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読むのもしんどい文字数なので、作りました。
※ここから先は最初から最後まで全部ネタバレです。
『Still…』は、女優からの嫌がらせで心身ともに限界になった阿部が、夢の中で記憶を失い、目黒やメンバーともう一度出会い直す話。
最後には、「全部忘れたい」と思っていた阿部が、「全部覚えたまま生きていく」と決める。
目黒と映画で共演した女優が、目黒に執着する。
加工した写真を週刊誌に売ったり、阿部に暴言を吐いたり、阿部の目の前で目黒に無理やりキスしたりする。
目黒は何度も拒絶しているし、阿部も目黒を疑ってはいない。
それでも、女優の存在が怖くなり、食事も喉を通らない。
目黒を見るだけで女優を思い出すようになる。
阿部は少しずつ追い詰められ、メンバーにも「大丈夫」「ちゃんと食べてる」と嘘をつく。
目黒とメンバーに「一人にしてほしい」と伝える。
目黒もメンバーは心配しながらも、阿部の希望を尊重する。
家で一人、阿部は日記を書く。
『もう疲れた』
『誰にも会いたくない』
『仕事も行きたくない』
『もうアイドルなんてやりたくない』
『全部忘れたい』
『しばらく一人で生きたい』
その日、女優が家まで来る。
いつもならモニターを確認する阿部だけど、その時はもう自分がどうなってもいいと思うほど疲れていて、確認せずに扉を開けてしまう。
女優から、
「あなたが消えれば目黒くんは楽になる」
「メンバーだってそう」
「あなたがいなければ全部丸く収まるのに」
と言われ、最後には刃物で刺される。
阿部は意識を失う直前、
「全部、忘れたい」
と願う。
阿部は一命を取り留めるものの、昏睡状態になる。
病室で阿部の手を握ったまま眠った目黒は、夢の中で天使に会う。
阿部は今、自分が望んだ夢の中で心を休ませている。
阿部を現実へ戻すには、九人全員が必要。
そう聞かされ、目黒だけでなく、岩本、深澤、渡辺、宮舘、佐久間、康二、ラウールも阿部の夢へ入る。
ただし、夢の中の阿部は自分の名前以外の記憶を全部失っている。
目黒のことも。
メンバーのことも。
アイドルだったことも。
女優のことも。
何も覚えていない。
夢の中で阿部は一人暮らしをしていて、近所のカフェで働き始める。
カフェには宮舘と渡辺。
バーには岩本と深澤。
本屋には佐久間。
大学生のラウール。
写真を撮っている康二。
そして隣の部屋には目黒がいる。
八人は阿部に初めて会ったような演技をする。
八人は阿部を知っているけど、阿部は八人を知らない。
それでも阿部は、少しずつみんなと仲良くなっていく。
目黒にも惹かれていく。
昔の恋人だったからではなく、記憶を失った今の阿部が、もう一度目黒を好きになる。
自分が昔誰を好きだったのか分からず不安になる阿部に、目黒は「今のあべちゃんが決めればいい」と伝える。
そして阿部は、
「めめが好き」
と、自分の意思でもう一度目黒を選ぶ。
カフェに行く途中、目黒と知らない女の人が話していてフラッシュバックを起こす。
その日、目黒やメンバーの話、刺される前に書いた日記を見て記憶を全て思い出した。
この夢は、阿部だけを癒す場所ではない。
阿部を失いかけた八人も、それぞれ傷を抱えている。
まきぴよ
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kaede🍁
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目黒は「俺を好きになったせいであべちゃんは壊れた」と自分を責めている。
佐久間は、親友だった阿部が自分を覚えていないことで、阿部を二度失ったように感じている。
