テラーノベル
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※一瞬少しセンシティブな所あります🙇🏻♀️
クリスマス!!という事で、前作の「ねぇ、カラスバさん」の方でクリスマスのお話を投稿してます🙇🏻♀️
(時系列は4年前の2人なので夢主の方が好き好き言いまくってます)
もし宜しければそちらも読んで頂けると幸いですᕷ*.°
また、いつも♡ありがとうございます(>ᴗ<)♡♡
凄くモチベになっております🔥🔥🔥
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──数時間後
キッチンの前でシチューを作るシオン
今日のシチューの量がいつもより多めなのはカラスバがいるから
『カラスバさん、シチュー食べるかな…』
〖ギャピ♪〗
『食べれるって?ふふ、なら良かった』
ボールから出てきたのか、カラスバのペンドラーが嬉しそうに笑う
ペンドラーは、やはり2人が一緒に居てくれることが嬉しい様子
『よし、とりあえず終わりかな』
火を止めて、鍋に蓋をする
『まだ寝てる…やっぱ疲れてたんだ…』
寝室を除くとカラスバが小さな寝息を立ててアチャモと一緒に眠っている
やはりメガネがないのと、髪もセットしてないからか幼く可愛らしく見える
『…かわい───』
〖これでも、可愛ええ言えるん?〗
『──くないっ!!』
何を言おうとしてたんだ私は!
あんな人が可愛いなんて!ヤクザだぞ!反社だぞ!!
そう思いながら独り床に沈み込み絶望する
その様子をペンドラーは嬉しそうに見つめる
しかし横にいるリザードンは〖ご主人…大変そう…〗とシオンを哀れんでいる様子だった
あれから数十分経つが、まだ起きる気配のないカラスバを見て日も暗いしお風呂に入ることにしたシオン
しかしお風呂に浸かっている間も今日のことを思い出し顔を赤らめてしまう
〖──大切な女に〗
『ゔー…大切な女って何、そういうことなのかな〜…』
ストレートに言われるのはあまり慣れてない
それに恋愛脳だからか、1度意識するとずっと意識してしまう
ガイの事を諦めきれないのも、きっとそのせい
ため息を着きながら、脱衣所に出て髪を拭いていた時だった
───ガチャン!!
〖ピギュギュイーッ!!〗
〖クルル…ッ〗
『へっ!?』
慌ててリビングの方の音を聞くが、音がしないまだ寝ている様子
少しならいいだろうと、身体にタオルを巻いて慌ててリビングへ行くと机の上に置いていたはずのお皿が床に落ちて割れている
〖ギャピピィ…!ギュピ…〗
涙をボロボロ流しながら〖ごめんね〗というようにシオンへ頭を何度も下げるペンドラー
この様子だとペンドラーの身体に机が当たって落ちてしまったのだろう
『ペンドラー、リザードン!怪我してない?大丈夫…?』
〖ギュピ…〗
〖ゥギュア…〗
『2人とも怪我ないならよかった…んじゃ、このお皿とりあえず片付けないとね〜!』
落ち込むペンドラー達の頭を撫でて、割れたお皿を取っていた時だった
寝室のドアがいきなりガラッと開き、カラスバが現れる
「なんや!えらい音したけ…ど…… 」
『あ…ぉ、おはよう…ござい、ま──』
───ピシャン!!
「おまっ!なんちゅう格好しとんや阿呆!!」
『で、でもお皿が割れてて危ないんで!!』
「そんな皿のひとつくらいオレが片付けとくわ!お前ははよ着替え!!風邪引くやろ!!」
『ひいぃっ!?すみませんんんっ!!』
バタバタとシオンが慌てて脱衣所の方へ戻っていく音が聞こえる
それに対し顔を赤くしたカラスバは力なくその場にしゃがみ込む
「何しとんやアイツ…無防備過ぎやろ…!」
もはや男として自分は見られてないのだろうかと心配になるレベルの無防備さにため息を着きつつも先程のシオンの姿が頭について離れない
風呂上がりだからか、火照って淡い桃色に染まった肌にタオル越しにわかるスタイルの良さ
あの柔らかそうな身体に触れて、めちゃくちゃにしたい
自分の名を呼んで、乱れて欲しい
あの鈴が鳴るような声で甘く鳴いて欲しい、オレだけに
〖…ッあ……カラ、スバさ…っ〗
───バシンッ!!
