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ちゅんちゅんと、鳥のさえずりが気持ちよく聞こえる。
目を擦りながら体をゆっくりと起こす。「う……..」
ズキンと時折頭に痛みが走りながらもベットから出る。 ベットにゆっくり座る
コンコン と軽快な音とともにドアが開く
「おはようございます。キャンベル令嬢様」
王城のメイドがテキパキと私の身支度を整える。
おはようを言える状況がなく入り込めないくらいに
いつの間にかそのメイドは部屋から出ていった。
「早っ」
思わぬ早さに声を漏らしつつも部屋のドアを開ける。
ガチャり
ドアから頭をひょコリと出して、入口にいるユイに声をかけた。
「おはよう!ユイ、ちょっと父様のところに顔を出しに行きたいから、着いてきてくれないかしら?」
そうゆうと銀杏の綺麗な瞳で、私を見つめる。
い、何やだ、恥ずかしいわ//////
「お嬢様、おはようございます。大変申し訳ながら、団長から部屋から1歩も出すなと申し上げられましたので、お嬢様を出させることは出来ません。」
私に視点を合わせる
「ちぇ……..」
本当はそのまま撒いて王城探検と行こうかと思っていたのだが ……
渋々ベットに戻り座る。
すると、コンコンとまた軽快な音が鳴りユイが1人顔を出す。
「お嬢様!」
なんだかいつも冷静なユイだが先程までとは打って変わって慌ただしい雰囲気を出している。「どうしたの?」
「お嬢様に、会いたいともうされている方がいるのですが、いいでsu」
最後の言葉を言い終わる前にユイの間を抜け、1人の男子が入ってくる。
妙に偉そうな態度ね、
しかもなんだかご立腹なんの用かな、……..
炎のような紅の髪の前髪を掻き分け、
宝石のように輝くサファイアの瞳。
私より数cm高い身長あれこの顔、
どこかで見たような……..
頭にはてなマークをいっぱい出したがら、記憶を辿るがわからない
「チッ……..貴様、なんて無礼な奴なんだ。俺を見て頭を下げないだなんて、」
偉そうにムカつく彼を置いといて、
ユリが失礼しますといい私の耳に片手を当て
「あの方はこの国の第1王子グレン・ロバーツ殿下でございます。」
サッと教えてくれると、横にどく。
「遅くなりすみません王子殿下、ご機嫌麗しゅう」
私は座ったままゆっくりと礼をする
「まあいい、それよりなぜ貴様は教会に居たんだ?俺はやっとつい先日お許しを貰ったと言うのに」
ガツガツと私に近寄り、睨まれる。隣にいるユイがぴくりと動く
「えっと、間違えて入ってしまいまして、……..」
モジモジと視線をずらす。
これが行けなかったのか地雷を踏んでしまったようだ。
「貴様!?たかが間違いだと?嘘をつけ」
私の服の首元を掴み、その同じ大きさの体にある力とは思えないほどの力で持ち上げられる。
く、苦しい……..!
段々と首が閉まっていき、今にも意識が飛びそうだ。
彼の瞳は憎悪の色を帯びている。
すぐに、ユイが仲介に入ろうとする。
「触るな!お前は後ろで下がっとけ!!」
怒鳴り声で、ユイに命令する。
命令にさからえずただ、その光景を見るだけ……..顔をあげられず伏せている、可哀想、 その時だった。
廊下から慌ただしい音を立てながらドアが開いた。
「カナ!目を覚ましたのか!?って、何事だ!?」父の声が部屋に響く。
後ろからヒョコリと、身分が高そうな赤毛のおじさんも一緒に
私の首元を持ち上げている王子をみると、
父様の瞳は静かに、怒りの色を灯し。
おじさんは、目を見開きどこか悲しい・怒りの瞳をしている。
「その手を離せ、グレン」
おじさんが私とグレンの仲介にはいる。
やっと手放せられた首はジンジン痛い
「ゲホゲホっ」咳と共に頭痛と目眩が私に襲いかかる。
ぐらり
私はそのまま、ベットに横たわった。