テラーノベル
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第一部 また文章を書き換える。
「あぁぁぁもう!」
俺が書いたネット記事は不評だった。
「ネットで簡単に稼げると思ったのになぁ。」
今日も俺の記事に広告を載せてくれる会社は見つからなかった。
空は曇っている。
「おはよ、コンポタージュ。」
親友の陽一は俺の顔を見ていった。
「コンポタージュじゃねえよ。」
「ってかお前、今日も寝てないのかよ。」
親友は友達と違って心配はしてくれないのか。
「浩くん大丈夫?」
彼女の永遠は陽一と違って落ち着いてる。
「大丈夫。」
陽一は耳打ちしてきた。
「お前急に元気になってね?」
「うるせえよ。ってかなんかいい題材とかある?」
「ある。とっておきのがね。」
陽一は昔のネット記事を出した。
「200年前の大災害を予言したとされるカリオストリスによると…」
陽一は画面をどんどんスクロールした。
「今から一ヶ月後、日本の富士山が噴火して東京今日に溶岩が敷き積もるらしいぜ。」
俺はパソコンにカリオストリスについての記事をコピペして投稿した。
「これで3週間後のデート代ちょっとは稼げるかなぁ。」
朝起きた。183件。想像以上のコメントの量だ。カリオストリスについてのコメントばっかだったが一つだけ目を引くコメントがあった。
”その日の東京では溶岩ではなく冠水が起きる。”
コンポタージュ(自称未来人)さんからのコメントだ。気味が悪い。なんで俺のあだ名なんだよ。
2週間後、永遠がトラックにひかれた。失血死だ。お婆さんを助けたらしい。小さい頃俺がプレゼントしたリュックを背負いながら。よっぽど彼女らしい。葬式には呼ばれなかった。遺族が永遠の顔を俺に見せたくないんだろう。
さらに2週間後雨が降った。街が埋まるほど。とにかく頭を冷やしたかった。
俺はパソコンに向かってコンポタージュ(自称未来人)のアカウントにDMを送った。
”会いたい”と。その瞬間、後ろから気配がした。
「俺に会いたいのか。」
冷や汗をかきながら、振り向いた。目が合った。フードと仮面の男が俺に迫ってきた。
「う、うわぁー…」
「うるさい。叫ぶな。来い。」
「やだよ!ってかお前誰だよ!」
仮面の男は腕を組み少し考えたような行動をした後、言った。
「俺は未来人だ。だから、来い…」
俺は首の根っこを掴まれながら連れてかれた。俺の部屋が遠くなってく。
部屋が小さくなって見えなくなった頃、裏側がない扉が見えてきた。
男はその扉を開けながら言った。
「入れ。」
中は図書館のようになっていた。
「お前は何歳だ?日にちまで答えろ。」
「えーと、16年2ヶ月2日…」
男は本をペラペラめくりながら言った。
「だったら623ページくらいか。」
男は続けて言った。
「お前は今過去に戻りたい、そうだろ?」
「……」
「俺はお前の気持ちがわかる。」
「あんたに何がわかるっていうんだよ。」
俺はなぜか初対面の相手にも強気で当たれるほど壊れてしまっていた。
「まぁそう思うだろうな。」
男は席に座って俺を手招きした。
「で、過去に戻るか、戻らないか、どっちだ。」
「戻る。」
「わかった。過去に行くことの忠告をする。」
「歴史を改変してはいけない。」
男は本を開いて俺にぶつけてきた。視界が真っ白になった。
海道うる
23
#死表現あり
(株)姫神V
494
空は曇っている。
「…いってぇな。」
スマホを確認した。今は11月2日午前6時。永遠が死ぬ二日前だ。
俺は朝食も着替えもすっぽかして永遠の家に向かった。
「永遠…」
「げっ、浩くんなんで来たの?髪もボサボサだよ。」
「ご、ごめん。お、親と喧嘩してさ。」
「で?それで?」
俺は永遠の顔をじっと見つめていた。
「ねぇ~照れちゃうって。」
「あ、ごめん!」
遂に時は来た。11月4日、事故が起きる運命の16時。俺は学校への道、少し遠回りだが永遠の事故現場へ急いだ。
永遠はお婆さんを突き飛ばした。俺も永遠を思いっきり押し、トラックの前に我が身を投げ出した。
鼓膜を引き裂くブレーキ音。
俺はトラックに貫通した。中に入っていくような視覚だ。俺はトラックをすり抜けた。ホログラムのように。
「あぁ、これが死か。」
そして、トラックの運転手と目が合った。トラックの運転席の中に俺はいた。2秒後、振り返った瞬間、転がってた永遠が足の指から順番に頭のてっぺんまで潰れていく景色を見た。
叫び声は出せなかった。
俺も死んだのか?
