危うくこぼれかけた声をあたしはなんとか飲み込んだ。
あのバチッという音は覚えがある。ものすごく近くで聞いた、というか食らった。
あれは――スタンガンだ。
でも、何で?
どうしてレオがサンドラにスタンガンなんか?
いったい何が起こってるんだろう。少なくとも、とんでもなくヤバいことであるのは確かだ。
心臓がドクドク波打って、嫌な汗がにじむ。
助けに行かないと。
でも、あたしじゃとてもレオにはかなわない。
武器になるものはないか見回したとき、不意にドアの向こうで着信音が流れた。
どうやらレオにかかってきたらしい。
「どうした。……ああ? まだ手間取ってやがるのか。さんざん痛めつけただろうが。……すぐに行くから、代わりにこっちへ誰かよこしてサンドラを運べ」
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