「「生徒会長!?」」
「声が大きいですですっ……」
「あとバレてましたよ、、やっぱり」
「……だよな」
第7話
るぅとside
「るぅとは、なんて返事したわけ?」
「返事は保留にしてもらってます」
そう言うとさとみくんは分かりやすく
顔をしかめた
「もちろん断りますよ、けどすぐに返答できるような雰囲気ではなかったので」
そう説明しても
さとみくんは納得している顔ではなかった
「やっぱ、はやく逃げようよ」
今まで下を向いていた莉犬
震えた声で言った
「そのために動いてんだよ」
「分かってるけど……!」
怖い気持ちがすごく伝わる
それを察したさとみくんは
莉犬を抱き寄せた
そのまま頭を撫でている
僕は空気でしょうか
「あのー、、」
「ぁ、すまん…w」
「公共の場では控えた方がいいと思います」
「るぅちゃんもよくころちゃんとやってる……」
「やってませんっ、!//」
ニヤニヤしてる2人
思ってることが丸見えで
隠す気もなさそうだった
莉犬side
「そ、そんなことより、!紹介したい人がいますっ……!」
「……え?」
ほんのり赤くなったるぅちゃんの頬は
見て見ぬふりをして
新しい話題に入る
「もうそろそろ来ると思うんですけど、、、、ちょっと見てきますね」
そう言ってから屋上のドアに近づくるぅちゃん
僕とさとちゃんは顔を見合せて
頭の中に?をいっぱい浮かべていた
ガチャドンッ
「い”たッ……」
「おわっ、、ごめんるぅちゃん…w」
「んもー……!」
遅いです、と怒りながら言った
るぅちゃんの言葉の先には
「ごめんなwなかなか抜け出せんかったんよww」
ジェルくんだった
「紹介します、ジェルくんです!」
「あー、よろしくな」
俺はさとちゃんの後ろに行った
さとちゃんは鋭い目付きでジェルくんを見ている
ぎゅっと手が握られた
「……るぅと、裏切ったの?」
「なんてこと言うんですか、、ジェルくんは味方です」
はぁとため息をつきながら俺らの目の前に座る
その後に手招きをして
ジェルくんはるぅちゃんの隣に座った
「……ビックリ、、するよな…」
申し訳なさそうな顔をしている
そんな彼を見てさとちゃんは
「は、?」
低い声が響いた
ジェルくんが分かりやすく肩を震わせる
「はぁ……味方ですって、何回言えば……」
「人殺しが味方?お前頭おかしいんじゃねーの?」
「ッ……」
人殺し
その言葉にジェルくんは
どんどん顔を暗くしていた
さとみside
「話を聞いてくださいっ!」
「嫌だね、頭おかしいやつの話なんか……」
「さとちゃん、」
後ろにいる莉犬が
俺の服を掴んできた
「なに?」
「話だけでも聞こう?」
「……わかった」
こういう時
莉犬が言うことを聞いてしまう
俺はどんだけ莉犬に従順なのだろうか
莉犬side
「で、どんな話?」
「僕も詳しく聞いてないから何も知らないんです」
さとちゃんが少し落ち着いてから
るぅちゃんと話し始めた
ジェルくんを見ると
申し訳なさそうに、
少し縮こまって下を向いていた
「ジェルくん」
「……あぁ、話してもええの?」
「準備はOKです!」
「俺がこの街の仕組みを知ったのは2年前や」
「ジェルくんが高校生になった時に、、?」
「そうや」
「でも、なーくんはそれよりも前から知っとったんよ」
「ッ…..、」
なーくんの話が出てきた途端
涙目になるるぅちゃん
続けてくださいと
苦笑いで言った
「……俺らは高一で生徒会に入った
校長の命令なんよ」
「そしてあのシステムに参加し始めたのは半年後」
「変な薬を無理やり飲まされたわ」
ジェルくんの目に
光はなかった
「その薬はな、言うたら洗脳薬みたいなもんらしくて、、
飲んだらあのシステム通り動くよう頭が支配されるんよ」
「つまり……みんなを殺してるのも、、無理やりってこと?」
「まぁそうなるな」
「……そ、れは、、なーくんも、?」
