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黒「会えるんじゃないか?」
確実に黒和の声だった。
天「そうだよー僕らも死んで思い出したから、覚えてるところが断片的で会えないだけじゃない?」
頭の上でちっさい天羽がいう。
(え?い、生きてる…?浮かんでる…?)
ら「え?!ダーペとホワぺじゃん!!」
ぺ「?だー…?ホワ…?」
俺の疑問も通り越し、会話は進んでいく。
ダ「ああ、だが俺たちとお前の世界もまた違うようだな。」
ら「だよな〜」
ホ「んで、久しぶり福葵。いや、ぺいんと?」
天羽がクルリとこっちを向いて言った。
ぺ「えっと…」
ホ「?」
天羽ははてなマークを出しているようだった。
ら「どしたのぺんちゃん」
ぺ「…。会えてよかったぁ…。」
少し寂しそうな顔をしているだろう。
だけど俺にはこの人達のいうぺいんとではないし、福葵でもない。
本来は俺がもらって良い言葉じゃないんだろう。
だけど、皆んなのほっとした笑顔が溢れると嘘だとは言えなくなる。
こうやって俺は誰なのかすらもわからないのだと知る。
ただ、精一杯、笑顔を作るしかないんだ。
その時、ぐぅぅーというお腹が鳴る音がした。
ら「え?」
らっだぁさんが黒和を見る。
ダ「すまん……。」
ら「え?!それでお腹減るん?!」
ホ「まぁ、しょうがないよ。僕も黒和も一応生き物だもの。」
ら「へー、じゃあご飯持ってこようか?元々ぺんちゃん用に作ったやつあるから。」
ダ「あぁ……よろしく頼む…」
そうすると俺たちのいる部屋から出た。
ホ「ぺいんと!やっほー。僕たちは君の分身体なんだけどね〜?差し詰め僕が天使で黒和が堕天使って感じなんだぁ。」
ぺ「へぇーそうなんだ、んじゃあ、そっちの俺はどんな感じだったん?」
どこかの心がボソッと何かを呟いた
ダ「俺たちの主人だった。」
ホ「そ〜!神様だったんだよ〜!天照大神!」
ぺ「おー!そっちの僕、すげー人じゃん!」
どこかの心がか弱い声で何かを言う
ホ「ぺいんとがまさか僕たちの弟になるなんてね〜」
その一言で黒和がふっと口元を緩める。
ダ「ああ、福葵が俺たちのところに来たのは運命だったな。」
どこかの心がしっかりした声で言う
ホ「おー黒和にしては珍しいこと言うね〜」
ダ「なっどう言うことだ?!」
ぺ「へー?面白いこと聞いたな〜?」
そう揶揄うと扉がバンっと開い。
ら「ペんちゃん達〜!できたよ〜!!」
どこかの心が大声でいう。
ら「どや!二度揚げたて!エビフラーイ!」
ホ「わ〜!」
ダ「おお…」
らっだぁさんカリッと言いそうなエビフライを前にして二人は歓声を上げる。
ら「どう?我ながら上手くいったんだが?」
ダ「ああ、随分と器用なんだな。」
ら「いやいやーそれほどでも?ぺんちゃんが好きなエビフライにしたんだけどダーぺ達も好きな感じ?」
どこかの心が悲鳴のような声を叫ぶ。
(…僕ってらっだぁさんの言うようなぺいんとじゃない…!黒和達の言う神様でも福葵でもないし…!!)
(誰も僕を見てはないじゃん…!!! )
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