何も違う僕ら
何故道路の真ん中で寝ていたのか、記憶が曖昧で良くわからない。もう朝だ。
昨日は何があっただろう。考えてもノイズが走ったようで分からない。
立ち上がり周りを見渡す。いつもよりは寝癖がない。くしがないから助かった。
胸らへんがズキズキするが気のせいだろう。
『カルミアの墓参り行くかー‥‥』
スーパーに寄り、色んな白い花を買う。
墓はどこに埋めたかと言うと、俺の庭だ。
調べてもクソ分からない説明されたからクソ諦めた。
『用意されるだけ嬉しいよな〜?‥カルミア。。』
カルミアの骨なんてない。だから棺桶の中にはカルミアの家の部屋にあった私物を埋めてある。
カルミアは俺を事を見ていなかったかもしれない。というかそうだろう。
俺はカルミアの墓に花を置いて
『カルミア‥俺は、、‥お前の事‥‥育ての親くらい‥信用してた、』
『‥‥まだ俺‥自立できねぇんだよ‥、、だから‥、生き戻れよ‥。』
そんな事を言ってもカルミアは戻って来ない。そんな事は分かっているがカルミアが生きてる時に伝えられなかった、伝えたかった言葉を言ったら何か自分が変われるのかもと小さく思った。それだけ。
『‥俺が死ぬまで‥一緒に居てくれよ〜。』
墓に向かって微笑んでみる。
もちろん返事はない。
それにしても俺は何かを忘れているような気がする。忘れちゃいけない様な
『まぁ良いや‥どうでもいいことだ』
思い出せないならきっと後々思い出せるだろうと思い、自分の家の中に入る。
『‥‥今日も仕事だ‥』
『クソ‥ブラック。‥一日も休みなしー、』
「一気にやれば良いんじゃねぇのか?」
『は?‥』
「ん?どした。」
『不法侵入で警察に通報するぞ。』
「お前の方がしてるだろ」
『あー‥‥、、』
後ろから誰かの声が聞こえたと思ったら死神.168だった。
カルミアから聞いたが良い人らしい。
『‥ていうか会うの初めてだよな。』
「おう、そうだなー。初めてだ。」
『まぁ‥よろしく。』
「よろしくなー。確か、カルミアの相棒だったよな。‥ありがとうなー、カルミアも良くお前の話をして楽しそうだったんだ。。まぁ‥カルミアの件は残念だったな‥」
『‥そうか、、‥俺もお前の話もよく聞いたぞ。‥‥まぁ‥早いなとは思ったな、死ぬには惜しい人だった。』
その後も雑談をすると死神.168は窓からでていった。普通に玄関から出て行ってほしいと思った。
『カルミアの言った通り‥まぁ悪くはないやつだったな‥』
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