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入社試験怖すぎ😱w本物だよ、?怖すぎない?ってかこの世界に参加させていただけないでしょうか!!
太宰「…あ、そうだっ!!」
ソファに横たわっていた太宰さんが、勢いよくガバっと起き上がる。
敦「わっ…びっくりした……。」
「太宰さん、どうしたんですか?急に飛び起きて、」
国木田「遂に仕事をするつもりになったか?」
「というかさっさとしろ、お前の仕事がたまりに溜まっているのだ。」
太宰「うふふ、そんなわけないじゃないか〜! 」
「それに、するつもりもないよ♪」
国木田「貴様という奴は…ッッ!!!!」
敦「ま、まぁまぁ…」
「いつものことじゃないですか…!」
敦さんが慌てて止めに入る。
太宰「そんなことよりっ、小百合ちゃん!」
『えっ、ぁ私ですかっ!?』
太宰さんが、鏡花ちゃん達と話していた私のところへと近づいてくる。
太宰「外に出て街を見に行こうっ!」
「武装探偵社に入るんだ、街のことも知っておくべきさ!」
『え…いや、まだ入るって決まったわけじゃ…』
太宰「ほら!私が行くと言ったのだから!早く行くよ〜!!」
太宰さんはそう言うと、私の腕を掴み、探偵社から出ていく。
乱歩「あ、太宰。街に行くなら彼処の駄菓子屋でお菓子買ってこい」
太宰「承知しましたー!」
『ちょっと待っ…!!』
ぁぁぁぁぁ〜!!!という断末魔を叫びながら私は探偵社から引きずり出される。
敦「行っちゃいましたね…」
谷崎「大分強引だったけど…笑」
鏡花「小百合は私達と話してたのに…」
賢治「太宰さん、嵐のようでしたね!!」
与謝野「全く…あの行動力を仕事に回してくれればいいのにねェ…笑」
国木田「全くです…」
太宰「ここが私の行きつけのうずまき」
「ここの珈琲は美味しいんだよ」
『へぇ…、探偵社の下の階にあるんですね。』
太宰「下の階だから探偵社の皆でよく来るのだよ」
うずまきの店員「あっ太宰さぁ〜ん!」
太宰「おや、可憐な美女が私に何か用でも…」
うずまきの店員「太宰さん、ここのツケ、いつ返されるおつもりですかっ?」
太宰「…(汗)」
うずまきの店員「ツケ、大分溜まってますよ〜」
「これから自殺ですか?おすすめの生命保険、紹介しますよ〜!」
太宰「う、うふふ…今回はちょっとお邪魔するね…」
「…小百合ちゃん、…次の場所案内するよ」
…へぇ〜、太宰さんってこれに弱いのかぁ…
こういう風に焦るんだなぁ…。
太宰さんの弱みみっけ
『生命保険いいじゃないですか、太宰さんよく自殺しますし。』
太宰さんの弱みを発見した私はここぞと言わんばかりに追い打ちをかける。
『探偵社にもお金入ってWin-Winですよ!』
太宰「小百合ちゃんッッッッ!?!?!?」
はは、おもしろ…(
太宰「…で、此処が包帯が安く買えるところで…」
『…太宰さん包帯好きなんですか?』
太宰「え?嗚呼、包帯は体の一部だけれど(?)」
成程。だから身体中包帯で巻かれてるんだ、
…いや、大分私情入ってんなこの街案内。
太宰「それで此処が…」
通行人「ッきゃあぁぁぁぁッ!!!!」
太宰「ッ!!!」
『ぁ、ッえっ、!?』
太宰さんと私は、叫び声のした方へ走る。
其処には、ナイフを持った中年の男が、がむしゃらに走っていた。
通行人「きゃぁぁぁッ!!!」
通行人「ちょッッ危ないじゃないッ!!、押さないでよッ!!!」
周りの人達は叫び声を上げながら、通り魔と思われる男から逃げていく。
『え、ちょ、通り魔ッ…!?』
太宰「ッ、凄いタイミングだねッ…」
通り魔「う”わあぁああぁぁぁあ”あッ!!!!」
ナイフを持った通り魔が前に居る女の子めがけて走っている。
女の子「ッッえ、っ?」
太宰「ッ危ないッ!!!!!」
…え、刺される…?
目の前で、女の子が…?
