番外編23『執事達が動物化したら?』後編
※耳やしっぽが生えてしまった執事たちのお話
コンコンっ。
ガチャッ。
『ミヤジ達大丈夫?』
『おや、主様。どうかされましたか?』
『あ、良かった。喧嘩してないみたい。』
『クフフ、騒がしい声が上から聞こえたので他の皆さんは喧嘩してるんですね。』
『そうなんだよね…特に1、2階のみんなが…』
『ボスキさんもハウレスさんはいつも通りな気がしますけどね…。』
『私達なら大丈夫だよ、仲良くしているから。』
『ね?フルーレ。』
私はフルーレの頭を撫でる。
『ちょ、撫でるなよ!』
(和むわ……。)
私はクスッと微笑んだ。
私は3人に手を振り、別邸へ向かった。
『別邸にはベレンとシロもいるから大丈夫だとは思うけど……。念の為、ね。』
私は別邸へと向かう。
コンコンっ。
ガチャ。
『みんな、大丈夫…。』
ボフッ!
『!?』
私の顔の横にクッションが飛んできた。
『触らないでください。貴方の胡散臭いのが移るでしょう!!』
『ユーハンちゃん酷くない?ちょっとしっぽ触っただけなのに。』
『あの、ユーハン、ハナマル…』
『はぁ…。埒が開きませんね。剣を構えて下さい。模擬戦です! 』
『ちょ待て待て。落ち着けユーハン。』
『あの、2人とも…主様が……』
『『え?』』
『…ユーハン。ハナマル。』
『あ、主様…。』
『す、すみません、あの……』
『お座り。』
『『はい。』』
『ハナマル、ユーハンにちょっかい出さない。』
『すんません。』
『ユーハンもクッション投げるなんてらしくないよ。』
『申し訳ございません…。』
『テディごめんね。怖かったね。』
『すみません…ありがとうございました、主様。』
『ううん。私は様子を見に来ただけだよ。ベレンとシロは大丈夫そうだった?』
『はい、大丈夫だとは思います。静かですから。』
『確かにそうだね。』
一方そのころ別邸2階では――
『……。』
『そ、そんなに睨まなくてももう耳触らないから……怖いよシロ。』
『怖くしてるのはお前だ。触りたければ他のうさ耳の奴を触れ。』
『俺はシロのがいいの♪』
『……黙れ。』
そしてなんやかんやあり薬は完成した。
『これを飲めば直ります。』
『ありがとうございます!ルカスさん。』
『じゃあみんな元に戻るんだね。』
『ご迷惑おかけしました…』
『そんな迷惑なんて…。』
『もふもふともお別れか……』
『いやそこじゃねぇだろ。』
『じゃあみんなせーので飲みましょう。』
せーの!ごくんっ。
そして、みんなは元通りになった。
だがその翌朝――
to be continued…
Afterstoryがどうなるかはもちろんお分かりですよね?
次回
番外編24『主様の服が雨で透けてる!?』
〜執事達の対応とは?〜
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