俺の体がどんどん離れてく。
「お前は死ねない。」
そして裏側がない扉が見えてきた。
「説明してなかったな。」
仮面の男だ。
「お前は過去に戻った身体では死ねない。過去を改変することと同様だからだ。それに永遠を救おうとまでか…」
「俺を殺してくれよ。」
「無理だ。」
「なんでだよ。」
「俺がお前を殺させない。それはお前が俺を殺したと同じことになる。」
「は?」
「とにかく、この『虚記空間』では絶対的な管理者、神がいる。彼は歴史が乱れるのを嫌う。髪の毛の1mm単位でな。」
「虚記空間…?」
「この空間は虚記空間。現世ではアカシックレコードと呼ばれている。」
「アカシックレコード…記事にしたことある…」
「家の鬼門に体をぶつけろ。そうすればここへ来れる。」
それから何度も何度も過去に戻った。
全部永遠が死ぬ。
「とにかく今のお前は疲れすぎている。元の時間に戻す。」
男は本を俺にぶつけてきた。
「…痛い。」
11月19日、降雨量史上最多の1週間…
久しぶりに学校でも行ってみようかな。
俺は既に過去の世界で127618回、永遠を助け、また挫折。その繰り返しの中、3494056年ほど生きた。
俺の肉体はまだ16才か。
「よ、コンポタ…ってお前大丈夫か?」
「大丈夫だと思うか?俺はまだ引きずってんだぞ。」
「まぁ、そーだと思ったよ。」
授業中、仮面の男の言葉を思い出す。
「アカシックレコードを知っているものは俺合わせて27人いる。そのなかで宇宙誕生から宇宙終了までアクセスできるのは神中と言われる。3人いる。俺とかだ。さらに全ての時間にアクセスでき、最も多くの肉体を持っているものが神だ。」
ノートの端に、俺はボールペンで思いつく限りのタイムラインの数式を書き殴っていた。
宇宙のすべてを監視している神。そいつが歴史の乱れを髪の毛1mm単位で嫌うから、俺が代わりにひかれようとしたらトラックがすり抜け、永遠が足の指から頭のてっぺんまで潰されるなんていう、最悪なつじつま合わせが起きたんだ。
「だったら、神の目の届かないくらい、もっと前のページに遡って、根本から運命を書き換えてやる。」
すでに127618回、合計3494056年分も永遠の隙間で失敗し続けて、俺の頭はとっくに狂いかけていた。
だけど、諦めるという選択肢だけは、最初から俺の脳のプログラムには存在しない。
キーンコーンカーンコーン、と放課後を告げるチャイムが鳴る。
「じゃあな、陽一。俺、ちょっと急ぎの用事があるから。」
「おう。コンポタ、あまり無理すんなよ。」
「来るな。」
頭に声が響いてくる。
「俺を殺すつもりか?」
俺は叫んだ。
「永遠を生かすつもりだ!」
「神の逆鱗に触れるぞ。」
そんな神か神中かなのかもわからないやつを無視して俺は走り続けた。
扉だ。
扉から仮面の男が出てきた。
「来るなと言ったろ。」
俺はポケットからカッターナイフを出した。
そして、切りかかった。
仮面の男は全てお見通しのように攻撃を避けた。そして、俺の胸ぐらをつかんだ。
「いい加減諦めろ。お前じゃ無理だ。」
俺は胸ぐらをつかんできた手を刺したがすり抜けて、カッターナイフは床を通り抜け消えていった。
「お前のことは何でも知っている。」
俺はヤツの手を振りほどいて、俺の記録へと走り、飛び込んだ。
視界が真っ白になった。
転校して数日の永遠と喧嘩した後。
「もぅ、浩くんひどい!」
「え。」
「しらばっくれないで!」
「俺、何を。」
「き、記憶喪失!?」
「え、違…」
俺は永遠に肩を掴まれ前後に揺らされた。
「うわぁー、浩くんが記憶喪失なっちゃったよぉ〜。」
