⚠️注意⚠️
・スマイルさんがメンバーの悪口を言います
スマイル視点
突然だが、俺らの部下は凄く良いヤツらだと思う俺の出張でどうしても出来ない仕事を気前よく受け入れてくれたり、仕事の合間にお菓子を用意してくれたり、お茶だって淹れてくれる
そんなある日一般兵に追加の書類を渡す為に一般棟にやって来た情報管理室に向かう途中、大広間で足を止めた
ガヤガヤ…ガヤガヤ……
人の声が沢山聞こえる…30人ぐらい居るな…
“知りたい”という感情に負けてノックも無しに大広間のドアを開ける
ガチャ
「マジで総統キモいんだけどw」
「分かるwまるで自分が愛されてるかの様に振舞っちゃってwお前はアイドルじゃねぇっつーのw」
「軍医もさ、普段は爽やかだけど前線出ると人変わるじゃんwマジであん時殺されるかと思ったわw」
「爽やかなのも演じてるだけじゃね?」
「遠距離部隊隊長もさ、戦争でとかで無理にモチベ上げようとして冷めたこと言うから戦いずらいんだけどw」
「近距離部隊隊長?もさ、普段の隈もヤバ過ぎて見てて気持ち悪いw」
「分かる〜、前線出た時の反転目キモ過ぎて吐き気するんだけどw」
「総統代理もうるさすぎ、ダミ声にあの声は鼓膜逝くってw周りの事考えろ」
…なんと幹部の悪口を言い合う会だった……。今のところ俺の悪口は1回も言ってないが…正直ショックだあれだけ信用していた部下達が俺らの知らないところですこんな事してるなんて…
聞いてて気分が悪くなる…
何より…ムカつく……
いくら部下だとはいえ、俺の仲間に対してこんな悪口言ってるのは癪に障る……
でも待て…わざわざ会を開いてまでこんな事してるんだまだ大勢居るに違いない…
ここは一旦こいつらに混ざって根を探った方が良さそうだ
よし……
sm「おい…お前ら俺が居る事気付いて無いのか?」
一般兵達「!?……す、スマイル様……!?」
sm「夜な夜な何してるのかと思ったら、わざわざ会を開いて俺らの愚痴かよw」
兵A「いえ…これは……その……」
sm「別に処罰は”まだ”降さない」
一般兵達「……。」
sm「その代わり…」
sm「俺も混ぜろ…」
一般兵達「え…?」
sm「俺もあいつらには手を妬いてる」
sm「日頃の愚痴ぐらい言わせてくれ…」
それからは毎日大広間に通わされている最初は30人ぐらいだったが、今は120人ぐらいは居る気がするWT国の兵は市民を抜いて合計で700人前後、そのうちの120人と俺は大切な仲間の愚痴を言い合っている正直もう限界…聞いてて気持ち悪い……
兵B「総統とかすぐなんかの物のせいにしてwムカつくんだけどw」
sm「分かるw親指が痙攣した〜とか、蜘蛛が居たから〜とかw鬱陶しいんだよ」
兵O「後服装なんなん?」
兵L「それなw俺らには制服定めておいて自分たちは楽なパーカーとかジャージとかw」
兵P「総統代理は謎過ぎw」
兵B2「分かる〜何故和服?w」
兵S3「スマイル様だけですよ、折り目正しいスーツ着てらっしゃるの」
sm「……。」
罪悪感でしか無いいくらこの後大量引きずり出そうとしてるからって一般兵に便乗して大切な仲間の悪口を語ってるなんて…結構精神的にも来るし、何より仲間に申し訳ない
今日も誘われ大広間へ、なんか今日は「絶対いらしてくださいね!」なんて言ってたな何か企んでるのか…念の為、拳銃の予備を多めに…護身用の中型のナイフもちょっと磨いどくか…
重い足を引きずって大広間へ行く
ガヤガヤガヤガヤ……ガヤガヤ……
なんか……今日多くね?…これ…俺が狙われてた可能性あるな…
念の為外側から大広間の鍵を掛けダクトから中に入ると…
一般兵達「お待ちしておりました!!」
いや多すぎだろパッと見230ぐらい居るぞ?
sm「こんなに集めて何するつもりだ?」
兵M43「なんとですね、」
一般兵達「謀反を起こそうと思ってるんです!!」
sm「…は…?」
兵D8「それで、私達で総統の首を落として!」
兵N45「スマイル様を総統に、新たな国を創り上げるんです!」
sm「ほぅ?それでこんなに人が多いわけだ」
兵G26「はい、我らの同志全員集めました!」
sm「なら丁度いい」
sm「教えてやる」
兵J1「はい?」
sm「確かに俺はアイツらには手を妬いてると言った」
sm「だがそれはもう10年以上前体験してきている」
sm「ある日突然それが無くなったらどうする?」
一般兵達「え?…」
sm「寂しいにも程があるだろ?」
グアッ_!!