「そうやで」
「なーくんは今でもその薬を飲んでる、
依存性が高くてな……狂ったように飲んどるよ」
「ジェルは?」
「俺は、無理やり飲まされた日以降、ずっと飲んでるフリしてんねん
なんかあんまり俺の体には効かんかったみたい」
暫く沈黙が続いた
「あのさ、ひとつ聞くけど
結局、ジェルはなんで俺らの味方なわけ?」
冷静な顔で
真剣にジェルくんを見つめて
さとちゃんは言った
「……俺は、薬を飲まされた日から人は殺してない」
「でも、なーくんは、ホントの殺し屋みたいに殺してんねん」
「でも、、、なーくんはそんな人やない!」
「助けたい……」
「俺も、もうみんなを騙したくないわ……ッ」
ジェルくんが話し終わったあとに
るぅちゃんが立ち上がった
「僕も、なーくんがあんなことする人だなんて思ってません」
「これがほんとに事実なら、助けたいです」
「莉犬とさとみくんは、?」
辛そうな笑顔だった
ジェルくんはずっと俯いてるし、
るぅとくんの質問に俺は即答だった
「いいよ、俺も協力する」
「ッ!莉犬、、ほんまか!?」
「みんな、大切な人だもん……笑顔でいて欲しいな、偽りの笑顔なんかじゃなくて、、ね?」
さとちゃんの方を見る
目を丸くしていた
困ったような顔をしていたけど、
その後すぐに話し始めた
「……はぁぁぁ、、わかったよ」
「っ!!」
「助ける、ジェルがこんなに真剣なの見たことないし、目的はあんまり変わんない」
「でも、もし俺らにジェルのせいで被害があったら即切るからな」
「さとちゃんっ、莉犬もっ……..ありがとう、」
ころんside
昼休みになったって言うのに、
るぅとくんはいないし、
ましてやさとみくんも莉犬くんもいない
僕、ハブられてる、、?
「おーい、ころん!」
とクラスメイトが声をかけてくれた
「一人なら一緒に飯食おうぜ!」
「うん」
なんか、、みんな最近変だな、
「ねぇ、昼休みどこ行ってたの?」
「ちょっと先生に用があって……」
授業が始まり
ペア活動の時間に
隣のるぅとくんに聞いた
適当に嘘つかれて誤魔化された
嘘なのは気づいた
けど言いたくないんだろうなと
それ以上深堀することは無かった
さとみside
「で、結局どーする?」
次の日、
昼休み4人(俺、莉犬、るぅと、ジェル)
で作戦会議をする
「まずは、明日のテストでしょ」
「阻止する方法は無いですかね?」
俺らが殺される可能性が低いことがわかった
それなら俺らが動くしかない
「でもなぁ……明日やし、、」
「ちょっと時間無さすぎますよね」
できることはやろう、
ということで
学年の人にたくさん勉強を教えた
明日のテストに向けて
昼休みからあとの時間は自習時間となる
しかも完全に自由だから
他のクラスに行って教えた
「……ジェル、今日の犠牲者は、?」
「だいぶ減ったで、ここだけやけど……」
「大人とかは変わらないってこと、?」
「校長はそう言ってた」
今は金曜の放課後
るぅとは
『ころちゃんと帰る約束してて、、、先に帰りますっ』
と言って帰った
後で電話するかぁ、、、
「とりあえず、、来週もこんな感じで動いて……」
「少しずつ計画立てて行こーぜ」
「そうだね、」
「じゃ、俺生徒会室戻るわ」
「おう」
まじで遅くなってすみません
私受験生で来週受験なのに
普通に風邪ひいて、
もう色々やばくて…w
ほんとにすみません🙇🏻♀️🙇🏻♀️🙇🏻♀️🙇🏻♀️
次も遅くなるかもです😭😭
そして今日冬グッズ届きました🫶🏻
可愛いです
これからるぅとくんの放送を見ようと思います👍🏻
なう(2024/01/25 20:47:06)
たくさんのいいねとコメント待ってます
続き200♡~
コメント
4件
受験頑張ってください!!
お疲れ様です! このお話ずっと楽しみにしてたのでめっちゃ嬉しかったです! 頑張ってください! いつまでも待ってます!