「ってなん考えとんやオレは…!?」
〖ヂャ…〗
シオンに対し、危ない想像をした自分の頬を強く叩き正気に戻る
そんなカラスバをアチャモは引いたような目で見ていた
「普通男が泊まっとんのに、あんな格好で歩くんは無防備すぎや、そもそも男を簡単に家にあげんのも───」
『あ”ー!もう分かりましたから!!お母さんですか!』
「誰がおかんや!!お前のこと心配して──」
シチューを食べながら喧嘩し合うカラスバとシオン
そんな2人を見てニコニコ嬉しそうにしているペンドラーと〖ご主人〜泣〗とシオンを心配するリザードン
そんな状況の中、シオンのスマホロトムに着信が入る
〖シオン!今大丈夫?〗
『うん!あ、でもちょっとま……あっ!?』
そう言って立ち上がろうとするが、フシデが驚き泣き出してしまう
「ここで話してええ話なら気にせんけん、話し」
『あ、すみません……』
〖ん?誰かいるのー?〗
『あ、うん、カラスバさんが….』
〖え!?なんで!?シオンの家に!?〗
驚くセイカの声に、耳を澄ますと後ろで他のMZ団の声も聞こえる
『そ、それでどうしたの?』
〖あ!実は今海行こうって話してて〜、シオンもどう?なんならカラスバさんも!〗
セイカの言葉に後ろで〖え!?カラスバさんもって言った!?〗〖なんて人誘ってるんですか!〗等と聞こえないとでも思ってるのか言いたい放題言うデウロとピューロ
『海、か……うん、行きたい!って事は水着も買わないとね〜!!』
何処か言葉を詰まらし、目線を下に下げるシオンに「(海嫌いなんか?)」と考えているとすぐにいつもの 笑顔を浮かべ自分も行きたいと話すシオン
「…それならオレも行くわ。せっかくのお誘い断る訳にもいかんしな」
〖わかりましたー!じゃあカラスバさんにシオンね!!〗
後ろでデウロ達が慌てているような声が聞こえる
まぁ、若い子からしたらカラスバさんは怖く見えるだろう
〖じゃあまた日にち分かったら伝えるね!〗
『うん、ありがとセイカ』
そして通話が切れる
少し沈黙が続いたあと、シオンがカラスバに声をかける
『あ、そうだ。カラスバさんに聞こうと思ってたんです』
「なんや?」
『うーん、個性って言われたらそれで終わるんですけど…フシデが見ての通り全く離れなくて…少し困ってて』
そう言って、フシデの現状を話すシオン
「寂しがり屋なんやろうけど、そら困るわなぁ」
『抱いとかないと、すぐ泣いちゃって…』
「ま、それならオレに任し。要は親離れできとらんっちゅー話や」
そう言うと「ごちそーさん。美味かったわ」と話すなり食器を流しへ持っていくカラスバ
『あ、別に置いたままで大丈夫なのに…』
「あかんあかん、それよりしばらくフシデ借りるわ」
『え?』
「ごっつかっこえーペンドラーにさせたるわ」
『えっ!?へ、変なことはしないで下さいよ!?』
不敵に口角をあげるカラスバに慌ててフシデを隠すように抱きしめ睨むシオン
「する訳ないやろ 」
〖フミ…ッ!?ンミィー!!〗
『あ!』
そう言いながらシオンからフシデを取ると、フシデがジタバタ暴れて泣きだす
「まぁ、任しとき。なぁ、ペンドラー」
〖ギュピ!〗
〖ブミィ”ーッ!!ミィ”ーーーッ!!〗
『ほ、本当に大丈夫ですか?あのこの子結構食の偏りも凄くて…もし食べなかったらこれ…』
「あかんあかん、甘えは禁物や」
〖ミ”ィ”ーーーーッ!!〗
そう言いながら暴れるペンドラーをフシデに持たせる
「それよりほんま今日は世話んなったわ」
『あ、いえいえ……あの本当にフシデの事…』
「心配しやんでええて、帰ってくる頃には立派なペンドラーなっとるかもしれんやろ?」
そう言われるが、あのギャン泣きようをみるとやはり心配になる
『……あの、ちゃんと寝て下さいね…?フシデの事任せておいてあれですけど…
それにフシデが夜泣くようだったら、私も行きますし……』
「ぷはっ!なんやそれお前が来たら意味ないやん!
やけど、育児頑張っちょる新婚夫婦さんみたいでええかもなぁ」
『しんこっ!?な、何言ってるんですか!!』
顔を一気に赤くして照れるシオンに対し口角を上げるカラスバ
「(今のシオンにはこの方法が1番そうやな)」
『今日はどうしちゃったんですか?頭でもぶつけたんですか?』
「誰かて好きな女に意中の相手がおったら焦るやろ?この気持ち、シオンならよー分かるはずやけど」
『え!?えっ!?えっ…い、いつから…私の事……』
「ずっと前からや。ずーっとな」
そう言って笑うカラスバだが、瞳は何処か違う人物を見ているように見える
その瞳に何処か胸が締め付けられ、苦しくなる
『(なんで…)』
「ほな、またお邪魔するわ。」
『あ、はい……』
この胸の苦しみの正体がなんなのか分からないままカラスバはフシデとペンドラーを連れてシオンの家を出た
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