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月と孤独

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月と孤独

3 - 初任務

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2025年11月24日

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『08番、早く食え』『でも、グリンピース嫌い…』


先生は、鞭で俺の背中を叩く。

背中に痛みが走る。


『早くしろと言ってるんだ!!』


涙が止まらない、痛い、痛い、


「はっ!」


また昔の夢を見てたのか。って、なんでベッドで寝てるんだ。そういえば昨日…


「って、あいつ!」


俺は急いで寝室を飛び出てリビングに向かう。


「あれ、?いない、?」


キッチンに行ってみると…


「先輩、おはよーございまーす」


料理をしている理緒がいた。


「あぁ、おはよう、」


妙にピンクのエプロンが似合っていた。

っ、これは、?


「卵焼きか?」


「あったり~!美味しそうでしょー?師匠にいっつもつくってたんだ~!」


得意気に卵を巻いていく。


「先輩は座ってて、今日は僕がつくるから」


理緒の指先が俺の唇に触れる。


「わかったよ、早く作れよ」


俺は渋々リビングでテレビを見る。

数分後にお皿に乗せられた卵焼きと味噌汁、食パンが出てきた。


「いやー、料理初めてだから美味しいかわかんないっすよ?」


少なくとも見た目はすごく良い。

問題は味だ。


「いただきます、」


卵焼きを1口食べる。


「んっ!うまい」


すると理緒の顔は明るくなって。


「そう?先輩のカレーには負けるけどね」


理緒はパクパクと朝食を平らげた。

俺も負けじと食べた。


朝食の片付けをして、着替える。


俺の場合はスーツに日本刀を背負い、銃を腰につけるスタイル。

理緒の場合は両足の太ももにナイフを入れるベルトをつけて、タガーナイフをそこに入れる。そして可愛くて結んだツインテール(ウィッグ) に毒塗りヘアピンをつける。やはりミニスカワンピだった。


「動きづらくないのか?」


「あー、まぁ動きづらいけど、相手の警戒心を解くのにはいいんで、それに俺の戦闘スタイルにはあってるんすよ」


話ながらロビーに向かった。

ロビーにが既に伝達役の人間がいた。


「A区の5番港倉庫をアジトにしている連中を抹消してこい、タイムリミットは1時間、そのうちにサツが来る。気を付けろ」


「うっす」


頷いて俺らはロビーを出て車に乗る。


「先輩、車運転できるんすか?」


「まぁ、免許はねぇけどな」


話してるうちに目的地についた。

作戦はない。どうするか悩んでいると、


「先輩、僕に任せてほしいっす。ウインクしたら入ってきてくれていいっすよ」


と理緒は告げて

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