康二は、写真の中では阿部が笑っていたから異変に気づけなかったことを後悔している。
ラウールは、みんなが阿部を「何でもできる阿部亮平」にしすぎて、阿部が「無理」と言えなくなったのではないかと悩んでいる。
宮舘は、食べられなくなっていった阿部に合う料理を作ってあげられなかったことを悔やんでいる。
渡辺は、「大丈夫」と嘘をつかれ、頼ってもらえなかったことに怒りと寂しさを抱えている。
深澤は、「自分まで泣いたら九人が終わる」と思い、自分の感情を押し殺している。
岩本は、リーダーなのに阿部を守れず、九人が八人になるところだったと自分を責めている。
夢の中で、阿部と八人は少しずつ本音を話す。
阿部は岩本に、
「一人で九人を守ろうとしないで。九人で九人を守ればいい」
と伝える。
深澤には、
「ふっかが泣いてても九人は九人」
と言う。
佐久間には、
「昔の俺も今の俺も全部俺だから、全部佐久間の友達」
と伝える。
みんな少しずつ、自分だけが悪かったわけではないと知っていく。
夢の中では、九人で温泉、海、キャンプ、花火などを楽しむ。
何もしない日も過ごす。
阿部は九人で歌い、踊る。
阿部は新しいノートに、
『九人で歌った』
『身体はちゃんと覚えていた』
『帰ったら、九人でまた歌いたい』
『怖くないわけじゃない。でも、やりたい』
と書く。
阿部は考える。
昔の阿部。
記憶を失った阿部。
今の阿部。
どれが本物なのか。
そして、
「戻ったんじゃなくて、増えた」
と思うようになる。
昔の自分を消す必要もない。
夢の中で生きた自分を消す必要もない。
全部自分。
だから、
『昔の俺も、今の俺も、全部連れて帰る』
『九人で生きる』
と決める。
いよいよ現実へ帰ることになる。
ところが、魔王が魔法を間違える。
九人が目を覚ました場所は病院ではなく、事務所。
しかも日付は阿部が女優に刺される当日。
まだ事件は起きていない。
九人は今度こそ未来を変えることにする。
事務所や警察にも相談し、阿部、目黒、岩本が家へ戻る。
女優は予定どおり家へ来る。
でも今度の阿部は扉を開けない。
モニター越しに女優から、
「あなたが消えれば全部丸く収まる」
と言われる。
一度目の阿部は、その言葉に飲み込まれた。
でも二度目は、
「消えません」
「俺、消えないです」
「俺はここでめめと暮らします」
「みんなと仕事もする」
「生きるかどうかを、あなたに決められたくない」
と言い返す。
女優はまた刃物を出す。
阿部は扉を開けない。
警察が到着し、女優は確保される。
阿部は自分の身体を見て、
「刺されなかった」
「生きてる」
と何度も確認する。
目黒は、
「生きてるよ」
と答える。
その後、六人も合流する。
深澤が、
「九人いるね」
と確認し、岩本が、
「今度は最初から九人だな」
と笑う。
さらに、夢の中で阿部が書いていたノートが、なぜか現実の冷蔵庫から見つかる。
魔王からのメモには、
『魔法間違えちゃった笑、でも結果オーライでしょ』
天使からは、
『次はどんな世界行きたい?』
と書かれている。
阿部は、
「次はいらない。この世界でいい」
と答える。
夢ではなく、現実で続きを生きることを選ぶ。
事件後、九人は一度活動を休止し、事務所が用意した旅館で休む。
何もしない時間を過ごす中で、阿部も少しずつ、
「今日は見ない」
「これが食べたい」
「怖い」
「大丈夫じゃない」
と言えるようになる。
そして、女優に知られてしまった元の家から、目黒と一緒に引っ越すことを決める。
ただ逃げるのではなく、
「二人で次の家に行きたい」
と自分たちで選ぶ。
元の家へ荷物を取りに戻ると、そこには婚姻届、アンクレット、二人で書いた「これから二人でやりたいこと」、メンバーからもらった割れない食器など、たくさんの思い出が残っている。
阿部は「俺、この家好きだったな」と言う。
