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あの夢を見た日から数日間、俺はずっと凹んでいた。
影山があんなこと言わないなんて俺が1番わかってるはずなのに。
夢なことも全部理解できてるのに。
それでも心のどこかで影山を疑ってしまう自分がいる。
一人でずっと考え込んでいると扉が開き誰かが入ってきた。
顔を上げるとそこには_
今一番会いたくない相手、影山がいた。
「ぁ、、影山」
『よぉ日向』
「なんでここに、、今日は練習が」
『監督に、、お前と話してこいって言われた』
椅子に腰をかけ、俯きながら話し始めた。
『最近のお前のトスはチームとそぐわない。日向のことだろ?いっぺん話してこいって言われた』
『だからお前としっかり向き合おうと、、、日向?どうした』
顔を上げた影山は、俺の顔を見て不審がった。
「ど、どうしたって?」
『いつもと様子が違う』
「あはは、、そんなことない」
『俺も全部話すから、お前も今抱えてること話してくれ』
影山は真っ直ぐと俺の目を見つめる。
俺はその目をみて、嘘をつけないと思った。
いや、影山にもう嘘はつきたくなかった。
俺は僅かに震える手をぎゅっと握りしめて口を開いた。
「あのさ、、」