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tamaki
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仁人side
二人に告白をされて、どうしたらいいのか分からなかった。
でも――ここではっきりさせる。
俺はひとつ息を吐いて、気合いを入れた。
仁人「……勇斗、ごめん。俺は勇斗を選ぶことはできない……」
勇斗「……っ」
俺は、太智を選ぶことにした。
勇斗のことが嫌いなわけじゃない。
むしろ、ずっと大切な存在だった。
ただ……本当に、今さらなんだと思ってしまった。
仁人「多分、俺は勇斗に依存しすぎてたんだと思う。だから、周りが見えてなかった」
仁人「でも太智は……俺が勇斗しか見てなかったときも、ずっと俺のことを好きでいてくれた」
俺は真剣な目で勇斗を見つめながら、自分の気持ちを打ち明けた。
勇斗「……そうだよな」
勇斗はそう呟くと、俯いてしまった。
胸が少し痛くなる。
それでも、俺はもう決めた。
俺は太智の方へ振り向く。
仁人「太智。こんな俺だけど……好きでいてくれてありがとう」
そして、少しだけ緊張しながら笑った。
仁人「俺も、太智が好きだ!」
太智「……っ」
太智の目が大きく見開かれる。
次の瞬間――
太智「ううん。そんな仁人やから好きやねん」
「俺を選んでくれて、ありがとうな」
そう言って、太智は俺に抱きついてきた。
仁人「うわっ……!」
突然のことに戸惑って、最初は背中に腕を回すことができなかった。
でも、太智が俺を抱きしめる腕に、ぎゅっと力を込める。
その温かさに、俺もゆっくりと太智の背中へ腕を回した。
……ああ。
俺、本当に太智を選んだんだ。
そう思った、そのとき。
ずっと黙っていた勇斗が、静かに口を開いた。
勇斗「太智」
太智「ん?」
勇斗「……仁人のこと、幸せにしろよ」
太智「当たり前や」
一瞬、空気が静かになる。
だけど――
勇斗「……でもな」
太智「……?」
勇斗「俺は、まだ諦めてない」
太智の表情が変わる。
勇斗は俺を真っ直ぐ見つめた。
勇斗「仁人。覚悟しとけよ」
仁人「…………え?」
その目には、本当に俺を諦める気なんて微塵もなかった。
俺は何も言えず、口をパクパクさせる。
すると、太智が俺を抱きしめたままニヤッと笑った。
太智「ふっ…やれるもんなら、やってみ?」
太智「もう仁人は俺しか見てへんけどな」
勇斗「言ったな?」
太智「言ったで?」
再び二人の間に火花が散る。
勇斗と太智が睨み合う。
…またこれかよ。
俺は二人に挟まれながら、心の中でそっと呟いた。
仁人(…誰か、俺をこの状況から助けてください)
こうして俺の恋は―
無事に決まったはずなのに。
なぜか、全然落ち着かないものになった。
END
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最終的に太智ENDにしてみたのですがどうだったでしょうか!
勇斗ENDにしようと思ったのですが、当て馬が勝ちヒーローに繰り上がる展開を書きたかったのでそうしました。
でも最後の抵抗としてまだ勇斗は諦めてないよ〜という展開にしました!
コメント
5件
フォロー&初コメ失礼します! 時間を忘れてイッキ見(読)しました 初めてのお話なのにめっちゃ面白かったです
わー!!最後は塩さんとくっついたんですね✨ もうどっちに転ぶかハラハラしながら見てて面白かったです! 勇斗の最後の「まだ諦めてない」て言葉も‥‥続きが気になります!