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知りたい?②
夢主:
「糸師くんありがとう!」
(満面の笑みでニヤつきながら、カメラを持ち直す。)
「お陰で、めっちゃいい素材が撮れましたよ!」
(そのキラキラした顔に、凛の眉間がさらに寄る。)
糸師凛:
「満足そうな顔しやがって……。」
(低く呟きながら、肩で息をする。)
「……何が『一回だけ』だ。この嘘つき女。」
(撮影中、何度も繰り返しシュートやモーションをさせられた凛は、完全にぐったりしていた。)
夢主:
「あ、いや、ごめんって!でもさ、クリエーター魂に火がついちゃったんだよ!」
(言い訳をしながら、嬉しそうに笑う。)
「余すことなく生かすから!完成したら楽しみにしてて!」
糸師凛:
「当たり前だ。」
(鋭い目つきで睨みながら吐き捨てる。)
「……ぬりぃモン作りやがったら、殺してやるから覚悟しとけ。」
夢主:
「……あはは、そ、そりゃあ頑張らないとね。」
(苦笑いしながら凛の怒気を受け流す。)
「そういえばさ、糸師くんってサッカー、いつから始めたの?」
糸師凛:
「まぁ……それなりには長い。」
夢主:
「一つのことを続けられるって、すごいことだよ!しかも、めちゃくちゃ上手いし!」
「どうしてサッカーを始めようと思ったの?」
糸師凛:
「……どうでもいいだろ、そんなこと。」
(不機嫌そうに目を逸らしつつ、少し切なそうな表情を浮かべる。)
「……お前はなんで、ゲーム作り続けてるんだよ。」
夢主:
「え?私?」
(思わぬ質問に目を丸くする。)
「うーん、そうだなぁ……そういえば、なんでだろう。」
(少し考え込みながら続ける。)
「そんなこと、考えたこともなかったけど……強いて言うなら、ある男の子がきっかけなんだ!」
糸師凛:
「男?」
(明らかにイライラした表情で夢主を睨む。)
夢主: 「昔ねー、ゲーム作るのやめてしまおうと思ったことがあったの。
そんなときに、その子にあったんだ。」