血の気が引いているのが自分でもわかる。
刺されたら入院…?いや、最悪死んじゃうかも
そんなことを考えているうちに、通り魔は女の子へと走っている。
ガクガクと足が震えて、動けなかった。
“死”それは誰もが一度は想像したことがあること。
私は入院していた頃、毎日考えていた。
自分はいつ死ぬのだろうと、早く死にたいとも考えていた。
毎日考えていたことが今、自分の目の前で起ころうとしている。
あの女の子はまだ学生だ、自分と同じ16歳。
でもあの子は私とは違って病気もなく、友達もいて充実した生活を送れているはずだ。
スクールバックに可愛い人形のキーホルダーを付け、メイクだって可愛くしている。
そんな子が通り魔のせいで死ぬなんて。
無性に「死なせたくない」そう思った。
この気持ちは単なる私のエゴかもしれないけど、私のエゴで女の子の命が救われるなら…
さっきまでガクガクと震えて動かなかった足が、女の子の前へと動いていた。
『ッ、危ない!!!!!』
いつの間にか私は女の子の前へと覆いかぶさっていた。
太宰「小百合ちゃんッ!!!」
本当は病死するはずだった私、運よく生き残れていただけ。
そんな私の命くらい、この子に捧げれる気がした。
私が”死”を覚悟したその時。
国木田「そこまでだ!!」
“異能力 独歩吟客!!”
『っえ…?』
谷崎「小百合ちゃん!!」
敦「小百合さんっ!!大丈夫ですか!?」
『あ、敦さん…、!私は大丈夫です…』
太宰「ふぅ…危なかったねぇ 」
「ナイスタイミング♪」
国木田「なぁにがナイスタイミング♪だ!!」
「危うく怪我人が出るところだったじゃないか!!!」
敦「そうですよ太宰さん!!いくら入社試験だからって…!!」
谷崎「あはは…、、 」
「メッセージで「大通りに通り魔が出るから私が指示を出すまで道の角に隠れてて」なんてびっくりしましたよ、」
『…え、入社試験…?』
太宰「ふふ、そうだよ。これは入社試験」
「君の実力と覚悟を試すもののね 」
太宰さんがニコニコしながら言う。
『…実力と、覚悟…?』
ポカーンとしていると、鏡花ちゃんに言われたことを思い出す。
鏡花「…入社試験は実力と覚悟が求められる。」
「自分の身も捨てる覚悟で臨まなきゃいけない」
『…ぁ、これ入社試験…』
通り魔「お”ぃ”ッッ!!!離せ”ッッッ!!!!」
…すぅ…。 え?
『ぁ、え…この通り魔って…』
太宰「あ、ちなみにこの通り魔は本物だよ!」
『ッえ、????』
太宰「私達の入社試験がなかったら、今頃被害者は救急車行きだね♪ 」
ちょっと待ってください、それ私のことですよね????
国木田「馬鹿か貴様は、入社試験がなくても止めるに決まっているだろう。」
太宰「まぁっ〜、通り魔事件解決兼入社試験って事で!同時にできて一石二鳥じゃないかぁ 〜♪」
ぁ…え、ほん、本物…通り魔…本物だった…、…。
『ほん…もの……通り魔…ホンモノダッタ…』
敦「ちょッ、小百合さぁんッ!?!?」
『ホンモノォ…………』
敦「小百合さぁぁぁぁぁんッ………!!」
女の子「あっ、あの!!」
『…ァエ…?』
女の子「あの、本当にありがとうございました!!」
『…え、? 』
女の子「あの時…通り魔から助けていただいて」
『あ、いやそんな… 』
女の子「私…あの時怖くてッ…足…動かなくて…」
「もう死んじゃうのかな…って、正直諦めてたんですけど…」
「貴方のおかげで、生きていられています。」
「本当にありがとうございましたッ!!!」
『ぁ…』
女の子にバッと深くお辞儀をされる。
自分のエゴだと思ってやったことが、こんなに感謝されるなんて…。
心が少し和むような気がした。
太宰「よし、通り魔も警察に引き渡せたようだし!」
「打ち上げでもしようじゃないか!!」
『打ち上げ?』
敦「武装探偵社入社記念パーティーのことです!鏡花ちゃんの時も皆でしたんですよ!」
『へぇ…』
国木田「パーティー道具は経費から…パーティー道具は経費から…パーティー道具は経費から…パーティー道具は経費から…パーティー道具は((」
谷崎「国木田さん……」
『え…笑、あ、大丈夫ですか…?』
敦「あ、国木田さんのことは気にしないでくださいっ!!!(」
太宰「うふふ〜、そうと決まったら!」
「早く探偵社へ帰るよ〜!!!」
太宰さんはそう言うと、私の手首を掴み、探偵社へと走る。
あれ、これデジャウ。
『まっ、待ってくださいよぉぉ!!』
敦「あっ!!太宰さん狡いですよ!!」
「先に行くなんて!!」
谷崎「太宰さん!?待ってくださいっ!?」
国木田「おい待て包帯無駄遣い装置め!!」
太宰「そのあだ名は辞めてくれないかな!?」