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洗濯物をまとめて、一階にある洗濯場まで持って行った帰り道。
侍女服にエプロンをきっちりと身につけたローズは、少しだけ遠回りをしてベロニカの部屋に戻ろうと屋敷の中央階段を上っていた。
二階に到着し窓辺に歩み寄る。
今日も昨日に続いて天気が良く、大きな窓からは庭園を彩る美しい花々や草木が暖かい日光の下で気持ちよさそうに揺れているのがよく見えた。
（ブラッド公爵家の庭は、管理が行き届いていて素晴らしいわ。庭師の腕もいいのよね）
枯れた草花が目に入らないようきちんと手入れされているし、また人の目を飽きさせないために時期ごとで花は入れ替わる。
（王城でも部屋からこうしてよく眺めていたものね……）
刺繍や読書の合間に、自室の窓辺に運んだテーブルで景色を眺めながらお茶を＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
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