近くに居た兵一般兵の息の根を断つ
ザワザワザワ…
兵N3「す……スマイル様!?」
sm「仲間って言うのは面倒臭いものなんだ」
sm「変に絡んできたり、しょうもない事で言い合いしたり、煽ってきたり」
すごーい、こんなところにハルバード持った鎧飾られてる
sm「ま、他人がそれを見てどう思うかはその人それぞれだがな」
sm「少なくとも、俺は生憎物好きなんで」
sm「その面倒臭い仲間が好きなんだ」
sm「お前らみたいな……なんにも知らない部下とは違ってなッ!!」
ハルバードを握って振り回すあら、不思議。たったこれしきで人が15人も死んでるではありませんか
sm「なんだよお前らw幹部と総統の悪口言ってた癖にこんな一瞬で心臓止めんのかよw」
sm「おーい、そこのお前〜、何いっちょ前にスペスナズ・ナイフなんて持ってんだよw」
ナイフの刃が飛んでくる
sm「……どこ狙ってんの……?????」
sm「使いこなせて無いじゃんw」
グチャ……グチャ…
sm「あーあ、人が死んでくwうちの一般兵はこんなにも弱かったのか、」
sm「つまりほとんどの戦力はシャーくん、Broooock、きんとき、きりやん、Nakamuにあったと……」
sm「じゃあここに居るヤツら全員殺してもなんも問題無いな!」
グチャ…グチャグチャ……グチャ…
Nakamu視点
na「終わんないよ!」
kn「口を動かすな」
kr「手を動かせ」
sha「相変わらずだなw」
br「僕でさえ終わったんだけどw」
あ”〜終わらーん
kn「てかスマイルどこいんの?」
kr「どーせまた暗〜い情報管理室でPCカタカタやって時間忘れてんだろ」
na「もしくは部屋で足組んでアロマキャンドルつけて優雅に紅茶飲みながら本読んでるか」
俺らのスマイルへの偏見やばw
コンコンコン
ノックがなった
na「誰〜?」
兵T26「兵隊番号T26、遠距離部隊No.32」
na「どうぞ〜」
兵T26「失礼致します」
na「なんの用?」
兵T26「一般棟の大広間から、不穏な臭いがしまして、むやみに入る前にご報告しに参りました」
br「不穏な匂い……?」
兵T26「はい……戦場特有の…死体の臭いと言うか…」
na「それが大広間から?」
兵T26「はい…」
na「案内して…」
兵T26「かしこまりました。こちらで御座います」
kn「やば、何事…?」
大広間のドアの下の隙間から赤黒い血が大量に滲み出している
sha「行くぞ…」
br「シャーくん裏からね、僕右から行く…」
kr「じゃあ俺左から行く…」
kn「俺はNakamuに付く」
na「おけ、行っていいよ一応スマイルにも連絡入れといて」
kn『こちらきんとき、スマイル?』
kn『スマイル、スマイル?』
kr「どうした?」
kn「スマイルに繋がらない」
na「インカムしてないんじゃね?」
kr「はぁ?ばかだろ」
na「しょうが無い、このまま行こ」
sha『Broooock、きりやん、さんにーいちで開けるぞ』
br.kr「了解」
2人が扉のドアノブに手をかける
sha『3…2…1……!』
ガチャッと勢いよくドアを開けて中に入って行く彼ら
しかし開けて一歩進んで動きを固めた
最強「は…?」
sm「…あ……」
なんと大広間に居たのはお気に入りのスーツを真っ赤に染めてもう既に死んでいるうちの一般兵達に死体撃ちしているスマイルだった
そいつとバチッと目が合うと、一目散にダクトに入って逃げてった
sha「あっちょッ…!おい!!」
シャーくんがダクトに入って後を追う
kr『俺情報管理室行って指示するから2人は追って』
2人というのは今ダクトに入ったシャーくんとそばでオロオロしているBroooockの事だろうか、でも
na「でもあいつインカムして無いから場所分かんないよ!」
するといつものウザったらしい顔で
kr『ふふん、あいつはよく迷子になるからニコちゃんマークのバッヂの中にもGPS入れといたw』
kn「天才が居たw」
na「今どの辺?」
kr『幹部棟の方戻ってる』
kr『多分シンプルに東廊下前のダクトから出て部屋に閉じ籠るつもりかな…多分』
na「じゃあシャーくんとBroooockはそのまま詰めてって」
na「俺ときんときで……w」
na『スマイルの部屋待機www』
kn『おけおけw』
スマイル視点
さっきから必死に部屋戻ろうとしてたけどよくよく考えたらシンプル過ぎたわだってどう足掻いたってあのルート通ったら絶対部屋向かってるってバレて部屋で待ち伏せされるに決まってる
実際もう部屋で捕まってるんだもん。
kn「説明してくれる……?」
sm「……。」
只今ガチトーンでお説教中デス…
kr「おい…!お前s」
na「きりやん。」
kr「……。」
na「スマイル。」
sm「……。」
