テラーノベル
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ベルギーが酷い怪我を負っていたんや ルートヴィヒとの戦闘が他国との道になるせいで甚大な被害を被っていたから
「ベル 何しとんや」
「お兄ちゃん!なんでここにおるん」
「俺の国の近くにいて何が悪い。そっちこそなんで隊服着とんや。お前はもう」
「あかへん。まだ子供らが戦うとるのに私が寝とったらあかへんやん」
「ベル」
「,,,離してぇお兄ちゃん。うちもう大丈夫や」
もう何回も見た こんな家族が痛む姿を
お前を次に見たんはいつやったかな
[,,,インドネシア、のときでしょう 私はよく覚えていますよ]
ほうけならお前が喋ってみい
[私たちはまだあの頃は良かったんです 勝利が続いていた初期の段階でしたからね]
「祖国!なぜここに,,,」
「我が子のみが戦うなど日本男児を語れない。どうぞ上層部には内密に」
「は、はい!!我々こそ、祖国と共に戦い祖国を御守りできることが家宝であり一族に誇り称えることができます,,,!!」
「,,,ふふそうですか」
[そんな会話をしていると爆弾音が聞こえてきた そう開戦の合図ですね 私達も急ぎ駆けつけると人が爆弾を受けて飛んできた そう、爆風でね]
「しっかりしなさい!!」
「祖国、もう息はありません。前へ進みましょうこいつの為にも」
[あぁ被害とはここまで そう思った 私も銃を持ち必死に前へ進んだ 物音がした 目の前を見た そこには]
「蘭さん」
「菊」
[あなたがいた]
あぁそうやったな
「祖国!退避命令が出ました!!」
「っ!」
「おい!菊!!!」
[“本田菊”という名はね国民は知らないんです ごく一部の政府の人間や大阪さんなどの県の化身、そしてあなた達しか知らないんです]
だからあんときも誰も振り返らんかったんやなお前含めて
[えぇご名答]
[告白してもよろしいでしょうか]
言うてみ
[言ったらもう私のことは嫌ってもらってよろしいです]
俺は聞くだけや
[あの時、逃げる時に貴方の部下が私たちの前に立ちはだかりました 物凄い執念を持つ者で私の目の前にいた子たちを何人も命中させていったような方でした 私の目の前にもその弾がきて私は咄嗟に]
[その方に小刀を投げつけました]
そいつは、死んだか
[まだ動いていましたが恐らく]
ほうけ
[何も言わないんですか]
あん頃はみんな狂っとう 誰が悪い どっちが悪い そんなの決めとったらキリない そいつも先に日本の子ども攻撃しとるけお互い様や [私は国です 返さなくても私は死ななかった]
でもお前は捕らえられてたかもしれん
[,,,]
何かの巡り合わせや そいつもそん時が悪かった
戦争っちゅうんはこう贖罪が全て終わったあとに明るみになる
だから嫌や
この苛立ちやら怒りはどこにもぶつけることは出来ず、ただ押さえ込んでどこかへ持っていくしか無かった
[それでも、あなたは許してくださった]
うん
[散々うちは迷惑をかけたのに どれだけ賠償金を支払っても取り繕えないぐらいだったのに あんな手紙1つで]
「オランダさんこれ」
「読んだ?もうそれだけやうちの要求は」
「で、でも!【出島の再興のみ】だなんて,,,あまりにもリターンが」
「決定がそれや。俺も否定はしてへん」
「!」
「返事、うちの国も待っとるでな」
[それからまたあなたとの関係が始まったんですよね あぁ楽しかった]
ほうけ
[うんそうですよ?お互いの国を行き来して、帰ったと思ったら次はビデオ通話だなんて 一緒にいないときがないんじゃないかってくらい、用がない時はいつも隣にいてくれましたね]
おめが好きやから
[,,,あの時もそう素直にいて欲しかったな]
俺は言うた
[じゃあ私の耳が遠かっただけですか]
その通りや
[全く、否定はしませんけどね さぁ目的地が見えましたよ ここからはもうあなたに任せます 私はもう語りたくないので]
ここまで喋っとったくせに
[だって覚えてないんですもの]
[死ぬ直前で記憶がなかったんですから]
コメント
1件
うわあ…第6話、めちゃくちゃ重くて切ない回でしたね。戦争の傷跡が色濃く残る中で、お互いを思いやる気持ちと、それでも背負わざるを得ない過去の重みがひしひしと伝わってきました。特に「おめが好きやから」という方言混じりの台詞が、逆にまっすぐな愛情を感じさせてグッときました。最後の「死ぬ直前で記憶がなかった」というオチで、これまでの会話の意味が全部ひっくり返るような読後感…さとうさんの構成力、本当に素晴らしいです。続きが気になります!