかった。」
仁義「あ、きれいな花。」
「よっけ咲っきょる。」「なんの花やろ」
直弥「………『槿』(むくげ)?」
仁義「直弥くん花詳しいんや!すごいなぁ」直弥「詳しく、ないけど。」
「誰かから聞いた。」「…ような。」
仁義「また来年も咲くんかなぁ。」
直弥「……たぶん。」
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ハルの
「ところで君ら筆下ろしいつしたん?」、
単純に「君らそれぞれの初体験いつなん?」ってのと
「仁ちゃん直弥くんともうそういうことしたん?いつ?」の二重の質問の「君ら」だったりします
ハル→DTゆえのオッサンあるいは中学生レベル(ビデオの趣味はえぐい)
仁義→DTその2。思春期にハルと関わってたせいで知識が多少変な方向に植え付けられている
直弥→冬花のせいで逆レなりかけてた結果
経験人数:1
経験回数:もはやわからん状態
だが知識は微妙に足りない
そんな有様。
コメント
1件
あ〜〜〜もうこの空気感好きすぎる!!😭💕 ハルちゃんの爆弾発言に仁義が必死に止めるの、笑ったwww 直弥くんの「筆下ろし…?」が純すぎて尊い…。 でも一番じんときたのは帰りの「槿」の会話やな〜。「また来年も咲くんかな」って問いに「たぶん」って返す直弥くんの距離感がリアルでエモいんよ…。 この二人、ゆっくりお互いを知ってる感じがたまらん。ずっと見ていたい日常や。