na「スマイル、今回君がやった事はこのまま捉えれば決して許される事では無いよ」
na「でも俺らは知ってるから」
na「スマイルはあまり戦闘を好まない事」
na「臭いし、汚れるし、気持ち悪いし」
na「前言ってたでしょ?」
na「そんなスマイルが今回理由も無しにうちの一般兵達を死体撃ちまでする程痛めつけてたって事は」
na「なんか理由があるんでしょ?」
kr「ちなみにだけど」
kr「大広間で何やってたかは知らないけどあんな目立って色んな人が使う場所、監視カメラの2つや3つ設置されてるに決まってるかんな?」
sm「……。」
kr「見れば何やってたかなんてすぐ分かるから」
澄まし顔で俺を見下すきりやんムカつくけどそんな私情をぶつける権利は今の俺には無い
Nakamu視点
さっきから何を言っても黙りなスマイルちょっと責めてみるか……
na「後さぁ…」
na「さっきチラッと見たけどあの死体の中普通に俺らの部下も居たよね?」
kn「そうそう、俺K80番の子結構気に入ってたんだけど」
sm「……。」
na「スマイル?なんか言ってくんねぇと分かんねぇよ?」
sha「理由も無しに部下殺したとか言ったらあいつらの親御さんとか同期とかから苦情の嵐だぞ?」
br「スマイル〜僕達エスパーじゃ無いんだよ〜」
br「ゆっくりでいいからさ、話してくれない?」
そう言ってBroooockがスマイルの横に腰掛けると、スマイルはBroooockのダボダボのパーカーをぐいーーと引っ張って自分の顔面に近づける目の辺りらへんで左右にパーカーを動かすそれだけならまだただ顔を拭いている人だが……
sm「……ヒグッ……」
WT-sm「…えッ……」
微かに聞こえた声とも捉えづらいその音は…
あのスマイルからは滅多に聞かない声…
泣き声……
そう、泣いているのだ…あのスマイルが……
俺らの前で…静かに……
sm「…どうせッ……カメラ見たら分かるんだから…」
sm「……わざわざ聞くなッ……」
やっと発してくれたその声もガラガラで、その言葉も弱々しくて…
でも伝わる…この件、スマイルは悪く無いという事が
いつもの一人で抱え込んで限界まで行ったパターンだ
WT「……。」
br「スマイル…?」
スマイルがずっとパーカーを引っ張ってるせいで身動きが取れないBroooock名を呼んでも返事が無いためパーカーからスマイルを引き剥がして前髪を上げると
sm「スースゥー」
真っ赤に腫れた目を閉ざして静かに寝息を立てるスマイル
na「スマイル寝てる」
br「完全にお疲れだね」
na「まぁいいや、逆にちょうどいい」
na「そのままベッドに寝かしといて」
na「俺らは全員で情報管理室行こ」
kr「徹底的に探ってやる」
という訳で管理室来た訳だが……
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
sm「夜な夜な何してるのかと思ったら、わざわざ会を開いて俺らの愚痴かよw」
sm「日頃の愚痴ぐらい言わせてくれ…」┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
na「何これ…」
sha「何してんの?」
na「とりあえず続けて」
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
兵B「総統とかすぐなんかの物のせいにしてwムカつくんだけどw」
sm「分かるw親指が痙攣した〜とか、蜘蛛が居たから〜とかw鬱陶しいんだよ」┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
kr「俺らの悪口……」
br「スマイルが…?」
kn「結局非はあるじゃねぇか、」
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
兵O「後服装なんなん?」
兵L「それなw俺らには制服定めておいて自分たちは楽なパーカーとかジャージとかw」
兵P「総統代理は謎過ぎw」
兵B2「分かる〜何故和服?w」
兵S3「スマイル様だけですよ、折り目正しいスーツ着てらっしゃるの」
sm「……。」
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
na「ん?待って、今んとこもっかい流して」
kr「ここ?」
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兵B2「分かる〜何故和服?w」
兵S3「スマイル様だけですよ、折り目正しいスーツ着てらっしゃるの」
sm「……。」
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
na「これ演技だ」
