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 あたしは理想の告白なんて漫画やドラマでしか見たことがなかったから、こんなにバクバクするなんて知らなかった。まあ、あたしが告白されたわけではないんだけど、心臓の音がうるさくなった。

「カノン、もう出てきて大丈夫だよ」

「うん…」

沙羅に促されてごそごそと木の茂みから出た。西尾くんにはあたしが見てたってことバレてないよね?


「カノン!私海斗くんと付き合っちゃった!!どうしよう?」

沙羅はぱたぱたと手を動かしてあたしに駆け寄ってきた。

「どうしようって…。良かったじゃん。おめでとう」

そういうと、沙羅は満足感と達成感のある、自信に満ちた顔をあたしに向けてきた。

「ありがとっ!じゃあ、もう日も落ちてきてるし、帰ろっか」

「そうだね」

あたし達は、学校に背を向けて歩いて行った。

あたしのお兄ちゃん

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