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帰り道、誰も居ない路地裏を独りでボソボソと歩く。
今日はいつも違う道を通ってみたかったんだ。
ただ学校に行って、勉強して、部活に行って…、それだけのはずなのに。
何だかいつもより疲れが増すようだった。
……早く家に着かないかな。
家に帰ったら…課題を終わらせて、ゲームして、編集して……
あ、最近教えて貰った筋トレもやらなきゃな。
あとあのアニメも面白いって言ってたよな。…
何時まで経っても路地裏は抜けられなかった。
え、もしかして迷った???
…けど、同じ場所を通ってる感は全く無い。
歩き疲れて、薄暗い路地裏の椅子の様なものに座る。
その椅子はとてもボロボロで、綿などが飛び出していた。
飛び出ていた綿を優しく掴んで、自分の手のひらに乗せる。
『 何か…俺の心みたいだなぁ……。笑 』
ふとそんな事を思うと、
また嫌な” オモイデ “が頭を過ぎる。
「 ほんとに気持ち悪い…。笑 」
「 早く死ねよ。 」
「 視界に映んないでくんね?笑笑 」
「 お前に仲間なんて居ねぇーよ。 」
…嫌だ。嫌だ嫌だ嫌だ、!!
h「 あ”あ”あ”あ”あ”あ”ぁ” !!!!! … 」
h「 ……ぁ、あぁ”……泣 」
苦しい。苦しいよ。
誰か…誰でもいいから、
俺をアイして下さい。……
泣き疲れた俺は、光もない真っ暗な暗闇の中で寝てしまった。