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__探偵社


『はぁ~….やんなっちゃうわ。』


一人四階の物置でため息をついていると、下から何やら轟音がした。


『え、何。何事?』


急いで階段を駆け下りてドアを開けた。

そこには、誰もいなかった。


『…え?一寸、皆何処?ドッキリならやめて。』


呼びかけても返事をするものはいない。

と、床に一枚の手紙が落ちている。


『なにこれ。えっと…』


そこには”大切仲間を殺されたくなければ指定の場所に一人で来い”

と書いてあった。


『…拉致、か。いい度胸じゃん、私の仲間拉致るなんて。こんなん、すぐに叩き潰して__』


__無理よ。すでに殺されてるわ__


『ッしゃべるな!』


__貴方は期待されても応えられない。でしょ?__


『やめろ!』


やめて、やめて、思い出させないで。

やっと、ましになってきたのに。


『やめ…て。父様、母様、ごめんなさい。ごめんなさい。』


私は意識を失ってしまった。


メメントモリ ~死を思う花言葉~

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