「違うって、俺は未来から来たんだって…」
「前まで自分のこと僕って言ってたじゃ〜ん。」
「え、永遠?俺さっきまで何してた?」
「やっぱ記憶喪失じゃ〜ん。」
確かに俺は小学生の頃、一人称が僕だった。そんな前まで戻ってしまったのか。どうしよう。小学生に戻ったはいいがどうすればいいんだ。
「そうだ。」
俺は小学6年生の時、リュックサックをあげたはず。そのリュックサックではなく違うものをプレゼントすれば…
でもリュックプレゼントまであと4年後か…
4年の月日がたった。
「浩くん誕生日おめでとー!」
「ありがとう、永遠。」
「浩、また年取ったな!」
「うるせぇよ!」
俺はすっかり忘れていた。
陽一と永遠から誕生日プレゼントを受け取った。
「開けていい?」
「もちろん!」
中にはルービックキューブが入っていた。
「ありがとう!俺からも。」
「え?私たち誕生日じゃないよ?」
永遠と陽一にそれぞれプレゼントを渡した。
永遠にはリュックサック、陽一にはスマホケース。
「リュック一生大切にする!」
「この前壊したからないすー」
中学校に入学する頃、思い出した。あの仮面の男が現れたのだ。
「誠 浩。お前歴史を改変させると言って何も変わってないぞ。」
「え?」
「このままだとあの時みたいに永遠がトラックにひかれるぞ。」
聞いた瞬間、すべての記憶がフラッシュバックしてきた。
「あぁ…」
「変わらないならそれでいいが。」
「…変える。」
「お前、何も変わらなかった癖に何なんだ。一度でもあいつを助けたか?」
「…助けれなかった…」
「歴史は変わったか?どこが変わったんだ?」
「何も、変わらなかった…」
「俺も人間なんだ。いい加減にしてくれ。」
男はそう言い、鬼門の奥へと消えてった。
「永遠、待っててくれ…」
俺はそう言うと鬼門に立ち、体をぶつけた。そのまま。仮面の男を追った。
「誠 浩。覚悟ができたか。」
俺は永遠を見殺しにする覚悟を決めた。そして、俺の記録の永遠が死ぬ直前のページを開いた。
俺はお婆さんを突き飛ばした後の永遠と目が合った。
そして時が止まった。
「浩くん?」
「ごめん…ごめん…俺は歴史を変えられなかった。」
「許せない。」
「…永遠…」
「何でこんなことになったの。」
「俺はお前を救おうと努力してみたんだ。」
「わかった。」
そのままトラックは突っ込んできた。永遠はトラックに押され、どんどんと遠ざかっていった。そして、トラックの運転手と目が合った。トラックの運転席の中に俺はいた。そのままトラックは停止し、野次馬がぞろぞろと集まってきた。永遠は救急車で運ばれて行った。
俺は運命に抗うことを諦めた。
第二部
俺は宇宙誕生から宇宙消滅までの時間にアクセスできるようになり、神中となった。俺は諦めない。
「あなたが神…」
巨大な玉座に座った神がそこにいた。俺は神に顔を見られないように仮面をつけ、フードを被った。
「お前が記念すべき3人目の神中だ。誠 浩。」
「何故あなたはマルチバースを嫌うのですか?」
「この虚記空間のサーバーが重くなるからだ。ただでさえ全生物の記録があるんだ。それが増えるなんて管理が行き届かない。」
そんなに話していいのか。
「あなたがいなければ俺の彼女も死なずにすんだ。」
俺は神を通り過ぎて「世界」の記録を見た。宇宙誕生。俺は興味本位で宇宙を見た。
生き物の気配がした。
「お前は誰だ。」
「私に名はない。」
気体が喋った。そして続けた。
「お前、体が炭素でできてるのか。」
「そうだが…」
「なぜ真空で生きれる?」
俺は少しふざけて言った。
