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エル@リム×受けデース
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敦/谷崎「ほらほら、小百合ちゃん!入って入って!」
敦さんや谷崎さんに急かされ、国木田さんの「入れ」と言わんばかりの圧に押しつぶされながら、私は探偵社の扉の取っ手に手をかけた。
『うぅ…、た、只今戻りましたぁ…』
ガチャ、と音をたてながら扉を開ける。
パァンっ!!
探偵社「小百合ちゃん/さん入社試験合格おめでとう!!!!」
クラッカーの音と共に探偵社の皆の声が、探偵社内に響き渡る。
私は ビクリと体を震わせながら、探偵社の部屋を見渡す。
『わ…、凄い綺麗になってる、✨️』
探偵社の部屋は可愛い風船やガーランドなどが飾られ、奥の壁には「探偵社入社おめでとう」と書かれた紙が貼ってある。
乱歩「そうだろ?君の為の装飾だよ。」
「まあ、程々に楽しめばいいさ♪」
乱歩さんは片手に駄菓子、もう片手には美味しそうなご馳走を持ちながら言う。
乱歩さんの隣には、微笑んでいる社長さんも居た。
鏡花「装飾は私達がほとんどやった。」
賢治「頑張りました!!✨️」
与謝野「まあ、乱歩さんも何時にもましてご機嫌だし、それでいいじゃないか」
『あはは…笑』
どっちが大人なんだか…と内心呆れながら、こののほほんとした空気に心地よさを感じる。
ナオミ「…あら、太宰さんは何処に?」
ナオミさんが辺りをキョロキョロしながら問う
谷崎「嗚呼、太宰さんならケーキを…」
敦「谷崎さん!?!?」
谷崎さんが何かを言いかけたところに、敦さんが谷崎さんの口をガバっと押さえ、止めに入る。
…ケーキ?
ケーキがどうかしたのかな…?
谷崎「あ”っ、ごめんっ!!!」
「これは秘密だったね…!!」(小声)
敦「そうですよっ…!気をつけないと…!!」(小声)
谷崎さんと敦さんがコソコソと言い合ってる。
ナオミ「…あぁ!よく分かりましたわ♪」
「そういうことでしたのね!」
『???』
どういうことでしたの!?((
仕事もしない太宰さんがケーキを買いに行く…?なんてことしないだろうし…。
国木田「…まあ、あの唐変木のことなど今は気にしなくてもいい」
賢治「そうですよっ!そんな険しい顔してないで! 今 は楽しみましょう♪」
敦「ほらっ、小百合ちゃん!ご馳走もいっぱいあるよ!」
『す、凄い…。めちゃくちゃ美味しそうだね…✨️』
目の前に出されるとても美味しそうなご馳走に、目をキラキラさせながら感想を述べる。
与謝野「料理は妾らがやったんだよ」
鏡花「入社記念パーティーだから…少し気合を入れた。」
ナオミ「手をよりをかけましたの!」
『えっ、!!与謝野さん達が作ってくださったんですかっ、!?』
高級料理と言われても過言ではないこの料理を、与謝野さん達が作っていると言われて驚きが隠せない。
えぇ…何それ料理ロボットか何かですか????
…毎日作ってくれたりしないのかな(
『んっ、!んふ…うま…、✨️』
私は沢山のご馳走を口いっぱいに頬張る。
与謝野「小百合…あんまり沢山含むとむせるよ笑」
賢治「小百合さん、りす みたいですね!」
ガチャッ!!!
太宰「ただいま 〜!!!!! 」
『ブフッッッッ!?!?』
敦「小百合ちゃぁんッッッ!?!?」
太宰「おや?」
『げほッ、げほッッッ… 』
与謝野「あぁ〜あ〜…言わんこっちゃない… 」
乱歩「あっははははっ!!♪ 」
「小百合〜むせてるね〜!!笑笑笑 」
谷崎「乱歩さんも笑ってないで手伝ってくださいよ〜っ!💦」
乱歩「え?何を?」
谷崎「ら”んぽさ”んッッッ(泣)」
社長「ら、乱歩…。」
太宰「…ありゃりゃ、大惨事??」
鏡花「…半分は貴方のせい。」
太宰「え?」
『ん”んっ、コホンッ』
『ぅんっ、もう大丈夫ですっ! 』
国木田「そうやって言って、また吹き出すんじゃないぞ。」
ちょっと辞めてよ国木田さん、フラグ立ちまくりなんですけど。
『あの時は急に扉が開いてびっくりしただけです!』
太宰「…てことは私のせい?」
賢治「らしいですね!♪」
敦「賢治くん…それ、音符つけながら言うことじゃないよ…( 」
『…そういえば!太宰さんはさっきまで何処へ行ってたんですか?』
太宰「あぁ〜、そうだったそうだった。」
「危うく忘れるところだったよ、小百合ちゃんナイスタイミング♪」
『…?』
鏡花「…小百合、目つぶって 」
『えっ。』
鏡花ちゃんに目を隠され、視界が黒色に染まる
『…まだぁ…?』
鏡花「まだ。」
内心、遅いなぁ…とも思いつつ、黒く染まった視界と、長い沈黙が過ぎるのを待つ。
国木田「おい、太宰。もう少し綺麗にしろ」(小声)
太宰「これでも綺麗にやっているのだよ」(小声)
乱歩「へったくそだね〜!!」
社長「ら、乱歩…もう少し静かにしろ…」
沈黙……、…沈黙…??