na「明らかに表情変わってる」
br「めっちゃ眉間にシワよってるw」
kn「この感じだと自分も混ざって芋ずる式で全員釣ろうとしたのかな…?」
na「多分それ、最後まで続けてきりやん」
kr「うい」
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sm「こんなに集めて何するつもりだ?」
兵M43「なんとですね、」
一般兵達「謀反を起こそうと思ってるんです!!」
sm「…は…?」
兵D8「それで、私達で総統の首を落として!」
兵N45「スマイル様を総統に、新たな国を創り上げるんです!」
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
sha「こいつらやばい事言ってね?」
na「ワンチャン俺死んでたぞ?」
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
sm「ほぅ?それでこんなに人が多いわけだ」
兵G26「はい、我らの同志全員集めました!」
sm「なら丁度いい」
sm「教えてやる」
兵J1「はい?」
sm「確かに俺はアイツらには手を妬いてると言った」
sm「だがそれはもう10年以上前体験してきている」
sm「ある日突然それが無くなったらどうする?」
一般兵達「え?…」
sm「寂しいにも程があるだろ?」
グアッ_!!
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
kn「殺したw」
sha「やばw」
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
ザワザワザワ…
兵N3「す……スマイル様!?」
sm「仲間って言うのは面倒臭いものなんだ」
sm「変に絡んできたり、しょうもない事で言い合いしたり、煽ってきたり」
sm「ま、他人がそれを見てどう思うかはその人それぞれだがな」
sm「少なくとも、俺は生憎物好きなんで」
sm「その面倒臭い仲間が好きなんだ」
sm「お前らみたいな……なんにも知らない部下とは違ってなッ!!」
sm「なんだよお前らw幹部と総統の悪口言ってた癖にこんな一瞬で心臓止めんのかよw」
sm「おーい、そこのお前〜、何いっちょ前にスペスナズ・ナイフなんて持ってんだよw」
sm「……どこ狙ってんの……?????」
sm「使いこなせて無いじゃんw」
グチャ……グチャ…
sm「あーあ、人が死んでくwうちの一般兵はこんなにも弱かったのか、」
sm「つまりほとんどの戦力はシャーくん、Broooock、きんとき、きりやん、Nakamuにあったと……」
sm「じゃあここに居るヤツら全員殺してもなんも問題無いな!」
グチャ…グチャグチャ……グチャ…┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
kn「あーあw」
br「めっちゃ暴れるやーんw」
na「しかもめっちゃ煽ってたしw」
br「きりやんさっきのとこもっかいw」
kr「ここでしょ?w」
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
sm「仲間って言うのは面倒臭いものなんだ」
sm「変に絡んできたり、しょうもない事で言い合いしたり、煽ってきたり」
sm「ま、他人がそれを見てどう思うかはその人それぞれだがな」
sm「少なくとも、俺は生憎物好きなんで」
sm「その面倒臭い仲間が好きなんだ」┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
na「あいつ俺らの事好きらしいぜw」
br「まぁスマイルらしいけどw」
kn「戻るか、あいつの部屋」
na「行こ行こw」
kr「いじり倒してやるw」
スマイル視点
重い瞼を開けば毎朝見る見慣れた景色どうやら俺はあの後寝たらしい周りにあいつらはいないが部屋の外からこちらへ向かってくる仲間の声が聞こえるあの感じだとカメラ見て戻ってきた感じか…うわ……またしつこく弄ってくるじゃん…w
まぁ今回はいいか……
いつか絶対立場逆転してやるから今回はまた面倒臭い仲間に付き合ってやるよ……
END
コメント
8件
pixivで何度も読んでいて、でもログイン出来てないから、コメントが出来ずにいた所、テラーで投稿ありがとうございます!!本当に何回読んだかもわかんないし、全部のストーリー大体覚えるぐらい読んでます!私もスマイル推しなので、全部の投稿が大好きです!これからも応援してます!長文失礼しました。
一般兵が幹部に勝てると思うなぁ(ᐛ )
最後のスマさん…w可哀想にw ただの一般兵がワイテルズ様を〇そうとか何考えてんだ??