テラーノベル
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1時間‥‥2時間‥‥‥‥
時間は過ぎる
声を掛けてもロウさんは起きない
朝が来る
「‥‥‥‥ロウさん」
起きる気配はない
絶対におかしい
寝たくないと言ったロウさん
本人の意思とは関係なく眠ってるという事だ
「ロウさん‥‥ロウさん!」
「‥‥‥‥っ」
「ロウさん⁈」
何かが邪魔をしてるのか?
無理に起こしても大丈夫なんだろうか‥‥
でもしない後悔よりもする後悔を俺は選ぶ
「ロウさん、ロウさん!」
体を揺する
眉間に皺が寄った
「ロウさん!」
「‥‥っや‥‥」
「ロウさん⁈」
『‥‥‥‥ヤメロ』
「えっ‥‥‥‥」
今の声‥‥
ロウさんだったか?
「‥‥ん‥‥」
「ろ‥‥ロウさん‥‥?」
「‥‥北見」
「ロウさん‥‥ですよね?」
「北見‥‥俺‥‥」
ロウさんが目を覚ました
さっきの声は一体‥‥
「目が覚めましたか?」
「‥‥‥‥っ」
「え?どこか痛みますか?」
ロウさんが体を抱え込む
他にもどこか怪我していたのかもしれない
「‥‥いや‥‥大丈夫だ」
「だって今‥‥」
「なんでもない‥‥なんでもないから」
「でも」
「俺はどのくらい寝てた?」
話をはぐらかされた
何か隠してる
「5時間くらいです。俺が無理矢理起こしたから」
「そうか‥‥これからも俺が寝たら起こしてくれ」
「寝たらどうなるんですか?」
「‥‥‥‥」
「教えてください、分かってるなら」
「‥‥‥‥‥‥」
「話してくれないと解決法が‥‥」
布団を掴むロウさんの手に力が籠る
何を隠してるんだ?
「ロウさん‥‥」
「北見‥‥頭の中で声がするんだ」
「頭の中で? 」
「何を言ってるのかわからない。でもその声を聞くと体の自由がなくなって‥‥」
「なくなって‥‥?」
「‥‥‥‥あと、擦れる音‥‥違うな、空気が漏れる音?」
「空気?どんな風ですか?」
「ただ、シューって音が聞こえるんだ」
「‥‥なんだろう」
そんな音はこの部屋からではない
空気が入っている様な物も置いてない
「‥‥北見」
「はい?」
「‥‥‥‥きた‥‥み‥‥」
「え、ロウさん⁈」
そんな‥‥
また意識がない
こんな事いつまでも続けるわけにはいかない
それにしても結界が反応してないのにどういう事だ?
俺だって何も感じない
こんな事できる何かがあるのか?
「ロウさん」
呼び掛けにはまた反応がない
それどころか揺さぶってもちっとも反応しなくなった
夜が来る
俺だって寝たくない
でも昨日から寝てない俺の瞼は意思に関係なく降りてくる
やめてくれ
今は眠りたくないんだ
それなのに俺は睡魔には勝てず、いつのまにか夢の世界を訪れていた
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コメント
2件
何で寝ちゃうんだろう?気になる(っ ॑꒳ ॑c)ワクワク