「俺が神だからだ。」
そう言い残して、俺は宇宙の鬼門をくぐった。今のでわかった。魂だけを過去に戻す方法。これで肉体から離脱できる。
俺は俺の記録を呼んだ。
「…未来の俺が過去の俺の歴史改変をとめる…」
どんどんページをめくる。
もうすでに俺は全てを知ったつもりだ。俺は鬼門へ向かった。
俺と永遠を救う。
俺は魂を器から取り出した。
空は曇っている。
「…永遠…」
彼女がひかれる瞬間を見た。そして周りの野次馬に俺の魂を移し替えた。
過去を思い出す。
スマホの名前をコンポタージュに変えた。
高校生の頃の思い出に浸る。
俺は俺の記事を見た。カリオストリスの予言。
”その日の東京では溶岩ではなく冠水が起きる。”
俺はそう書いて、魂を抜き出した。
寝ていた。夢を見ていた。俺は直感から過去の誠 浩が俺に会いたがってることに気づいた。
彼の家の鬼門をくぐった。
「俺に会いたいのか。」
過去の俺はビクッと一瞬だけ痙攣した。
「う、うわぁー…」
「うるさい。叫ぶな。来い。」
「やだよ!ってかお前誰だよ!」
俺はコイツに俺の正体を教えるべきか?いや、無理だ。
「俺は未来人だ。だから、来い…」
俺は誠 浩の首根っこを掴んで引きずった。鬼門に向かって。
俺は虚記空間のドアを開けた。
「入れ。」
いつも通りの図書館。
俺は俺の記録を開いた。
「お前は何歳だ?日にちまで答えろ。」
「えーと、16年2ヶ月2日…」
記憶を探る。
「だったら623ページくらいか。」
俺は623ページを呼んだ。
過去に戻りたいと書いてある。
「お前は今過去に戻りたい、そうだろ?」
「……」
「俺はお前の気持ちがわかる。」
「あんたに何がわかるっていうんだよ。」
俺もお前と同じ、永遠を失った。
「まぁそう思うだろうな。」
俺は席に座り、浩を手招きした。
「で、過去に戻るか、戻らないか、どっちだ。」
「戻る。」
「わかった。過去に行くことの忠告をする。」
コイツは忠告を破る。
「歴史を改変してはいけない。」
俺は623ページに浩の魂を吸収させた。
「…コイツはまだ現世に肉体がないと移行できないのか。」
浩は寝てる。
魂が戻ってきた。そしてまた抜けて、また戻る。
127618回目。
やつは急に口を空けた。
「これが死か。」
まだ目を閉じてる。
「お前は死ねない。」
浩の魂を器に入れ戻した。
「説明してなかったな。」
完全に浩は目を覚ました。
「お前は過去に戻った身体では死ねない。過去を改変することと同様だからだ。それに永遠を救おうとまでか…」
「俺を殺してくれよ。」
「無理だ。」
「なんでだよ。」
「俺がお前を殺させない。それはお前が俺を殺したと同じことになる。」
「は?」
「とにかく、この『虚記空間』では絶対的な管理者、神がいる。彼は歴史が乱れるのを嫌う。髪の毛の1mm単位でな。」
俺も嫌だ。あんな神。
「虚記空間…?」
「この空間は虚記空間。現世ではアカシックレコードと呼ばれている。」
「アカシックレコード…記事にしたことある…」
「家の鬼門に体をぶつけろ。そうすればここへ来れる。」
そういったのが悪いがコイツは何度も永遠を救おうとする。やかましい。
「とにかく今のお前は疲れすぎている。元の時間に戻す。」
魂を元の時間軸に持っていった。
いや、帰ってくる。
「来るな。」
あいつの頭に直接語りかける。
「俺を殺すつもりか?」
「永遠を生かすつもりだ!」
この返しには驚きだ。
「神の逆鱗に触れるぞ。」
扉を空けた。
「来るなと言ったろ。」
浩はポケットからカッターナイフを取り出した。そして切りかかってきた。やかましい。
