【もう何もありゃしない】
夢だとしてもうりの言葉が頭から離れない。込み上がってくる思いが目頭を熱くさせてくる。
俺はメンバーを殺してしまったも同然だ。
ボ~っとしながら歩いていると学校に着いてしまった。
ガララ((教室
もふ「…」
皆に見られてる気がして顔を上げれない
冷や汗が額に滲んで緊迫してくる。
えと「おはよう!」
は?
なおきり「おはよう…って顔色悪いよ?」
もふ「だ、大丈夫だよ」
たっつん「えとさんーなお兄ーじゃぱぱが呼んでる」
扉から顔を覗かせている
たっつん「もふくん…おはよう」
少し俺を見る目が怖かった
どぬく「もーふくんっ!おはよ!」
尻尾をゆらゆらさせて飛びついてきた。なんだかこの前のうりみたいだ
どぬく「今日俺達うりのお見舞い行くんだぁ」
もふ「へ、へぇ」
どぬく「もふくんも一緒に行こうよ」
もふ「俺はいいや」
なんでそう言ったんだろう
でもじゃっぴやたっつんヒロくん…皆に会うのが怖いからいいや
どぬく「そっかぁ…うりさ、会うたびにもふくんは?って言うから…」
どぬく「暇さえあれば会ってあげてね(о´∀`о)」
もふ「うん…」
皆で行くのは怖いから…一人で行こうかな
まず謝らないと
厚い靴の音が深く石畳に響く
もふ(緊張するな…)
受け付け
お姉さん「本日はどのような用事ですか?」
もふ「友人のお見舞いです」
お姉さん「では自身のお名前とお相手のお名前をここに書いてください」
もふ「…」
お姉さん「うり様のお見舞いですね。では203号室へどうぞ」
もふ「ありがとうございました」
俺は扉の取手に手をかけた
手が震える…力が入らない
そうだ。ノックしよう
コンコン
〈はーい!
ガララッ
うり「なんですk…もふくん!!」
もふ「ダメだよ暴れちゃ!」
うり「痛ッ…つい興奮しちゃった」
もふ「うり…」
うり「んー?」
もふ「ごめん。本当に…俺のせいでうりに怪我させて…本当にごめんなさい」
うりの顔から笑顔が消えた
もふ「ビクッ…」
うり「もふくんさ…友達ってわかる?」
もふ「は、はい…」
うり「俺は…もふくんを守りたい、命を懸けてでもね」
うりは何を言っているんだろう?どうしてそんなに優しいの?
もふ「…。」
うり「暗いなwww」
〈うりの部屋ここじゃない?
もふ「ハッ…ごめん帰るね…」
うり「えー…また来てくれる?」
もふ「…来れたらね」
ガチャン
うり「元気なかったな…」
ガララッ
たっつん「うりー元気しとったかー?」
うり「まあね」
るな「そういえばもふさん来ましたか?」
うり「うん」
皆「…。」
何この雰囲気。喧嘩でもしたのか?
うり「元気そうだったよ(大嘘)」
どぬく「やっぱ来てたんだねー」
のあ「落ち込んでないようでよかったです」
会いたいそうは思ってたよ
でも、俺が知ってるもふくんは来なかった
いつものはにかんだ笑顔じゃなくて…目元を隈でいっぱいにして謝るもふくん…
あんな人俺は知らない。あんなもふくんは嫌
うり「寂しいな((ボソ」
じゃぱぱ「ん?」
うり「なんでもない」
俺が探してあげるよ。本当のもふくん…
うりが…すごく怖かった…泣きそうだった
皆怖い…怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い…怖い
メンバーからの扱いが雑になってきてる
目を合わすと怒ったような顔をしてそっぽを向いてしまう
もふ「もう嫌だな…」
もふ「もう寝よ…」
あれ…ここどこだ?
もふ「また夢か…」
ガシッ
もふ「!?」
じゃぱぱ「そうやってまた逃げるのかよ」
たっつん「お見舞いとかよく行けたな」
シヴァ「迷惑じゃない?www」
るな「うりさんが可哀想」
ヒロ「チッ…」
もふ「ご、ごめっ」
うり「俺ばっかりに…」
うり「うざいよ?」
うり「もふ」
てと「ほわぁ〜テスト後初登校」
てと「まだまだ頑張ります」
コメント
4件