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「 応援するだなんて , 良い人ぶらなきゃ良かった . 」
「 やっぱり今でも君のことが好きだし頭から離れないの . 」
「 でも , 君が幸せなら受け止めるしか無いよね 」
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2024年4月
入学式から1週間が経ちクラスにも馴染めてきた頃
「 これ , 落ちてたけど違う? 」
ふと授業中隣の席の男子を声をかけられる
「 あ , 私のだ . ありがと えっと , 名前は ‥ 」
「 奏汰 , 白河奏汰 確か茉白だったよね , 宜敷 」
白河奏汰 , どこがで聞いたことがある名前 .
ああ思い出した確か葉月がイケメンって言ってたっけ .
なんて事を考えながら無意識に彼の顔を見つめて
「… 茉白? 俺の顔変? 」
「 変じゃないよ!ごめんぼーっとしてた 」
「 なら良いけど , これから宜敷な! 」
そう言い微笑みかける彼は確かに格好良く見えなんだかずっと見てられるな , なんて一人で思った
それから何故か毎日隣の席の彼を時々見つめてしまう . 視線に気づいたのか彼も時々こちらを向いては私が好きな笑顔を向けてくれる
「… ね , 茉白さ 」
不意に彼に話しかけられて「 えっ , 」と妙に甲高い声が出てしまう
「 授業中 , もしかして俺の方ずっと見てる? 」
そんなわけ無い , と普通ならすぐ否定するところだけど事実過ぎて言葉が詰まる .
「 ぁ , いやごめん . つい … 」
ふ , と吹き出したように彼が笑う
「 なんでそんなに堅くなってんの 同級生なんだし緊張しないでよ 」
「 それは分かってるけど … ほら嫌だったかなって 」
彼と目線を少し逸らしながらそんなことを言えば
「 嫌じゃないよ , 見てるのは俺も同じだし 」
「 えっ . 」
思ってもないことを言われて彼の方を見れば
「 茉白いつも授業中眠そうだし見てて面白いんだよねー 」
バレてたのか , なんて少し恥ずかしくなって咄嗟に否定する
「 ゃ … , そんな事ないから! 」
彼はそんな私を見てまた微笑む
「 やっと普通に話してくれた , それでいいんだよ 」
私の緊張をほぐそうとしてたのか , 彼の優しさを実感して私も少し微笑む
「 あ , そーだ . LINEやってる? 」
「 やってるよ 」
「 良ければ繋がない? 」
「 … !繋ぎたい! 」
彼の方からLINEを聞いてくれたのが少し嬉しくて笑みを浮かべる
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その日の帰り道
親友の葉月と一緒に帰りながらスマホの画面をじっと見つめる私 .
「 ねぇー , さっきから何見てるのー? 」
私のスマホ画面を少し覗く葉月
私の画面に映っていたのは奏汰とのLINEのトーク画面だ
「 まってまって , それって白河奏汰のLINE?! 」
葉月が驚いた顔で聞いてくる
「 そーだよ今日繋いじゃったんだよね
なんて話しかければいいか迷ってて… 」
「 えぇー , いいなぁ . イケメンとLINEとか 」
羨ましそうに私を見つめる葉月
「 … てゆーか茉白がそんなに男子とのLINEで悩むなんて珍しくない?! 」
「 そーかな? 」
「 そうだよそうそう!! もしかしてー , 好きなの? 」
“ 好き ” とゆう言葉に過剰に反応してしまう
「 違うから!! 」
葉月がにやにやと笑いながらこちらを見てくる
「 これはこれは … 」