鏡花「…もういいよ」
鏡花ちゃんにそう言われ、ぱっと手を離される。
『わっ、眩しっ…』
急に光が差し込み、目が眩む
目が光に慣れてきて、目の前の光景が映る。
『っわぁっ…!!✨️』
『かわいい…っ!✨️』
目の前には、白色のクリームが沢山塗られ、綺麗な花達で彩られた、とても可愛らしいケーキがあった。
与謝野「妾らからの入社祝いだよ」
国木田「…このケーキが一番高かった…。。」
谷崎「まっ、まぁ…これも仕事と思えば…」
太宰「このケーキを取りに行ったのは私なんだからね!」
「本当、感謝してほしいよ!」
…太宰さんが…ケーキを…
国木田「そのケーキの代金を払ったのは俺だが!?」
敦「流石にケーキ代も経費で払っちゃうと赤字ですもんね…」
太宰「国木田くん太っ腹ぁ♪」
国木田「巫山戯るな”ッッ!!💢」
「大体貴様の為に買った訳ではないのだ!!💢」
乱歩「国木田、”小百合”の入社祝いだからって払ってくれたんだよね〜」
「しかもそのお店で一番高いやつ♪」
『え…』
国木田「ちょっ、乱歩さんっそれは!!」
そうだったんだ…。 …え、待って泣きそう…
太宰「そういう乱歩さんも、嬉しそうだったじゃないですか♪ 」
「いい人材のやつが入ってくるって!入社試験合格する前から♪」
乱歩「あ”、ちょ太宰っ!!!」
「ぁ〜…ぅ”………、フンッ//」
『ポカーン…』
…入社試験合格する前からってことは、私が合格するって信じてた…ってこと?
…あ〜、待ってダメだ、これ。
本当泣く。
『ッ、(泣)』
我慢すればするほど涙が滲んでくる。
賢治「わわっ、小百合さんっ、大丈夫ですか!?」
敦「ど、何処か痛いの…?」
『っや、違くてッ…(泣)』
『探偵社の皆にこんなに歓迎されてたなんてっ、思わなくて…ッ』
そう、いわゆる嬉し泣きだ。
決して何処か痛いわけでも、悲しいわけでもない。
『嬉しくてぇッ(泣泣)』
与謝野「小百合、目擦ると赤くなっちまうよ笑」
ナオミ「ハンカチがありますわよ!!」
「これで拭いてください♪」
ナオミさんに涙を拭われながら、探偵社の皆に温かな視線を向けられる。
『…見ないでください…、// 』
私としたことが。皆の前で泣いちゃったよ…
鏡花「…それは無理、」
『なんでっ…、!?』
社長「…小百合。泣き止んだか?」
『はい…もう大丈夫です……』
『お恥ずかしいところをお見せしました…💦』
敦「そんな、全然!!」
鏡花「泣くことは恥ずかしいことじゃない。」
賢治「その通りです!!」
「ほら、このケーキを食べて、元気出してください!!」
『うん…ありがとう』
賢治くんに差し出されたケーキを両手で受け取る。
与謝野「はい、フォークを使って食べな」
与謝野さんにフォークを渡される。
『あっ、ありがとうございますっ!!』
私の入社祝いのケーキを、フォークでひとすくいし、自分の口に運ぶ。
『ぁ〜…』
パクっ
『んっ!』
クリームの甘みと、カットフルーツの酸味、スポンジの素朴な味が混ざり、とても美味しい。
ナオミ「ケーキのお味はっ?」
『とっても美味しいですっ!!』
一口、また一口と黙々とケーキを食べ進める。
『んふっ…』
与謝野「ほら…また沢山含んで……」
「またむせるよ笑」
『…ぇへへ、、』
太宰「…ふふっ笑」
探偵社「…小百合ちゃん/さん、探偵社入社、おめでとう」
『ゴクンッ、』
『っはいっ!!(泣)✨️』
コメント
4件
レタスちゃん久しぶりだねーこれ!やっぱ面白いや!