「全部忘れたい」と書いた日記だけは見つからない。
でも阿部は探すのをやめる。
紙がなくても、あの時の自分が消えるわけではない。
「全部俺だから」
と受け入れる。
その後、魔王が突然、
「現実世界を旅行したいからお金が欲しい」
と言い出し、マンション経営を始める。
九人は夢の中で間取りを描かされる。
阿部と目黒。
岩本と深澤。
宮舘と渡辺。
佐久間。
康二。
ラウール。
六世帯分の部屋を作ることになる。
阿部が怖がらなくて済むように、普通のチャイムではなく、レベルアップ音のインターホンも選ぶ。
マンションは本当に現実世界に完成する。
最新セキュリティ付き。
エントランスには魔王の真面目な手下までいる。
九人全員、そこへ引っ越す。
新居の最初の夜。
結局、阿部と目黒の家に九人全員が集まる。
宮舘が料理を作り、渡辺が阿部の食事を気にし、佐久間が騒ぎ、康二が写真を撮り、ラウールがくつろぐ。
岩本と深澤もそこにいる。
阿部は「九人入れるリビングにしてよかった」と笑う。
やがて、事件の対応は警察と事務所に任せられるようになる。
阿部は「俺がもう何とかしなくていいんですよね」と確認し、ようやく問題を自分の手から離す。
そして九人は活動再開を決める。
誰も阿部一人に決断を押しつけない。
全員が一人ずつ、
「戻りたい」
と言う。
最後に阿部も「俺も戻りたい」と答える。
活動再開の日。
阿部は朝から、
「ちょっと怖い」
と目黒に正直に話す。
生放送の音楽番組で、九人はステージへ戻る。
挨拶は、
「ただいま」
返ってくるのは、
「おかえり」。
阿部は昔の日記に書いた、
『もうアイドルなんてやりたくない』
という言葉を思い出す。
でも、あの時そう思った自分も否定しない。
「あの時は本当にそう思ってた」
それも自分。
そして、今またここに立ちたいと思っているのも自分。
目黒が手を差し出す前に、今度は阿部から手を握る。
「めめ、行こ」
九人で歌い、踊る。
怖い。
でも楽しい。
その両方があっていい。
その後、九人には普通の日常が戻る。
渡辺は阿部をずっと監視するようには食事を確認しなくなる。
康二は笑っていない写真も残す。
深澤は眠い時には眠る。
岩本も一人ですべてを背負わなくなる。
最後に阿部は、夢から持ち帰ったノートへ書く。
『怖いことは、まだある。』
『忘れたいと思ったことも、なくならない。』
『でも、忘れなくていい。』
『全部覚えたまま、生きていく。』
『九人で生きる。』
「全部忘れたい」と願って始まった夢。
でも最後に阿部が選んだのは、忘れることではない。
全部を自分の一部として持ったまま、目黒と八人と現実を生きていくこと。
『Still…』は、傷が全部消える話じゃない。
怖さも。
後悔も。
過去も。
まだ残っている。
それでも、今もここにいる。
まだ生きている。
これからもまだ続いていく。
そんな話。
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おはようございます☔️ まとめて頂いて有り難う御座います♪ いろいろ葛藤はあるけど いけて来た証みたいな 全部ふっくるめて前を向く生きていく 9人で…
読了…涙が止まらない😭💕 「全部忘れたい」から「全部覚えたまま生きていく」への阿部ちゃんの決断が深すぎて胸に刺さったよ…! しかも夢の中で二度目は「消えません」って言い返すのが本当に強くて。 九人それぞれの傷や後悔も描かれていて、みんなで再生していくのが尊すぎた…。 魔王の“魔法間違えた”も結果オーライで笑ったw マンション経営とかレベルアップ音インターホンとか、重いテーマなのにふわっとした世界観のバランスが天才すぎる〜! 最後に「まだ続いていく」で終わるところがめちゃくちゃ好き。まだこの九人の日常をもっと読みたいです。