俺は浩が後にどんな動きをするにかも全て知っている。浩の胸ぐらを掴む。
「いい加減諦めろ。お前じゃ無理だ。」
俺の手を振りほどいてヤツは記録へと走っていった。
「お前のことは何でも知っている。」
何度こいつの相手すればいいんだよ。
俺は神の顔を知っている。だがヤツは俺の顔を知らない。
あいつも人間だ。記録があるはず。神の魂は現在、虚記空間にいない。
全ての人間の記録を見た。
神に一番近い人物。カリオストリスという男だ。中世ヨーロッパで預言者…
「くだらねぇ。」
俺はカリオストリスの記録をそっと戻した。神の魂が戻ってきている。
ただの人間…ただでかい玉座に座ってるだけ。
俺はひたすら虚記空間の技術を磨いた。そして、こっそり神中2人の記録を書き加えた。
「神は神ではない。神の人間の姿はカリオストリス。」
そして俺は浩に会いに行った。
「誠 浩。お前歴史を改変させると言って何も変わってないぞ。」
「え?」
「このままだとあの時みたいに永遠がトラックにひかれるぞ。」
コイツの記憶を全て思い出させる。
「あぁ…」
「変わらないならそれでいいが。」
「…変える。」
「お前、何も変わらなかった癖に何なんだ。一度でもあいつを助けたか?」
「…助けれなかった…」
「歴史は変わったか?どこが変わったんだ?」
「何も、変わらなかった…」
「俺も人間なんだ。いい加減にしてくれ。」
本当にいい加減にして欲しい。
浩の目は暗かった。覚悟は決まったようだ。
「誠 浩。覚悟ができたか。」
俺はそう言い、俺も事故現場に戻った。
そして、時を止めた。
浩は永遠と抱きしめ合っていた。永遠は驚いたような目で俺を見た。
「浩くん?」
俺はそっと仮面を外した。
「そんな簡単に気づかれるとは。永遠、あんたは歴史に沿って死ななければいけない。神のいたずらのせいでな。」
「許せない。何でこんなことになったの。」
俺は俺の記録をすべて永遠に読み込ませた。
「俺は諦めない。神を殺してお前をいつか生かせて見せる。そのために死んでくれ。」
「わかった。」
時を進める。
そして背を向け鬼門へと入っていった。
「これでようやく浩は諦める…」
「こっからが本当の浩だ。」
俺は仮面を外したまま、2人の神中を集めた。
「浩さん、あなたが神になるべきです。」
「やってやる。神殺しを。」
神中は神を囲んだ。
「世界を救わなければならない。」
「私を殺す、か。」
ヤツは肩を震わせながら大笑いしだした。
「全て私が書いたシナリオ通りだよ。さぁ私を殺せ!消せ!」
気味が悪い。
「最後に神からの一言…」
ヤツは2人の神中に抑えられている。
「俺が全て作った!この宇宙も、この虚記空間も、全てなぁ!俺が作った初めての生物は失敗作だった。形を作っても蒸発し、気体となった。知能があるが手も足もない。そう神はお前だ!誠 浩!やつらもそう認めた。それを俺も知っている!お前の大好きな、彼女の結末もぉ、俺が決めたぁ!」
俺はカリオストリスの記録を消去した。
「そう、俺が神だ。」
空は曇っていた。
「浩くんー。」
「おはよ!永遠!」
コメント
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うわ、これすごい……! 時間ループものかと思いきや、未来の自分が“仮面の男”として登場する構造、めちゃくちゃ好きです。127618回も永遠を救おうとした主人公の執念と、それでも変えられない歴史に対する絶望感がひしひしと伝わってきました。神がシナリオ通りだって笑うラストもゾクゾクします。続きが気になりすぎる……!